こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。
この時代に多くの人が抱える不安として、「貯金がなくなったらどうしよう」というものがあります。
確かに、貯金は緊急時のための備えであり、安心感を与えてくれる大切な資産であることは間違いないので、収入と資質のバランスが崩れ、それが少しずつ減っていく状況を目の当たりにすると、そりゃ不安にもなります。
しかし、ここで考えてみてもらいたいのが、本当に恐れるべきことは、貯金が底をつくことなんでしょうかね。
実は、いざというときに自分の力で稼ぐ能力がないこと、そして困ったときに助けてくれる人がいないことの方が、もっと深刻な危機であり、顕在的な貯金の問題よりも、そういった潜在的な漠然とした恐怖に怯えてる人も多いと思います。
で、この2つの力を手に入れるためには、一定の節約や貯金をもしつつ、ここぞというときに積極的に投資できなければならないんです。
貯金の安心感の罠
貯金は確かに心の安定をもたらしますし、通帳の数字が増えていくのを見て、心の余裕ができていくという感覚もわかります。
まとまった資金があれば、大型家電の買い替えや、病気で動けなくなったときなど、急な出費にも対応できますし、日々の生活において物理的な余裕も生まれますからね。
しかし、この安定感は長続きする保証がないものです。
貯金は使えば減るものであり、突発的な病気やケガ、リストラ、その他トラブルなど、予期せぬ事態で一気に消えてしまうこともあるからです。
つまり、貯金は一時的な安心感でしかないということです。
経験がある人はわかると思いますが、仕事を辞め、このくらいの貯金があれば少しはゆっくりできるだろうと思いきや、そんなものは束の間で、あっという間に貯金が底を尽き、焦ってアルバイトや就活をしたことがある人も多いんじゃないですかね。
貯金というのは、一時的な安心感しかもたらさないどころか、ときとして人の危機感さえも麻痺させてしまうんです。
稼ぐ力こそが真の安定
これに対して稼ぐ力を持つということは、長期的な安定や潜在部分の安心を生み出します。
稼ぐ力とは、言うまでもなく、雇用など他者への依存を必要とせず、必要なときに必要な額を稼ぐことができるスキルや知識、アイデア、マーケティング力、そして行動力のことを指します。
もちろん、雇用されるのが悪いというわけではなく、たとえば、特定のスキルを持つことで転職の選択肢(給料や働き方)が広がりますし、フリーランスや起業といった生き方も自由に選べるようになります。
さらに、経済の変化や社会の動きに対応できる柔軟性を持つことも重要で。
稼ぐ力やマーケティング力を備えている人は、政治や経済がたとえどんな状況に陥っても、自分や大事な人をリスクから守ることができます。
稼ぐ力を鍛えるための自己投資
稼ぐ力は一朝一夕では手に入るわけはなく、その力を手にいれるためには、努力と時間、そしてときには資金を投じることが必要です。
スキルを習得するための講座に参加したり、書籍を読んだり、資格を取得することなどは、すべて自己投資であり、これらにかかるお金を「出費」と捉えるのではなく、将来のための「投資」として捉えることができるかが、稼ぐ力を養う上で重要なポイントです。
もちろん、学びに金や経験にガムシャラにお金を使えば良いというわけではなく、今の自分に何が必要かを見極め、選択し、ムダな出費をしないように注意は必要です。
そのためには、まずは自分でいろいろやってみるという、時間の投資が最初に必要になってくるかもしれません。
助けてくれる人が周りにいない恐怖
月並みな言葉ですが、「人は一人では生きられない」と言われるように、僕たちは人間関係の中で支え合いながら生きています。
しかし、助けを必要とする瞬間に、周囲に頼れる人がいない状態は非常に恐ろしいもので。
生活に困窮したときや事業に失敗したとき、病気やケガなどで健康を害してしまったときに、精神的にも物理的にも頼る人がいないというのは辛いものです。
国に頼れる部分も多々ありますが、ほとんどの救済制度は複雑かつ審査も厳しいので、すぐに受け皿になってくれるわけではないですからね。
また、ネガティブな場面においてだけではなく、たとえばビジネスにおいても、協力者や相談相手がいることで、より良いアイデアが生まれたり、トラブルに対処することが可能になりますよね。
孤独での戦いは限界がありますが、強力な人脈を持つことで、一人では成し遂げられないことが可能になるんです。
人脈の構築にはお金と時間がかかる
助けを必要とする際に、頼れる人脈を作る上で、ただ待つだけではどうにもならないので、オンラインでも良いので、普段から積極的に人と出会い、交流を深めておく努力が必要です。
コンサルを受けたりオンラインサロンなどのコミュニティに参加したりするには費用がかかります。
しかし、これも自己投資の一環であり、質の高い人脈を築くには、単なる仕事仲間を超え、精神的なつながりや信頼のネットワークを作ることが必要になります。
稼ぐ力と人脈を身につけるためには、下記のような具体的ステップが必要になるということですね。
自己分析を通じて自分の得意分野や強みを見つけ出す
スキルアップや新しい分野への挑戦を通じて稼ぐ力を高める
コミュニケーションスキルを向上させ、信頼関係を築く方法を学ぶ
相手のニーズを理解し、与えられる価値を高めていく
お金よりも価値のあるものを手に入れる
お金は大事ですし、生きていく上で最も重要なリソースの一つですが、それ以上に「稼ぐ力」と「人とのつながり」を持つことが、長期的な人生の安定と幸福につながります。
貯金があるからといって安心しているだけでは、お金に対する価値観をいつか狂わされ、過度な貯金マインドや「お金は使うとなくなる」という固定観念によって、お金に苦しめられることになりかねません。
そもそも、お金にしても時間にしても「使う=減る」という思考の人は豊かになりづらいんですね。
お金も時間も使うことで、稼ぐ力や人脈だけではなく、本来、物理的なものだけではなく精神的なものも含め、いろんなものが手に入ります
クレジットカードを使えば使うほど信用が得られ、限度額が上がるようなものです。
そして、手に入ったものを使うことで、結果として新たな出会いや経験が増えていき、また新しいお金や時間が舞い込んでくるというサイクルですね。