ゼロからビジネスをスタートして成果を出せるようになるまで、ネガティブ思考になりやすい3つの時期を乗り越えることが重要になります。
新規事業を立ち上げるときもそうですし、新しい商品やサービスをリリースするときもそうなんですが、一度でもこのネガティブな時期を乗り越えているとあとはそんなに苦労しません。
ただ、多くの人がこれらの時期を乗り越えることができずに挫折してしまうというのも実情で。
もちろん、ビジネス以外でもこういったフェーズが存在するので「乗り越えるコツ」をぜひ参考にしていただければなと。
ちなみに、モチベーションというのは当然大事な要素であり、下記の記事で解説したんですが、今回はどちらかというと「モチベーションの作り方」の話だと思っていただければ。
結論から言うと、ネガティブ思考が首をもたげる時期というのは
① やる意味があるのかどうか
② やっている意味があるのかどうか
③ 成果は出たのかどうか
この3つです。
ということで、この3つの時期に自分とどう向き合うべきなのかという話なんですが「ネガティブ思考になるのはやめよう!」みたいな話ではなく。
ネガティブ思考になること自体は全く悪いことではないんですよね。
むしろネガティブ思考というのは最悪の自体をいろいろと考えているということであり、良く言えば思慮深くなっているということでもあるので、その思考になったときにどう次につなげるのがベストなのかという話です。
① やる意味があるのかどうか
スタート前の話で、良く「考えるだけムダだからとにかく行動しろ」と言われる段階ですね。
ここで動けずに止まっている人も多いはずです。
もちろん行動は大事なんですが、何も考えずにガムシャラに行動するのはただのギャンブルなので、本当にそれをやる意味があるのかどうかは事前に考えておきべきです。
モチベーションというパーツの確保としてですね。
ちなみに、モチベーションというのは「動機」なので、それをやる目的や理由、意味などがイコールモチベーションとなります。
テンションややる気といった意味ではないので、そこはしっかりと踏まえた上で読み進めていただければなと。
巷では「好きなことで食っていく」みたいなテンプレワードが蔓延していますが、実際のところビジネスをやっていて成果が出やすいのは、好きなことではなく「(社会に役立つ)得意なこと」です。
もちろん、好きなことと得意なことが合致している場合もあるんですが、そのパターンはけっこう稀だと思います。
なので、ビジネスをする以上は、好きなことよりも得意なことを優先すべきであり、それが社会に役に立つことなのかどうかを考えなければならないということですね。
まずは「得意かどうか」、それを「やる意味があるのか?」とネガティブな感情に襲われたときに考えるべきことです。
他にもやる意味の追求ととして「稼げるのかどうか」ということもありますし、商品やサービスが決まっていない場合はそこから考えるのもありです。
が、基本的にはそこから考えてしまうと商品やサービスが絞り込まれてしまい、要はビジネスモデルの発想やアイデアが乏しくなってしまうのであまりオススメはしません。
まずは得意なことであるかどうか、そしてそれは社会に役立つことなのかどうか、最後にそのビジネスで理想とする「月商〇〇万円(とそこから残る利益)」を継続させることが可能かどうかを考えるようにしてください。
それらに対して、自分の中で「これはやる意味がある」と納得することができればGOです。
② やっている意味があるのかどうか
やる意味があるのかどうかをクリアして動き出すこと自体はそこまで難しいことではなく、挫折との戦いはここからが本番です。
今まで何のビジネス経験もない人にとってこの時期というのは、暗闇のトンネルどころか向かう方向さえも全く見えない暗闇の更地です。
わかりやすいところでいうと、アフィリエイトとかそうじゃないですか。
数ヶ月間どれだけ記事を書いても売上は0円なんてことはざらにあるわけですし、下手をすれば半年、1年とほぼ無収入の状態が続くなんてことも普通にあります。
そうなってくると「やってる意味があるのかな」とネガティブな思考に襲われるのは当然で。
そうなったときに考えるべきことは「理想の成果に到達することができなかったとしても、将来的に役に立つのかどうか」です。
これが「やっている意味があるのかどうか」の全てです。
昔であれば、なかなかロールモデルがいなかったり成功や失敗の事例を見ることができなかったりしたんですが、前人未到のことにチャレンジでもしない限り、今では模範解答は一通り手に入ります。
つまり、GoogleやTwitterで検索すれば、それをやることに意味があるかどうかが大体わかってしまうということですね。
例えば、アフィリエイトでは稼げなくなったけど、マーケティングを実践してきた経験を生かしてYouTuberとして成果を出している人とか、その経験を生かしてWEBマーケティングのコンサルをしている人、WEBデザイナーに移行していく人など、実に様々な人が見つかります。
目の前のことだけではなく、今やっていることの可能性を考えることができれば、この「継続する」という時期を乗り越えることができるんですね。
そういった道があるということを予め理解しておけば、例えば「記事を書くのは楽しくないけどアイキャッチのデザインは楽しいな」と感じたときに、デザインで稼ぐという道も念頭において取り組むことができるわけです。
ただひたすら「とにかく記事を書かなきゃ…」と思考停止で作業を続けるよりもピボット的な動きをする方がよっぽど楽しいですよね。
で、実際にTwitterなどで自分が作ったデザインやバナーを投稿して反応を見ることができますし、そこで評判が良ければそちらに注力しても良いじゃないですか。
あるいは、それがモチベーションになって、デザインに関する記事が書きたいと思ったり、動画で説明したいと思ってYouTubeを始めるたりするかもしれませんよね。
ここでのコツは、数稽古とか基礎筋力(体力)のために…ということだけで目の前のタスクをこなすのではなく「この経験やスキルは他に将来的に何につながるだろうか?」ということを常に考えるようにしましょう。
わからなければ「〇〇 スキル」「〇〇 経験」「〇〇 能力」などで検索してみると、「こういうスキルが身に付けば●●にも使えるよね」というふうなことが見えてきます。
③ 成果は出たのかどうか
ここまでの話から、途中で方向転換をする可能性もありますし、自分の適性が生かせるビジネスが見つかったらそちらに移行すればOKです。
が、よほど苦行でなければ、一旦は決めた期間はやるべきことやり、ゴールでの成果を計測しましょう。
ただ、目標達成できれば良いんですが、現実はそうもいきません。
その際に「目標未達=ダメな自分」とネガティブな思考に襲われがちなんですが、ここで大事なことは「目標を達成したかどうか」だけではなく「その成果が妥当なのかどうか」です。
例えば、100万円の売上を目標にしていて50万円という結果だった場合、改善しようがないくらいめちゃくちゃがんばってその結果なのであれば、そこからさらに伸ばすのは難しいわけです。
そうなると、この成果は妥当ではない(努力と釣り合わない)と言えます。
一方、タスクを予定通りこなさずにその結果を得られたのであれば、伸び代はまだまだあるわけなので、これは妥当と言えますよね。
ネガティブ思考になる必要がないどころか「もしかしてオレ才能あるんじゃないの?」とポジティブに転換できてしまいます(調子に乗りすぎではダメですが)。
ということなので、成果の確認をするフェーズにおいては、白黒で判断するのではなく、その成果の妥当性をしっかりと分析するようにしてください。
ネガティブ思考に陥って挫折しやすいこの3つのタイミングにおいて、フェーズごとの考え方と行動を実践してみてください。
目的地は変わったとしても、当初の目標以上の収入が得られたり、想像以上にビジネスを楽しめたりと、ネガティブと向き合うことでポジティブな結果が得られるということは往々にしてあります。
挫折しそうになったら、月替わり特典でたまに無料相談もやっているので、ぜひLINEに登録して相談してください。