どうも、服部(@FACTDEAL)です。
さて、新しい年が始まったわけですが、目標を立てる際はこの3つをセットにしようというツイートをしました。
来年に向けて目標を立てる人は多いけど
❶継続すること
❷新しく始めること
❸やめることの3つがセットです。特に「やめること」は大事。
PCやスマホの不要なファイルやアプリが容量を圧迫したり動作環境を悪くするのと同じように、不要なタスクや人間関係は来年のパフォーマンスを落とします。
— 服部慎也 (@FACTDEAL) December 22, 2022
今年やめることを決め、やるべきこと(継続、新規)も決まっていると思いますが、下記のツイートに書いてあるようにそれぞれどのレベル(フェーズ)のことをやるのかを把握している人は少ないので、ここもしっかりを押さえておきましょう、というのが今回の話です。
これがわかってない状態で目標を立ててる人が多いけど、これ大事よ。
✅種まきの2023年なのか
✅水やりや肥料を与える2023年なのか
✅間引きをする2023年なのか
✅実を刈り取る2023年なのか
✅刈り取った実を配る2023年なのか逆にこれがわかってて、これに沿って目標を立てられてる人は強い。
— 服部慎也 (@FACTDEAL) January 1, 2023
今年取り組むこと、継続していることはどの段階なのかということですね。
これがわかっていないと、焦ったり、挫折したりしてしまい、良いことがないので、(複数の)事業を進めている人は「これに関しては今年は種まき」「これはもう今年は刈り取りの段階」といった感じで明確にしましょう。
❶ 種まき=メディア育成
メディア育成と聞くと「とりあえずブログを始めれば良いんだな」と考える人も多いと思うんですが、それがそもそも間違えで。
種まきの基本は、将来的にどの芽がちゃんと出るかわからないので、できるだけ多くの種をまいておくということです。
種を植えるときに、1個だけに願いを込めて植えるとかしないですよね。
それと同じです。
ブログ①(WordPress)
ブログ②(アメブロ、noteなど)
ホームページ
SNS①(Twitter)
SNS②(Facebook、Instgramなど)
動画コンテンツ(Youtube、TikTokなど)
メルマガ①(リアルタイム配信)
メルマガ②(ステップメール)
LINE公式アカウント
広告運用(Google、Facebook、Instagram)
などなど、ざっと挙げただけでもこれくらいの「種」があるわけですが、誰がやっても確実に100%芽が出るものなんてないんですね。
自分に向いているものもあれば向いていないものもありますし、時代の流れ的にも、巷の評判的にもビミョーなものもあります。
もちろん、10個も運営する必要はないですが、せめて5個くらいは同時に運営しましょうということです。
20%の確率で上手くいくものを5個運営すればどれかは当たるわけですし、進めていく中で自分に向いているものだけに特化し、他のものは捨てるという選択をしても良いわけです。
なぜこうした方が良いかというと、例えば「ブログをやるぞ!」と気合いを入れて始めて、1年続けて鳴かず飛ばずだったときに他に何もないと挫折感ハンパないじゃないですか。
それが、ブログはイマイチがだけどTwitterは良い調子とかYoutubeのチャンネル登録者は増えているとかだとまだ救われますよね。
どんなにショボくても、乗り換える器があると精神的にかなり楽です。
もちろん、ブログ(WordPress)が他社に依存しないプラットフォームなのでベストですが、他社に依存するプラットフォームでも複数持っていれば、1つが垢BANされても何とかなります。
❷ 水やり=リスト収集
種まきが終わったら水まきをしたり肥料をあげたりするわけですが、これはアクセスアップとリスト収集にあたります。
もう少し具体的にいうと、このフェーズは「リサーチ」が大前提になるんですね。
どんな水やりをするのがベストか、どんな肥料をあげればがよく育つのか、植物と対話しながら育てていくのと同じように、アクセス解析をしたりやニーズを見極めていくのがこのフェーズです。
リストというのはただの見込み客の数ではなく、相互に価値のある情報を提供しあえる関係性を構築できている人の数のことなんですよ。
情報発信をし、価値や成果を実感してもらった人にメルマガなどに登録してもらい、そこでさらに関係性を築いて潜在的なニーズ(真の悩みや困りごと)を教えてもらいます。
で、その悩みや困りごとを解決するための商品(サービス)を開発すると。
❸ 間引き=スクリーニング
ここでいう間引きには2つの意味があって、1つは書いてある通り「スクリーニング」で、もう1つは「メディアの整理」ですね。
スクリーニングはその名の通り、お客さんと販売者にとって商品やサービスのアンマッチを防ぐために
買った方が良い人
買わない方が良い人
をわけるための作業で、販売者側としても
お客さんにしたい人
お客さんにしたくない人
を分けるということになります。
で、メディアの整理というのは、種をまいたけど成果が思わしくないものに関しては、それらに養分(時間、お金、労力)を奪われないためにもさっさと切り捨てる、あるいは休止するということですね。
さらには、しっかり育っているメディアに関しても、コンセプト(ターゲットや提供する情報、ノウハウ)を絞り込んでエッジを効かせていきます。
必要なものは排除して、最も成果が出やすいものだけに時間、お金、情熱、エネルギー、才能を注いでいくという、まさに「間引き」ですね。
❹ 刈り取り=プロモーション/セールス
リサーチが終わり、スクリーニング、メディアの整理も終わったところで、見込み客が教えてくれた商品やサービスを完成させ提供するわけです。
刈り取りというとやや表現は悪いですが、要は収穫ですね。
が、いきなりセールスをするわけではなく、プロモーションを実施していかなければなりません。
で、プロモーションというのはセールスをするための布石なわけですが、心理誘導とかマインドコントロールという作業フェーズではなくて、さらにニーズを明確化するための最終リサーチなんですね。
これを知らずに、セールスのごとくガンガン告知活動をする人が多いんですが、そうではないということです。
最後まで徹底的に見込み客にコミットし、より良い商品やサービスを提供するためのフェーズだということを忘れてはいけません。
結果として、そうすることで成約率や販売数は伸びるんですね。
❺ 実の分配=ブランディング
言うまでもなく、ブランディングは最後です。
もちろん、読者や見込み客は情報に対しても価値は感じてくれているわけですが、そこで得られるものはあくまで仮の信頼でありブランドです。
最終的なブランドは、お客さんがお金を払って手に入れたものがちゃんと価値があるかどうかによって決まるということですね。
で「実の配分」というのはセールスによって稼いだお金を“がめる”んではなく、プレゼント企画などを打って還元することを示します。
その際、ただお金をバラまくということではなくて、そのお金を使って、まだあなたのことを知らない人や、すでに信頼してくれている人が一緒になって楽しめる企画を実施するということです。
結果としてそれがブランディングとなるんですね。
ブランディングというのはすなわち「この人にお金を払うことは間違いない」と思ってもらうことなので。
私利私欲のためにお金を使っている人を見ると違和感を感じると思いますが、やはりそれではダメなんです。
お客さんがお金を払って価値が得られることは当然として、お客さんが払ったお金が有効に使われていることが見えることによって、とより大きな信頼、ブランドになるということです。
あなたのビジネスは、今年はどのフェーズを強化していく段階にいるのでしょうか?
もちろん、ビジネスによっては2年、早ければ数ヶ月で全てのフェーズを進んでいくこともできるでしょうし、逆に2、3年は1つのフェーズをしっかり、という場合もあるので、複数の事業をしている人は事業別にしっかり見極めて進んでいきましょう!