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批判、炎上、極論に疲れ果てた読者とフォロワーのケアの仕方

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

ブログやTwitterといった情報発信においては、自分の主張を極端に振り切れば振り切るほど一定の人に強く突き刺さります。

もちろん、その分、同時に批判も喰らいますが。

「サラリーマンなんてオワコンだ!」
「ブロガーなんて食っていけない!」
「コンサルなんて全員詐欺師だ!」
「有料noteはボッタクリの詐欺商材だ!」
「オンラインサロンはただの宗教だ!」

みたいな感じで、実際はどれもそうとも言えるしそうとも言えないものばかりなわけですが、
振り切って言い切ることで自分のポジショニングが明確になってビジネスがしやすくなるのでみんなやる
わけです。

僕も振り切った情報発信や逆張りの情報発信をすることはよくあります。
 

ただ、最近少し思うところがあって。

何というか、みんな「極端な主張」、つまり「極論」にいい加減飽きてきてるんじゃないかなと肌感覚でヒシヒシと感じるんですね。
  

まぁ、僕のフォロワーさんとかお客さんの属性がそうなのかもしれないですが、歳や経験を重ねれば重ねるほど、極論を言ったところで「いやいや、そんなわけはねーよ」って“分かってくる”じゃないですか。

「確かにそれもあるけど、こういうパターンの方が多いよ」
「いや、わかるけどそれだけじゃどうにもならないんだよね」

といったことが身に染みて分かってくるというか。
 

逆に若い人は、良くも悪くも経験が少ないから、「その通りだー!うおー!」みたいな感じで、極論に一喜一憂する人が多いですよね。

まぁ、若い人と言いましたが、ごく稀に良い歳して「これは白じゃなきゃいけない」「これは黒しかありえないでしょう」みたいな稚拙な価値観で生きている人も見かけますが。

もちろん、若いのに思考が成熟していて、フラットでバランスの取れている人もいますよ。
 

ただ、フラット目線になってバランスを取ろうとすると、毒にも薬にもならなくなって情報発信がおもしろくなくなるというのも事実で。

ノウハウが濃くて網羅性が高ければ薬にはなるかもしれませんが、オピニオンに関しては、誰からも批判されないし誰からも嫌われなくなる分、誰にも刺さらなくなるという自体になってしまうということですね。

じゃぁ、どうすれば良いのかというのが今回の話。

極端な主張以外で読者を変化させる方法

情報発信において重要なのは、言うまでもなく「読者を変化させること」ですが、変化させるのに必ず「極端な主張」をしなければならないのかというと、そういうわけではなく。

変化にも色々ありますからね。

読者の変化させる方法

①反発(批判)してもらう
②共感してもらう
③レアな情報だと感じてもらう
④考え込んでもらう
⑤関連事項を調べてもらう

 
などなど、行動することによる物理的な変化でも心境の変化でも、とにかく変化してもらうことが重要なので、その目的を達成するための手段は「極端に主張する」だけではないということです。

むしろ、自分の読者やフォロワーが「極論に疲れてきてるな」と感じたりデータで現れてきた場合は、「極端な主張」は避けた方が良いんですね。
 

読者さんは、飽きるというか、たぶん疲れるんですよ。

なぜなら、「極端な主張」をしようとすると、必ず何かを批判、否定しなければならなくなってしまうからです。

それが正論だとしても、ブログもTwitterも批判だらけだったら、見てる方としては、さすがにイヤになって疲れるじゃないですか。
 

なので、「極端な主張」をするために、上記でいう「批判(①)か共感(②)か」みたいな主張だけにこだわるのは、あまり良くない傾向です。

どちらかというと、

③レアな情報だと感じてもらう
④考え込んでもらう
⑤関連事項を調べてもらう

という変化や行動を起こしてもらうような発信に比重を置いていった方が良いかと。

どこでエッジを効かせるか?

前項でお伝えした、

③レアな情報だと感じてもらう
④考え込んでもらう
⑤関連事項を調べてもらう

に重点を置いて情報発信をすると、確かに主張は弱くなります。
 

結論的に「オマエら!AとBがあったら何が何でもAなんだぞ!」という主張ではなく、「個人的にはAだと思う。でもBも全然ありますよ。」みたいなフワッとした発信になってしまいがちなんで。
 
そもそもの情報の価値が高かればそれでも良いんですが、一般的に触れられる情報に関する見解が「AでもBでもどっちでも良いよ」と言ってしまうと、かなり情報発信のエッジは弱くなってしまいますよね。
 

そこで結論が弱い場合にエッジを効かす方法が1つあって、それはその結論に対する「理由」にめちゃくちゃエッジを効かせるという方法です。

要するに、「AとBでもどっちでも良いんですよね。だって〇〇だから。」の「〇〇」を強烈にするということです。
 

例えば、

サラリーマンでもフリーランスでもどっちの働き方でも良いじゃないですか(結論)。

実際、「フリーランスは“自由”だ」と主張する人は多いですが、そんなことはないですからね。

確かにある程度収入が増えれば、そのお金を使って物理的に自由な時間をブロックすることはできるかもしれませんが、心は全然自由じゃないです。季節、曜日関係なく常にビジネスのことを考えているわけなので、本当に好きなビジネスをしていないとストレスでしかありません(理由1)。

一方、サラリーマンは時間や身体は拘束されて不自由かもしれませんが、休日には完全に解放されますし、好きな仕事をやりつつも大きな責任を問われないというメリットがあるので、心の自由は手に入りやすいです。また、休みの有り難みや充実度はサラリーマンならではですよね(理由2)。

 
みたいな感じで、理由の部分を「自分の場合はどうだろう?」とか「そういう考え方もあるのか」とか思ってもらえれば、結論が刺さらなくてもその情報に価値を感じてもらえるので、継続的に読んでもらえる可能性が高まります。

これが、「理由」にエッジを効かすという方法で、これなら結論で派閥が別れて、どちらかが「ムキーッ!」となることはないです。

極端な主張はスパイス感覚で

とはいえ、発信する全ての結論が「フラットな主張」だと、またまた読者やフォロワーは飽きてしまうので、たまには「極端な主張」を入れた方が良いです。

あくまでスパイスという感覚で、そこは読者やフォロワーの反応を見ながら変化させて行けば良いかと。

読者やフォロワーに迎合しましょうというわけではなく、反応のデータを取りつつ潮流を感じつつ、臨機応変に変化させていきましょうということです。
 

今回は、このツイートを掘り下げてザッと記事を書いてみました。

 
参考にしていただき、何かあればTwitterで反応をいただければ嬉しいです。


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