こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
以前の話と矛盾するようですが、これも事実なんですね。
現在では、ビジネスの成熟化、複雑化によって、一社に一人、一起業家に一人、コンサルタントは必要とされてます。
ただ、正しくコンサルタントを選択できず、多くの人は”まがい物”をつかまされてしまって、「コンサルタントは信用できない」という残念な結果になってしまっていたりします。
成果を出してる、『本物のコンサルタント』が何を重視してコンサルティングを行なっているのかをぜひ知ってください。
僕も過去に教えられ、学んだことで、常に最も重視しているのがこの5つです。
1.Core(コア)
根源的な価値観です。
クライアントの現在のコアだけではなく、未来のコア、つまり『将来在りたい姿』と対話し「将来はこうなりたい」「今はこういう状態」という内容をヒアリングします。
今の問題だけを見つめて、ただそれだけを解決しようとするコンサルタントが多いんですが、目先の問題だけを解決してもダメなんですよね。
というのも、ビジネスを続ける限り問題は発生続けますし、経営者や起業家はその都度自力で問題解決をしていかなければなりません。
コンサルタントに魚だけ与えられて問題解決をした人は、また次も魚を与えてもらわなければならないので、いつもコンサルタントに依存してしまうことになります。
そうではなく、魚の釣り方を身につける必要ががあるということですね。
クライアントの将来の在りたい姿から逆算して、一緒に問題解決をしていくことが「魚の釣り方」を教えることであり、目先の問題だけを解決するのは「魚を与える」だけです。
何を目的としてコンサルティングをするかによって最初にとるべきアプローチがまったく変わってくるので、だからこそコアが重要なんです。
2.Communicative Relation(コミュニカティブ・リレーション)
長期的な人間関係です。
短期的なビジネスで終わらせるためのコミュ二ケーションは一切とりません。
長期にわたって理解し、理解されるためにコミュ二ケーションを取り、人間関係を構築します。
もちろん、それは依存ではなく「7つの習慣」で言うところの相互依存なので、お互いに自立した上で、より高みを目指すために協力し合うと理解していただければ。
3.Counseling(カウンセリング)
本質部分に寄り添います。
経営上の表面的、数字的な部分の関与だけではなく、精神的課題や心理的側面にもしっかりフォーカスし、場当たり的な対応ではなく「足りてないもの」を徹底的に埋めます。
足りていないものを埋めない限り、問題の本質は永久に解決されません。
どれだけ武器を手に入れても、それを使う方法を知らない、それを使える心身の状態でなければ意味がないんですね。
ノウハウやデータ手渡して終わり、がコンサルティングではなく、その使い方や使える状態にするように鍛える、休ませるというのもコンサルティングに含まれます。
そのために、クライアントの本質の変化を理解するためにカウンセリングは欠かせません。
4.Consulting(コンサルティング)
共に第三の解決策を生みます。
コンサルティングという概念は、一般的に、「先生に教えてもらう」「医者に治してもらう」といったイメージが強いと思います。
しかし実はそうではなく、共に悩み、考える力を育てて“掛け算”をして解決策を共創するんです。
例えば、僕の場合であれば、マーケティングのプロである僕の知識や経験、スキルと、そ業界のプロであるクライアントの知識や経験、スキルを掛け合わせるというイメージです。
そうすることで、お互い単独では生まれ得なかったソリューションができあがるんですね。
そしてそれがそのまま、市場における差別化になるので、不確実性の高いブルーオーシャンを狙わなくても、もともと市場規模の大きいレッドオーシャンの隙間で戦うことができるんです。
もとが大きな市場であれば、そこから小さく切り取っても十分利益は確保できるので。
5.Coaching(コーチング)
調整や軌道修正、応援です。
成果を出す過程で、計数やマーケティングなどの理解補助や活用方法の指導や調整だけではなく、人材育成、人材開発を行いながら成長していきます。
これらはコンサルタントだけに必要な『型』ではなく、自分の力でビジネスを長期的に安定させるために、経営者にとっても、必要な視点であり『型』です。
とはいえ、コーチングの理解が浅いと、伝えることも抽象的になってしまいがちなので、当然、コンサルタント自身はしっかりと理解した上で、クライアントにも簡潔に理解してもらうための工夫が必要になります。
ゼロからコーチングをする、されるというのは、短期間の契約では難しいんですね。
スポーツの監督やコーチを思い浮かべてもらえればわかると思うんですが、応援するだけ、調整してあげるだけではなく、選手はそれを精神的にも論理的にも正しく受け止めて自発的に動いてもらわなければならないので、成果を出すためにはそれなりの期間がかかります。
チームプレーとなればなおさら。
コンサルティングにおいてもこれは同じで、応援される側であるクライアントの理解力も重要になってきます。
それを短縮するためには工夫が必要だということですね。
例えば、コンサルティングがスタートすると同時にクライアントに課題図書を与えるなどすれば、理解力が高まるのでコーチングの効果も高めることができます。
僕の場合であれば、「7つの習慣」以外に、「ファメーション」、「人を動かす」などを課題図書にしています。
成長が止まらない
この5つ『型』を実践することで、僕のビジネスも人間もクライアントに成長させていただいています。
僕が上でクライアントが下、で、僕ができることだけを引き出しの中から探してやる、というコンサルティングはしていないので。
常に新しい発見、チャレンジです。
もし、「こういうコンサルティングを探していた!」という方がいましたら、いつでもコンサルを依頼してください。