こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
1つのビジネスにずっと固執している人がいます。
で、儲かってるかというと全然儲かってないし、楽しそうかというとそんな楽しそうでもない。
さらに言うと、儲けようと、楽しもうとがんばっているのかというと特にがんばってもいない。
・儲かってないから楽しくないのか
・楽しくないから儲かってないのか
・がんばってないから儲かってないのか
・儲かってないからがんばらないのか
・楽しくないからがんばらないのか
・がんばってないから楽しくないのか
どのパターンかはわからないですけど、いずれにせよ、そんな状態が続いているのであればそのビジネスはさっさと畳んだ方が良いですね。
一度冷めた恋は戻らない
恋愛と同じで、一度冷めてしまったものや一度モチベーションが下がってしまったものは、元に戻る可能性は極めて低いです。
まぁ、結婚していて、子どももいて、義務や責任がある場合はそうも言ってられないように、ガッツリ組織化して従業員を抱えている場合は、気分で「やーめたっ」とは言えないでしょうが、個人のスモールビジネスにおいては撤退するのも新規事業を起こすのも自由自在です。
むしろ、そんな冷めた状態やモチベーションが下がった状態でビジネスを続けること自体、財布的にも精神的にも良くありません。
恋人と別れることはネガティブなことではなく、より良い人と出逢うためのチャンスなように、ビジネスを撤退することはネガティブなことではなくて次のステージに行くためのチャンスと言えます。
どんどん次に行きましょう。
ただしミスは修正する
潔く撤退もしないしがんばることもできないという状態の人は、登りかけているハシゴの途中でジッと縮こまって止まっている状態と同じです。
まぁ、これは仕方のないことでもあるんですね。
一つのことを忍耐で続けなくてはならないという古き悪しき日本の風習であったり、それを推奨する起業コンサルタントがいるので。
ブログは必ず毎日書きましょうとか、Facebookは毎日自撮りをアップしましょうとか。
そういうのって、まともなノウハウがない能無しコンサルタントの精神論的指導じゃないですか。
「成功に近道なんてありません」
「とにかくコツコツやってください」
という精神的指導ほど楽なものはないですからね。
こういった、間違った美徳が蔓延しているからたかが1つのビジネスをやめるとことで、
「続けることができない自分はダメなヤツだ」
と自分を責めてしまうんです。
最短距離でどんどん上に行っている人は世の中いくらでもいます。
逆に、遠回りどころか、ただひたすら遠くに離れていく人や、人生ずっと下積みのままで終わる人もいます。
これも、恋愛が続かないからといって自分自身の忍耐力を責める人と同じことです。
性格や価値観が合わない人と何ヶ月も付き合う必要はないじゃないですか。
ダメだと思ったらさっさと別れるべきです。
時間も労力もお金ももったいないですし。
別れた原因や人選ミスだけしっかりと検証して次に活かせば良いだけです。
ビジネスにおいても、好きなことでビジネスを始めたはずなのに、途中でモチベーションが続くなるということは、ビジネス選定の段階でミスをしている可能性が大いにあるということです。
上手くいかないからといって、「修行が足りないからだ」という思考をするのはあまりにも安易です。
結婚できない最大の理由は?
女性が結婚するのに、茶道を習って、花を生けて、料理教室に通って、女子力アップして、結婚できますかね?
良い人に出逢えますかね?
そこになんの因果関係もないですよね。
ムダな修行に時間とお金をかけるよりも、まずは出逢うべく人と出逢える場所に身をおいて、理想の人と出逢えたら、その人が求めるスキルを身につければ良いんです。
実際に、婚活事業のビジネスをお手伝いさせていただいたことがありますが、結婚できない女性のほとんどが、女子力や女性らしさ云々ではなくて、まず人間としての性格の問題だったりします。
そして、いつも受け身だったりします。
で、いつも文句ばっかり言ってたりするわけです。
結婚というその先の未来を想像して、ドキドキワクワクできないのであれば結婚しても上手く行きようがありませんから。
ビジネスも同様です。
5年後、10年後の自分を想像してワクワクできないのであればやるだけムダです。
1年後にすら夢を持てないのであればなおさら。
努力を努力と思わない、
「仕事をしていて気がついたら朝だった」
という経験がないのであれば、最初のビジネス選定からやり直した方が良いです。
撤退はネガティブではありません。
より良い未来に進むためのツールの一つですから。
事業の立ち上げと撤退はセットです。
このことを理解していてしっかりと指導できる起業コンサルタントはほとんどいないわけですが、この概念を持っていれば、自分が今やっているビジネスが頓挫した時でもいちいちアタマを抱える必要もなくなります。
「お、そろそろ、そういう時期が来たな」
という感じで。