最近、コンサルを受けに来てくれるお客さんの傾向として、奥さん(旦那さん)とお子さんがいる社長やフリーランス、起業家の人が多いんですが、まさに僕の価値観を共有しやすい人たちなので非常にありがたいなと。
いや、特にターゲットを絞っているわけではないんですが、僕の価値観やライフスタイルに共感していただいていると、ビジネスコンセプトを提案する上でも非常にスムーズなんですよね。
ちなみに、僕の価値観やライフルタイルは
そこそこの収入で良い
家族との時間をたっぷり持つ
好きなお客さんとだけ仕事をする
情熱を注げる仕事だけをする
儲かる仕事だけをする
みたいな感じで、莫大な収入も求めていないですし、そのための労働や時間を費やすつもりもなく、ビジネスもプライベートも狭くて深い人間関係を保つということですね。
まぁ、本業がコンサルタントという、そもそも不特定多数の人を助ける仕事ではないので、インフルエンサーや有名人、コミュニティの教祖的なビジネススタイルには全く興味がなくて。
極論、契約書の内容を読まなくてもお互いにハンコを押せるような人とだけ仕事をするのが理想ですし、実際そういった人としか仕事はしていません。
むしろ、コンサルタントやコーチを名乗る人で、Twitterで不特定多数のフォロワー集めに躍起になっている人を見ると、そういう集客の仕方をするような仕事じゃないんだけどなぁ、と不思議に思います。
で、僕の中には数字などの基準も明確でして。
そこそこの収入というのは年収2,000〜3,000万円、家族との時間というのは妻と愛しあえる時間を週2回は確保、週4日は丸一日子どもとの時間、好きなお客さんというのは契約満了後も友達としてお付き合いできる人、情熱を注げる仕事というのはスキルを身に付けるための努力やその他リソースの注入が苦にならない、儲かる仕事といういうのは事業として毎月100万円の利益が出る、という感じですね。
いわゆる「セミリタイヤ」の状態を継続できるスタイルとでも言いますか。
というか、家族持ちで個人のビジネスに取り組む上では、自分の価値観に従ってこのあたりの理想のライフ(ビジネス)スタイルは決めておかないと、利益も継続的に出せないですし新しいチャレンジもできないですよ。
その上で大事なのが、相談をされた際に上記のようなことを決めましょうと言って価値観や理想のライフスタイルを明確にしてもらうんですが「じゃぁ、どんなビジネスに取り組めば良いのか」というコンセプトメイク。
これについても僕の中では明確なので、その考え方をシェアしますね。
あくまで家族がいる人で「商品やサービスのコンセプトが決まらない」「どんなビジネスをすれば良いのかわからない」「ビジネスに取り組む時間がない」という人に向けての提案なので、独り身で自由に動ける人はちょっと違うかもしれません。
が、例えば「プロポーズを考えている」「子どもができた(子どもを作りたい)」など、将来的に家族を持つことを考えているのであれば参考になると思います。
家族の資産になること
これは絶対条件になるんですが、この「資産になる」というのは貯蓄の話ではなく「リソース」の話なんですね。
簡単に言うと、
家族を巻き込んで一緒にできること
ビジネスにつながる可能性が高いこと
スキルが身につきやすいこと
で、まず「家族を巻き込んで一緒にできること」であれば、ビジネスをする上で難易度が高いとされる「継続する」というアクションがクリアしやすくなります。
そして「ビジネスにつながる可能性が高い」かどうかというのは、ブルーオーシャン的なチャンスというよりむしろレッドオーシャンであること、つまり取り組んでいる人がたくさんいるということですね。
需要があるかどうかのレベルのものに果敢に挑むのもありですが、家族持ちという限られた時間の中では「確実に需要がある」ところを狙っていき、その中でレッドオーシャンの隙間「狭くて深いニーズ」にアプローチをしていく方が良いんです。
また「スキルが身につきやすいこと」というのは非常に重要で、これは「楽して簡単に」ということではなく、スキルを身に付けたりそのビジネスに取り組んだりするための情報やノウハウが数多く存在しているということです。
ほとんどの人が情報にリーチできないですし、情報にリーチできても行動しません。
しかも家族持ちとなるとさらにライバルはいなくなるので、ある程度リサーチができてガンガン行動できる人であれば、レッドオーシャンでもポジショニングすることは難しくないんですね。
話を戻しますが、重要なのは「家族の資産になること」、つまり奥さん(旦那さん)もスキルを手に入れて自立できること、そして子どもの将来の選択肢が広がることなので、それを前提にビジネスの選定をしていただければ。
起業やビジネスをする上で家族がいることをデメリットと捉える人が多いんですが、逆にそれを強みと捉えることができればチャンスはめちゃくちゃあるんですよ。
インターネットを駆使すること
これは言うまでもないと思いますが、インターネットによってレバレッジが利くこととリスクヘッジができることは大前提です。
WEBサイトやSNSで伝えにくい商品やサービスは拡散や集客の難易度は上がりますし、また、在庫を抱えたり人を雇わなければ回らないビジネスで家族を巻き込むのはリスクが高いということですね。
コロナで痛感した人も多いと思いますが、一般的なWEBマーケティングが通用しないもの、WEBを活用しても立て直しが難しいものは避けましょうと。
さらに言うと、家族が手に入れるべき資産として、やはり「マーケティング」は欠かせないので、ビジネスをしながらマーケティングが学べるというのが理想です。
最初から需要があるかどうかわからないもので集客をしたりセールスをしたりすると、大スベりする可能性があり、そうなると成功体験も積めないのでビジネス自体が楽しくなくなります。
なので、すでにある商品やサービス、かつニーズがあるビジネスで小さくテストをしていき、そこで出会ったお客さんにヒアリングし、自分たちのどんな強みを掛け合わせると独自性が出てコアなファンが集められるかといったマーケティングのセオリーで進められるビジネスに取り組みましょう。
そういった意味で「インターネットを駆使する」ということですね。
奥さん(旦那さん)はともかく、ビジネスをする上でも、セルフプロデュースをする上でも、人間関係を構築する上でも、恋愛をする上でも、子どもにはできるだけ早くから(WEB)マーケティングに触れさせておく方が良いです。
新しいこと(専門外のこと)
一般的には、ビジネスをする上で「自分の中から強みを見つける」ということを推奨されますが、これは良く言えば「自分の武器に気づく」ということですが、悪く言えば「自分の引き出しだけで戦おうとする」ということでもあるんですね。
僕からすれば、どんなことにもチャレンジしやすい世の中で、他の人がどんどんいろんなことにチャレンジしている中で、なぜあなたは楽して手持ちのリソースだけで成果を手に入れようとしているんですかっていう話なんですね。
自分の強みに気づくことが重要ではないという話ではありません。
ただ、今まで眠っていたアップデートされていない古びたリソースだけで、今から勝負しようというのが虫が良すぎるんですよ。
もちろん、ビジネスに取り組む上で自分のリソースを把握しておくことは重要ですが、市場に出して継続的にマネタイズしようと思ったら、基本的には別の何かを掛け合わせないとほぼ無理なんですね。
例えば「高校時代はダンス部に入っていた」という経験があったとしても、ダンスができるというのはただのリソースであり、じゃぁ、それをYouTubeにアップすれば稼げるかというとそんなことはあり得ませんよね。
ベタかもしれませんが「〇〇しながら踊ってみた」というような、新たなスキルを掛け合わせてこそ、ただのリソースが武器(強み)になるわけです。
なので、新しいことに取り組む、新しいスキルを身に付けるということはマストだと考えてください。
変わりゆくマーケティングと変わらないマーケティング
ということで、家族持ちには家族持ちの、というか家族持ちならではのマーケティング戦略というものがあります。
僕自身、独身〜恋愛〜結婚〜出産〜子育て、という人生の起点に合わせて価値観や理想のライフスタイルは変わっていっていますし、それに合わせてビジネスへの取り組み方やマーケティングの方法も変わりました。
もちろん「狭くて深いマーケティング」など、変わっていない部分も多くありますが。
コンサルとマーケティングとカメラと筋トレ、子育て、次は何にチャレンジしようかなと毎日模索している僕だからこそアドバイスできることはめちゃくちゃあると思うので、奥さん(旦那さん)とお子さんとの人生を楽しみたい人はTwitter(@FACTDEAL)でも絡んでください。
やっとYouTubeをやる理由が見つかったので、YouTuberや動画編集者の人からも勉強させていただこうと思っていますし、最低限の勉強が終わったらビジネスパートナー(動画編集やYouTube運営)を探そうと思っています。
コンセプトメイクやマーケティングのアドバイスが欲しい人は、この中から自分の一番必要なサービスを見つけていただければ。
あ、そうそう、家族を巻き込んだビジネスをすることのメリットがもう1つ。
家族を巻き込むことで、より人格が伝わりやすくなるので、ビジネスやあなた自身に対する信用度も増します。
なぜなら、家族を巻き込めるということは家族に誇れる仕事をしているということであり、ウソ偽りのないライフスタイルを提示しているということでもあるからです。
そういった意味では、家族は最強のビジネスパートナーですよ。
まぁ、離婚とかになると、逆に「おいおい、あれだけ家族と仲良さそうに見せてたのに、全部ウソだったの?」となり、個人での復活はハードになるデメリットというかリスクも孕むので、あくまで「等身大」で。
ウソをついてまで家族を巻き込むメリットはありません。