こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。
マーケティングを学ぶ際、多くの人が本や情報商材、セミナーなどを頼りにします。
これらを使って学ぶことも、もちろん役立つんですが、実際に行動してみることには勝るものはないんですね。
コンテンツやセミナーで得る知識や理論、ノウハウは、現場でのお客さんとのコミュニケーションを通して初めて「生きた知識」になるからです。
どれだけ専門書を読み漁っても、現場での経験がなければそれは机上の空論に留まるので、マーケティングを身体に覚えさせるという意味でも、お客さんと向き合い、実際の反応を見て気づき、アクションを起こすということが重要だということです。
コンテンツで学ぶことは理論を知るための重要な一歩ですし、マーケティングの基本やトレンド、効果的な手法を学ぶことは非常に有益です。
が、これらの知識は「頭で理解する」ものであり、実際の場面でどう活用するかが試されます。
たとえば「ターゲットを絞り込む」や「効果的なコピーを書く」という理論は分かっていても、実際にそのターゲット層がどんなニーズを持っているのかを自分で体感しなければ、本当に刺さるメッセージを作り上げることはできません。
理論と実践のギャップを埋めるために、現場での経験が不可欠なんです。
メルカリやアフィリエイトから始める理由
初めてマーケティングを学ぶ際におすすめするのが、メルカリやアフィリエイトなどを通じた小規模な商売です。
これらは低コストかつすぐに始められるため、リスクを抑えつつも実際のマーケティングを十分体験することができるからです。
メルカリでは、商品を出品し、お客さんの反応を直接見ることができます。
どんな商品が売れるのか、どのように見せれば購買意欲を引き出せるのか、どういった文章を書けば購入に至るのかをリアルタイムで学べるんですね。
アフィリエイトも同様に、市場に必要とされている商品やサービスを探し、どのメディアでどんなメッセージを発信することが効果的か、どんな情報が人を引きつけるかを試行錯誤できます。
マーケット
メディア
メッセージ
という、マーケティングで重要な「3M」をリアルに学ぶことができるので、これらの経験を通して、お客さんの心理を肌で感じることができます。
実際の商売で得られる5つの学び
小規模であっても実際に商売をすることで、理論では得られない、実践を通じて得られる下記のような具体的な学びがあります。
1.市場の声を知ることの大切さ
お客さんのフィードバックを通じて、どのようなニーズがあるかを把握することができます。
たとえば、メルカリで商品を販売すると、「これはどうなっていますか」「〇〇について詳しく知りたいです」という具体的な要望がコメントで寄せられることがあります。
こういった声を無視せずレスポンスすることで、取引の満足度を高めることができますし、次回の出品時にオファーを強めることができます。
2.価格設定のリアルな体感
商品を出品する際、価格を少し上げたり下げたりするだけで売れ行きが大きく変わることを経験できます。
たとえば、1000円の商品を900円に値下げしただけで即完売することもあれば、少し値上げしただけで全く売れなくなることもあるんですね。
こういったことを通じて、価格設定がいかにお客さんの購買意欲に影響するかを体感でき、適正価格を見極める力が養われます。
3.売り方の工夫
言うまでもなく、商品写真や説明文の工夫によって売上は大きく変わります。
鮮明で魅力的な写真を用意し、詳細かつベネフィットを含む説明文を書くだけで、閲覧数や購入数が上がることがあります。
キャンペーンや割引などの施策も効果的で、たとえば「期間限定セール」を行うと購入者が急増することも、身を持って体験することができます。
こういった経験を通じて、どのような売り方が効果的なのかを試行錯誤しながら学べますし、写真や説明文、キャンペーンの工夫で売上が大きく変わることを経験できます。
4.クレーム対応と顧客満足度の向上
実際に商売をすると、必ずしも全てのお客さんが満足するわけではなく、ほんの少しの落ち度でも、商品に対するクレームや質問を受けることがあります、
が、これこそが改善のヒントになるんですね。
たとえば、商品が期待と異なると指摘を受けた場合、その点を明確にする説明や改善策を打つことで信頼を取り戻し、顧客満足度を向上させることができます。
クレームを受けることで、改善点を見つける機会を得られるだけではなく、クレームに対する真摯で誠実な対応が、お客さんのリピート率を上げるという学びも得られます。
5.再現性のある成功体験
一度上手くいった売り方やキャンペーンは、再度試しても同様の成果を出すことがある一方で、違う状況や時期では効果が異なる場合もあります。
この経験をもとに、何が再現可能かを分析し、再現性の高い手法を自らのノウハウにしていくことが重要です。
逆に、過去に上手くいかなかったことでも、タイミングや状況が変われば、その成果が大きく変わってくると言うことはよくあるんですね。
成功した方法も失敗したパターンも両方振り返り、状況に応じて適用できるかどうかを試行錯誤するプロセスが、持続的な成長につながります。
お客さんの動きから学ぶ「リアルな疑問」とは
実際に商売をしていると、お客さんの行動から多くの「疑問」が湧いてきます。
なぜこの商品は売れるのか?なぜ他の商品は売れないのか?お客さんはどんな情報を求めているのか?これらの疑問は、机上で理論を学ぶだけでは感じられないものです。
体感することで初めて出てくる疑問が、新たな戦略のヒントを与えてくれます。
このプロセスを経て、理論だけでは決して知ることができないマーケティングの奥深さ、あるいは現実の複雑さに気づくことができるんです。
実践でしか得られない反省と成功の秘訣
マーケティングを学ぶ上で、失敗は大きな財産であり、スベり続けて学び続けることこそがマーケティングの醍醐味だったりします。
実際に商売をしてみると、想定外の結果が出ることが多々あります、というかそういった場面に遭遇することの方が圧倒的に多いです。
が、この失敗を通じて得られる反省や、その後の試行錯誤は、安易な成功よりも強く心に刻まれるんですね。
たとえば、特定の商品が売れなかった場合、その原因を分析し、次にどう改善するかを考えることが重要であり、これが次の成功につながる秘訣となります。
知識を超えた体験から得られる成長の重要性
机上の知識ではなく、体験を通じて得られる成長は、自分自身のマーケティング力、もっと言うと人間力をも飛躍的に向上させます。
実際にお客さんと接し、試行錯誤することで、知識が「経験」として定着し、次のステップに進む際の基盤となるからです。
理論を知っているだけではなく、自分で実践し、改善を繰り返すことで、お客さんの気持ち、人の気持ちを深く理解する着実にスキルが勝手に身についていきます。
行動する勇気がマーケティングの真髄を引き出す
マーケティングを本気で学びたいなら、座学はほどほどに、まずは行動することが大切です。
副業でできるような小さな商売でもかまわないので、メルカリやアフィリエイト、あるいは自分の得意分野で何かを売ってみることから始めてください。
お客さんの反応を感じ、失敗から学び、疑問を持ちながら進んでいく、その中で、あなたのマーケティングスキルや人間力は確実に磨かれていくはずです。
行動しない限り、知識はただの知識のまま。勇気を持って、実践に踏み出してみましょう。