こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
最近のクライアントは同業(コンサルタント)の人も多くて、指導の一環として必ず伝えているのはスクリーニングの重要性です。
要は、「情報弱者をクライアントにしないようにしっかりとスクリーニングをしよう」ということなんですが、最初はこの意味がよくわからなくて多くの人が躊躇します。
集客の段階でふるいにかけるということを今までやってこなかった人は特にですね。
で、躊躇される理由として、誤解されていることが多いんですが、「情報弱者のスクリーニング」というのは、「知識の無い人を相手にするな」ということではなくて、「知識を得ようとしない人を相手にするな」ということなんですね。
もっとわかりやすく言うと、初心者がダメだということではなく、そもそも向上心やチャレンジ精神が無い人は相手にしないでおきましょう、ということです。
別に、ノウハウコレクターでも良いですし、知的好奇心を満たしたいという人でも良いんです。
自分の頭で考えたり、疑問はすぐに調べたりすることができる人だけを相手にしましょうねと。
お金が回らない時点で社会的害悪
情報弱者はマインドコントロールすれば簡単に依存するので、延々“負のリピート”をします。
つまり、お金を払い続けます。
だって、事象に疑問を持ったり、情報を調べたり比較したりしないわけですから。
なので、情弱狙いのセミナーやコンサルをしていればお金は儲かるでしょう。
ほら、いつまでも起業セミナーに通っている人とか、乞食ブロガーがPolcaなどで「お金をくれ」と言ったら喜んでお金を貢いでいる信者とか、結論「行動しろ」って書いてあるだけの自己啓発本を何冊も読み漁っている人とかいるじゃないですか。
こういう人たちは完全に“カモ”ですよね。
クラファン=集金ツールとか思ってへんよ。君らがそういう使い方してるだけやんけ。クラファンは何かをクリエイトするのに共犯者を募るツール。何も生まないしリターンもないならただの集金やん。
お金を巻き上げられてないんじゃなくて、お金を巻き上がられてることに気づいてないだけ。信者だから。 https://t.co/erzhtolAGp
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年4月7日
お金は使わなきゃ。「お金はツール」「お金は手段」とか言いながら、クラファンとかpolcaで金をかき集めることしかしねーから日本の経済が回らないんだよ。金持ってるヤツはテメーのことはテメーの懐から出して、信者もお布施じゃなくて自分が欲しいもの買うために金使えば良いんだよ。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年4月7日
もちろん、宗教自体は悪ではないので、カルト宗教のような社会的害悪が無く、ただ身内だけでイチャイチャして本人たちが幸せなのであればそれで良いんですが。
まぁ、信者の可処分所得は減り、教祖の懐だけが潤ってお金が回っていかないという仕組みであれば、経済の循環的には害悪でしかありませんけどね。
目先の利益と引き換えに破滅へ
で、この仕組みというのは、信者が搾取され続けるだけではなく、コンサルタントなどの指導者にとってもデメリットしかないんですね。
冒頭でもお伝えしたように、目先の利益は得られます。
が、情報弱者というのは成長しませんし、いつまでも次のステージに行けないので、稼げるようになってくれないんですね。
ということは、それ以上の高額なサービス、つまり、ある一定以上のサービスは、彼らは借金でもしないかぎり受けられなくなります。
借金をしたらしたで破滅が待っているのは言うまでもないわけですし。
そんなクライアントばかりを相手にしていても、あなたは成長できませんし、そうすると、対応できる案件のレベルも上がらないので、ステータスも上がりませんし収入も増えません。
情報弱者の安いクライアントだけで馬車馬のようにビジネスを回さなければならなくなるので。
依存とリピートの違い
一方、成長してくれるクライアントは、その成長ステージによって、また新たな問題や目標が出てくるので、そこをクリアするために“正しく”リピートしてくれます。
ビジネスにおける「リピート」というのは、同じ場所で同じことにお金を払い続ける「依存」とは全く別物だということがわかりますよね。
で、ステージが高い場所でのコンサルティング、つまり、クライアントからのハイレベルな要求は、あなた自身も成長させてくれますし、当然、ステータスもコンサルフィーも跳ね上がります。
権威性や専門性のレベルも上がりますよね。
自力でダイエットして身体が引き締まったら、次は効率的に筋肉をつけるためにジムに通う。
その次は自分に合ったベストなトレーニングや栄養管理をするためにパーソナルトレーナーをつける。
と、いった感じです。
正しい知識を得ようとしない人は、ダイエットとリバウンドをずーっと往復して、いつまでも次のステージには行けないわけです。
サイコパス対策
このような隙だらけの信者ビジネスをするのは、リスクがわかっていないよほどアホか、良心のカケラを一切持たない“サイコパス”くらいです。
ただ、残念なことに情報弱者というのはサイコパスに惹きつけられてしまうんですね。
サイコパスと情報弱者はめちゃくちゃ相性が良いので。
もちろん、悪い意味で。
サイコパスと呼ばれる人の特性に関しては下記の記事を参考にしていただければ、おおよそのことは理解できると思います。
Twitter界隈には複数当てはまる人がたくさんいるでしょう(笑)?
で、SNSを見ていると、サイコパスの生息率はどんどん上がってきているなと。
まぁ、SNSのおかげでサイコパスが堂々と生きられる場所ができてしまったというのが大きいですね。
リアルなコミュニケーションではドン引きされるようなサイコパシーな考え方や発言が、SNSの世界では「新しい価値観」や「突き抜けた考え方」、「炎上」として重宝されるわけですから。
かといって、サイコパスかどうかを見抜くのは難易度が高いので、商品力やコンテンツは空っぽでも、“一見魅力的な人”に寄ってしまう、お金を貢いてしまうのはしょうがないことなんですよね。
特に若い人たちはサイコパスへの耐性もなければ、そもそもサイコパスという存在自体知らない人も多いので。
そういう意味では、SNS上というのはサイコパスと情報弱者がつながりやすい恰好の場所です。
ぶっちゃけ自分の身は自分で守るしかないので、参考記事にあるサイコパスの特徴を把握して、要素に当てはまる人間には関わらないようにしましょう。
サイコパスの依存してしまったら人生の大半、あるいは全てを棒に振りますよ。