最近はnoteの運営を始める人が増えているようで、情報発信のきっかけとしてはとても良いと思います(2020年5月には利用者が6300万人を超えたとか)。
というのも、日に日に個人ブログでアクセスを集めるのが厳しくなっているの中「note.com」に乗っかることでSEOの恩恵を受けることができますし、noteというコミュニティーに属することで記事を紹介してもらえることもあるのは情報発信する上でメリットが大きいからです。
もちろん、ジャンルによって(例えば、モテ系、アダルト、稼ぐ系)は規制が厳しくなっていて垢BANの可能性は高まるので、自分が参入するジャンルによってはWordPressの方が良い場合もあります。
その辺は個々の参入ジャンルによって判断していただければ。
まぁ、バックアップさえしっかり取っておけば、垢BANされても自分のブログを立ち上げてそっちに移行すれば良いだけなんですけどね。
僕は自分のブログがあるのでnoteに依存しているわけではないですが、普通に楽しいので力は入れていて、気がつけばブログと同じくらいnoteの記事も溜まりまして。
ちなみに、多くの人が昨今のnoteの運営スタイルの変化に批判的なのに対して、僕が定期的にnoteを推奨するのは、活用法は多岐に渡るので何かをスタートする人には向いているからです。
機能だけでも、マガジン、有料販売、定期購読、共同運営、サークルなど、かなり充実していますし、それらをどう使うかも個人の自由なので、工夫次第でかなり強力な情報発信プラットフォームになるかなと。
オンラインで商売する上での必要な仕組みがガッツリ揃っているんですね。
物販系には向いていないとか言われますが、サークルでは独自のコミュニティーに招待する導線を設けることも許可されているので、工夫次第では全然使えるかなと。
垢BANのリスク
noteを運営する上で多くの人が気になているのが垢BANのリスクだと思うので、この点について少しだけ掘り下げますね。
もちろん、規制のラインなどは運営にしかわからないので、正解はないんですが、4年ほどnoteを運営してきた者としてわかっていることをお伝えしようかなと。
基本的には他社のプラットフォームを使う以上、Twitter然りYouTube然り垢BANのリスクはあるので、noteの垢BANのリスクについて問われた場合の絶対的解は「垢BANされて困るなら使わない」に尽きます。
使うのであればメリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが大きく、かつデメリットを解消できる(デメリット解消の準備ができている)のであれば使えば良いとうことですね。
これは、ビジネスをするなら何でもそうだと路思いますが。
先ほども言いましたが、僕の場合ですとバックアップを取っておいて、もし何かのきっかけで垢BANされたらメインブログに移行するというのもデメリット対策の1つです。
noteのプレゼント機能を使って自分のメールアドレス宛にプレゼントすれば、それでバックアップになりますからね。
あとは垢BANと同時に売上の没収もあったりするので、noteのコンテンツ売上に依存せず(収益の柱にしない)、あくまでプラスα程度の役割に留めておくということも大事です。
実際、僕のnoteも毎月数十万の程度の売上ですし、キャンペーンを打っても100〜 200万円程度なので、仮の垢BANされてもそこまで大きなダメージはないと思います。
どんな人が垢BANされているのか
垢BANされるという話をしたんですが、実際にどんな人が垢BANされているのかというと、
モテ系
アダルト系
稼ぐ系
投資系
迷惑系
といったコテコテのものばかりで、実際に「やられた!」と批判している人ってこういったジャンルに属する人や際どい商売をしている人ばかりなんですね。
カメラの楽しみやノウハウを売っている人で垢BANされている人とか見たことありませんし。
僕もビジネス系なので、もしかしたらいつか垢BANされるかもなと思うところはありますが、ビジネス系で垢BANされているのは煽って有料noteを買わせるパターンなので、おそらく大丈夫なのかなと。
まぁ、僕の場合は単発のnoteを作って売るための情報商材販売プラットフォームとしてではなく、定期配信、つまり「クオリティの高い有料メルマガ」として使っていますし、数少ないですが、そうやってコツコツ配信している人は垢BANされていないんですよね。
個人的には定期配信、つまり『定期購読マガジン』というのは1つのポイントであり、垢BANとの関連性が高いと考えています。
というのも、定期購読マガジンは審査に通って初めて開始できるものなので、note運営が審査を通してくれないということは「好まれていないアカウントである」ということになるからです。
そうなると、今後垢BANになる可能性は高いんですね。
定期購読マガジンを開始するということは「読者にコミットしてコツコツやっていきますよ」ということなのに、それを許されないというのは別の何かしらの原因で好まれていないということですから。
実際、何度申請しても審査に通らない人を知っていますし、ジャンルも上記に当てはまります。
稼ぐことをメインにしない
ここまでの流れを見てもわかるとおり、ジャンルもそうなんですが、稼ぐことに執着していたり、そのために煽りの要素が入り込んでしまうアカウントは危ういです。
おそらくnoteも「良いコンテンツを提供していたら収益もついてきた」というアカウントを望んでいるはずなので。
ただ単にブログとして活用する場合は細かいことは気にする必要はありません(あからさまなヘイトなどはダメです)が、有料コンテンツを販売しようと思っている人は気をつけた方が良いですし、コツコツ運営することが大前提という認識は持っておいた方が良いかもしれません。
ちなみに「ハットリさんは何のためにnoteをやっているんですか」と聞かれることがあるんですが、僕の場合は「スクリーニング」と「情報発信者としての覚悟」に尽きます。
情報が有料であることを当たり前だと思っている人とだけビジネスをしたいので、そのために集客の段階でお金を払っていただく仕組みの1つとしてnoteを使っているということですね。
先ほども言いましたが「有料メルマガ」という位置付けがまさにそれで。
もう1つの「情報発信者としての覚悟」というのは「毎週火曜日と金曜日の9時に配信する」という約束を読者さんと交わすこと、さらにお金をいただくことで強制的なアウトプットの場所を作ることができるということです。
有料なので「これでいっか」で発信するわけにはいかないので、反強制的に記事のレベルを高めることにつながり、結果として自分の成長にもつながるんですよね。
この使い方はオススメですよ。
ということで、noteと言っても目的によっていろんな活用方法があるので、自分にあった使い方を見つけてください。