こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
起業してからつまづいているスタートアップの方のコンサルをしていると、クライアントの中には「少し休憩をさせてください」という人がたまにいます。
まぁ、事前に言ってもらえればいくらでも対応はするんですが、同時にシビアな現実もお伝えすることになります。
「ご自身のことなので計画を修正されるのはけっこうですが、一度休まれると戻って来れなくなる可能性が非常に高くなるので注意してください」
とお伝えしているわけですが、多くの人が勘違いしているのは、「休憩をすると成果が出る時間が遅くなる」と思っていることなんですが、現実は全く違います。
正しくは、「休憩をすると成果に到達できなくなる」んですね。
ビジネスはよくマラソンに例えられたりしますが、こういった話も例外ではなく、1度止まったり歩いたりすると、次にもう一度走り出すのがかなりしんどくなります。
で、もう1度走り出してもまたすぐに止まったり歩くようになったりするようになるんですね。
で、最後にはリタイヤすると。
しかし、リタイヤする理由は体力ではありません。
こういったことを繰り返すことで消耗するのは体力ではなく精神力なんですよ。
なぜなら、自分でがんばろうと決めたことを遂行できていない自分に対してハンパない嫌悪感を抱くようになるからです。
これが、「折り返し地点で少し休憩しよう」と最初に決めていたのであればまた話は変わってきますが、無計画な休憩というのは自己嫌悪に陥る最大の原因になります。
で、最初に自分で決めたことすらもがんばれないということは、そもそも目標や行動計画に無理があったか、ただのヘタレだったかのどちらかで、仮に前者だったとしても「無理があった」を論理的に分析できない限り、同様に自己嫌悪に陥ります。
とはいえ、人間というのは本来そんなもんです。
人間は「楽して得したい」生き物なので、しんどくなったら甘い夢を見て休みたくなってしまうのが当たり前です。
僕自身も。「ちょっと休憩しよう」と一息ついてから、完全に放置しているタスクなんかいくらでもあります(笑)
じゃぁ、そんな僕がなんでそれなりの成果を得ることができているかというと、他に休憩せずに続けられているビジネスやタスクが複数あるからです。
そういったビジネスやタスクを複数持つことで、
「あれは途中で放置しちゃってるけど、これはがんばって続けられてるしまぁいっか」
と、自分を褒めることで自己嫌悪に陥ることがなくなるんですね。
規模を縮小して継続するというのもありなんですが、それはそれで「これくらい妥協しないと続けられない自分」に嫌気がさして自己嫌悪に陥ります。
面倒くさいですね人間って(笑)
で、今回の話はコンサルを受けている人に限った話ではなく、むしろ自力でがんばろうとしているほど陥ってしまう傾向にあります。
もし、思うように成果が出ていないのに止まりそうになっている、休憩しそうになってしまっているという人は、ご一報ください。
折り返し地点まで僕が手をつないで引っ張っていきますよ。
よくあるような、「これだけやっていれば大丈夫です!」みたいなショボいコンサルはしないので。