こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
ビジネスで大きな収益を得るためにはどうすれば良いかというと、超ザックリ言うと2つしかありません。
1.トレンドにババ乗りする
2.鬼逆張りする
はい、この2つです。
どっちでいってもとにかくやってみればそこそこの結果は得られると思います。
ただ、どっちが楽でどっちがしんどいかという話になると、どっちにもメリットはあるしどっちにもデメリットはあるので、そこだけは把握した上で取り組んだ方が良いです。
トレンドにババ乗り
まず、「トレンドにババ乗り」についてですが、まぁ、ご想像の通り、流行りに乗っかるというのは手っ取り早いですよね。
パンケーキが流行っていればパンケーキ屋を出せば流行るし、不倫が流行っていれば不倫の記事を書いていればライターは儲かりますし。
SMAPが話題になっていればAbemaTVのようにいち早くアプローチすれば、大きな成果を得られるわけです。
で、今の時代、ちょっとアクションを起こせば大体の人とつながることができるので、人脈という要素に関してはハードルは低くなっています。
SNSによって芸能人やインフルエンサーとも簡単につながれてしまいますからね。
また、いろんな情報やマニュアルが存在し簡単に手に入りますし、専門家を見つけて外注することもできるので、よほどクオリティを落とさなければそこまでセンスがなくても参入できるのがトレンドビジネスです。
★ 初期段階で人脈づくりに奔走する必要がない
★ 経営やマーケティングのセンスが必要ない
★ 取得に時間を要する特殊な専門性が必要ない
まとめるとこんな感じですかね。
なので、差がつくとすれば資力、つまり、「お金を持っているか」どうかと「お金をかけられるかどうか」です。
ちなみに、トレンドビジネスをするとなると、当然、早いサイクルで廃りが来るわけなので、どんどんビジネスを乗り換えていかなければなりません。
で、そのスタイルを継続していくとなると、お金を上手く回していかなければいけないわけですね。
要するに、ここでいう「資力」というのは、ただ資金力があるということだけではなく、資産運用を含めたキャッシュフローのマネジメントも含まれてくるということです。
当たり前ですが、一発当てて次を考えていない人は死にます。
もちろん、一発で一生困らないくらい稼げれば良いかもしれませんが、それでも、得た収益を日本円でしか管理していないということになれば、これから資産を失う可能性はいくらでもあるわけで。
また、いくら継続課金のシステムをつくったところで、それがトレンドありきのものであればトレンドに合わせて終わります。
といったように、参入障壁が低く再現性も高いのが「トレンドにババ乗り」で、瞬間風速的に一生困らないくらい稼げれば人生の”アガリ(リタイヤ)”が待っています。
が、資金力がなければすぐ飽和状態に渦中に身を置くことになりますし、このスタイルを継続するために常にトレンドを追いかけ、キャッシュのマネジメントにも注力していかなければならないということです。
★ 一発で大きく当てなければならない
★ 秀逸なお金のマネジメント力が問われる
★ トレンドを常に追い続けなければならない
まとめるとこんな感じです。
鬼逆張り
次に「鬼逆張り」はどうなのかという話。
まず、「鬼」をつけているのは、ちょっとした逆張りなんて誰にも刺さりませんし、そもそもそんな小さなオピニオンは見つけてもらえません。
まぁ、「20年後に車を所有している人はいない」くらいは振り切らないと。
そうすることで賛否を呼び、ポジショントークが現実に近づいていくわけです。
じゃぁ、この「鬼逆張り」にどんなメリットがあるのかと言うと、まず逆張りというのはブルーオーシャンではなく「レッドオーシャンの隙間」なので、後発組が参入しにくく飽和状態にもなりにくいんですね。
なぜなら、「みんなわかってるけど失敗が怖いから誰も踏み入れない場所」にポジショニングするわけなので、そこを陣取ることができれば後発組が簡単に参入してくることがないんですよ。
もっと詳しく言うと、ブルーオーシャンの場合は、「そんな穴場があったのか!」とすぐにライバルが参入してき飽和状態になりますが、鬼逆張りであるレッドオーシャンの隙間は、成果が出るまでそれが正解なのか検討がつかないので認知されるまでに時間がかかります。
そうなると、その成果を見てからゾロゾロと来たところで、パイオニアであるポジションは簡単には揺るがないということです。
仮に、資金力がある後発組がパワープレイでポジションを奪取しようとしてきても、すでにその業界でパイオニアになった人(ビジネス)は、そのまま異業界でもハイポジションを陣取ることができます。
それはこの記事でも述べた通りで。
そうなると、どこにいっても独自のポジションを築けるわけなので、常識や固定観念にとらわれることなく発言もでき、商品やサービスの価格も”言い値”で設定できるようになります。
★ 飽和状態に巻き込まれることがない
★ 異業界へのハシゴの架け替えが容易
★ 言い値でビジネスができる
まとめるとこんな感じですね。
で、当然デメリットもあります。
まぁ、ここまでの流れで何となくわかると思いますが、まず高度な専門性が必要になります。
あるいは、経験やスキル、圧倒的な情報発信の量と質など。
また、そういったものを持ち合わせていない人にとっては、専門性を身につけるための時間が立ちはだかることになります。
それだけではなく、前述したように、鬼逆張りが認知されるまでの時間、成果が得られるまでの時間、評価されるまでの時間の壁も立ちはだかることになります。
まぁ、今まで積み重ねてきていない人は当然といえば当然ですが。
★ 高度な専門性が必要とされる
★ 成果が得られるまで時間を要する
★ 逆張りがスベった時のリスクが大きい
まとめるとこんな感じです。
ただ、デメリットの3つめである「逆張りがスベった時のリスクが大きい」に関しては、「鬼逆張り」が多くの人たちを不幸に陥れるような内容ではない限り、リスクはないと個人的には考えています。
というか、柳本剛(@BiyokaYanagi)さんの件で木村直人(@air_kimura)さんとやりとりさせていただいて、そう思いました。
ビジネスってのは本来自由っていうのは雇用を飛び出し、こういった逆張り発想によってブランディングし、周りが利を得るだけでもメリットがあるように思うのです。 https://t.co/PaPcdV8ixX
— 木村直人 【air】 (@air_kimura) 2017年11月9日
そうですね。ここまで突き抜けた逆張りをすると上手くいっても失敗しても周りはが得るものはデカイですね。結果、当人は失敗にならないというか。 https://t.co/YtsfsA2tzt
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2017年11月9日
おもいっくそ逆張りしたら失敗が失敗にならない。
個人でビジネスするなら、トレンドにババ乗りするか逆方向にダッシュするか、どっちかに行かんことにはどうにもならんね。
賢い人は良いとこどりしてるけど。こっちではトレンド便乗、こっちでは鬼逆張り、みたいな。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2017年11月9日
トレンドにババ乗りしながら鬼逆張りすれば良い
上記のツイートでシメがネタバレしちゃってますが、今回一番お伝えしたいのはそういうことです。
こういう話をすると「自分はどっちで行くべきか?」と考えてしまう人が多いんですが、どっちもやれば良いんですよ。
要は、トレンドを追いながら専門性をブラッシュアップしていき、強い専門性とオピニオンを示せるようになった段階で、強烈な逆張りをすれば良いということです。
ポイントとしては、「トレンドにババ乗り」と「鬼逆張り」は別カテゴリー(事業)でやるということですね。
当然ですが、同じカテゴリー内でやってしまうとメッセージや行動に一貫性がなくなってしまうので。
例えば、美容師だとすると、
多分、思考が美容師というカテゴリで考えてなくてアート、アビリティ、ビジネスでの構築で考えた時にメイン事業としてどうあるべきか考えたんじゃないでしょうか?
僕は逆に外にメインを持っていって本来メインであるはずの事業単価を下げたの方が合うという価値観だったような… https://t.co/PaPcdV8ixX— 木村直人 【air】 (@air_kimura) 2017年11月9日
まさにこういう考え方で、“認識のアービトラージ”とでも言いますか。
わかりやすく言うと、同じ事象でもカテゴリーや事業によっては認知されていないという認識の差を利用して、特定の分野では顕在化されているコンセプトを他のターゲットや場所、属性に持ち込むということですね。
この考え方は、「オリジナリティを生み出す」という難易度を下げつつも売れるコンセプトを考える際に有効です。
少し話がずれましたが、要は、これからの時代はどちらかだけに絞ってもダメで、最低でも2つ以上のカテゴリーや事業を持ち、一方ではトレンドにババ乗りし、一方では鬼逆張りをするというのが理想のスタイルではないかと思います。
ただ、逆張りするだけの専門性がない人はまずはそこからですね。
まぁ、そこに関してもゼロからではなく、気になる”鬼逆バリスト”を見つけたらその人から学べば良いだけです。
成果が出るまでには時間がかかるわけですから、そこまでのプロセスを見逃さなければパイオニアと同時くらいにポジショニングできるので。
一番アホなのは”トレンドにババノリスト”にピッタリくっついてチャンスを虎視眈々と狙っている人ですね。
チャンスなんか来ることないし、来たとしても”トレンドにババノリスト”と心中するだけです。
ブロガー界隈に多いようですが、逆張りしているように見えるイケダハヤトをはじめとするプロブロガーたちは、思いっきりトレンドに乗っかっているだけですからね。
炎上目的の稚拙な発信や、ニュースサイトや自己啓発本のコピぺだらけの発信を見て、それに気づいている人も最近ではかなり増えて来ているように思いますが。
最後は余談でしたが、参考までに。
木村さんに質問するきっかけとなった自由な価格設定、つまり「言い値」で商売する方法に関してはこちらの記事を。