起業

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起業(副業)で詰まないためにこの3つを頭に叩き込んで

仕事柄、起業の相談を受けることは度々あるんですが、そもそも誰にも当てはまる必勝法なんてものはないんですよね。

もちろん「これは押さえておいた方が良いですよ」というポイントはありますし、このポイントを押さえていれば、難易度の高い前人未到のビジネスに取り組もうとしない限り、コンサルを受ける必要なんて無いですし、ぶっちゃけ自力でなんとでもなります。

逆に、このポイントを押さえていない人が挫折したり、挫折しきれない人が詐欺師や炎上商法マンの道を突き進むようになるんですね。

ちなみに、起業相談で特に多いのが「オンラインビジネスに取り組みたいんですが…」なので、今回はオンラインビジネスに絞って話をします。

オンラインビジネスのイメージが間違って伝わっている部分も多く、誤解している人もけっこう多いんじゃないかなと思うので。

オンラインビジネスが他のビジネスと比べて難易度は低いということは事実ではあるんですが。

① 習慣化の考え方

成功者は「オンラインビジネスはレバレッジが効く」と口を揃えて言いますが、これの本意は「手っ取り早く稼げる」という意味ではないんですね。

他のビジネスに比べて小さな努力でそれなりの成果が出せるということであって、作業自体は地味地道極まりないわけです。

あまり人と会わずにコツコツと作業をするのがメインになるわけですから。

かといって、孤独に働いた分のリターンが何年も得られないのかというとそういうわけではなく、ビジネスに取り組める環境にもよりますが3ヶ月くらいが目安だと思ってください。

昨今はオンラインビジネスの難易度かなり下がっているので、真っ当に3ヶ月も取り組めばそれなりの収入は入ってくるので。

もし何の成果も得られないとしたら、それは単純に向いていないか、3ヶ月間ぬるいことしかしていないかのどちらかなので、取り組むビジネスを変えるか、強制性のある環境を用意した方が良いですね。

強制力の働かない個人ビジネスは、いつやめても誰にも何も言われないので、だからこそ、サボれてしまいますしやめられてしまうわけですから。

これがサラリーマンとして会社の業務として取り組んでいるのであれば、途中で放り投げることはないですよね。

まぁ、よほど仕事ができなければ部署換えはされるかもしれませんが。

挫折する人や失敗する人というのは、再起不能になるのではなく(中には炎上して消える人もいますが…)、だいたい自ら飽きてやめてしまうだけで、オンラインビジネスは、途中でやめさえしなければいずれ大なり小なりの結果はついてきます。

じゃぁ、強制力が働かず、見返りも乏しい期間が数ヶ月続く中でどうすれば継続することができるかということなんですが、施策は多々ありますが、習慣化するということに尽きます。

作業をするのが当たり前、やらないと気持ち悪いというレベルになるまで。

まぁ、そのためには、一定期間の継続が必要なので、卵が先かと鶏が先かというパラドックス的な話になってしまいますが、「いつまでがんばるべきななんだろう?」と疑問が湧いたときは「習慣化するまで」と自分に答えてあげると良いです。

ただ、続ければ良いというわけではないので、併せて習慣化しやすい環境を整えるなどの工夫もすべきで。

例えば、習慣化云々の前にそれなりの収益が発生し、やめる理由が無くなるというパターンは理想だったりするので、単発的でも良いので情報発信〜集客〜セールスまで一旦走らせてみるというのも良いでしょう。

もちろん、最低限の商品クオリティは担保した上でですが。

② 会社はやめない

起業相談の際には「会社を辞めようと思ってるんです」という人もいますが、一方で「会社辞めました!これからがんばります!」という人も一定数いて、ちょっと困ります。

その事後報告はなかなか重たいですw

確かにそれも行動力だと言えますし、背水の陣を引くという有効性はあるかもしれませんが、基本的にはオススメはしません。

会社に限らず何かを辞めるときというのは、変にテンションが上がって正常な判断ができなかったりしますし、辞める理由を無理矢理正当化したりしがちなので気をつけた方が良いです。

勢いで辞めたは良いけど、虚無感や不安におそわれて鬱状態になってしまう人も少なくないので。

会社員の定期収入は、個人ビジネスをする上で精神敵安定につながるので、心身共にツラい仕事は無理して続ける必要はないですが、そうでなければ絶対に辞めない方が良いです。

まずは副業というスタイルから始めることをオススメします。

会社を辞めても良いタイミングとしては 月に100万円とか稼げなくても良いので、数ヶ月間安定的に月50万円ほど稼げるようになるくらいですね。

会社員で月に50万円の給料をもらえるようになるのは大変ですが、自分のビジネスを持てば継続的に月50万円程度の収入を得ることはそんなに難しいことでは無いですから。

ただ、オンラインビジネスは、ラッキーホームランで瞬間風速的に数百万円稼げてしまうこともあるので、そのタイミングで調子に乗って辞めないようにはしてください。

特に、インフルエンサーの影響力を借りるなど、人脈やプラットフォームに依存して一瞬稼げることはよくあることなので、そこで勘違いしないように、ということですね。

切り捨てられたり垢BANされたら終わり、良くてジリ貧ですから。

ポイントは稼げる額よりも「ビジネスの地力」がついているかどうかであり、50万円程度の額でも毎月継続的に入ってくるようになればそれは実力が備わってきている証拠です。

そうなったら、不義理のないようにスパッと辞めてしまって良いでしょう。

③ お客さんの選定

前述した「ビジネスの地力」のもう一つの判断基準として、お客さんを選べるかどうかというのがけっこう大事で。

起業当初は「あれもできます」「これもできます」とキャパの提示を広げがちですが、それをやり続けるのはオススメしません。

お客さんの要望や態度に少しでも懸念がある場合は、しっかり断っていかないと「あの人はこのくらいの価格でここまでやってくれる」というような不本意な噂が広まり、それがそのまま自分の市場価値になってしまうので。

信頼関係のないお客さん、お試しやフロントエンドを求める人は、当然「安く」「早く」を求めるわけですが、仕事欲しさに割りの合わない条件で妥協してしまうとヤバいことになります。

報酬で妥協すると、それが相場になりそのお客さんと付き合えば付き合うほど時間は奪われ、利益も垂れ流してしまいますから。

納期に関しても同様に、お客さんのわがままを聞いてばかりいると、都合の良い人、つまりただの便利屋、奴隷と化します。

一定期間は、死に物狂いで何でもこなす期間は必要かもしれませんが、その仕事をこなすことで自分のスキルアップや経験につながるかどうかは客観視することは忘れないようにしましょう。

相手は奴隷扱いをするつもりでも、こちら側としてメリットがあれば別に良いんですが、ただ使い捨てされるだけの関係性はさっさと切るべきです。

それが起業の初期段階であったとしても。

お客さんを選べる、つまりほとんどのストレスを避けつつ収入も安定させられる状態というのが、本当の意味で「ビジネスの地力がついてきた」ということでもあり、一気に走り出すタイミングだということですね。


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