こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
ブログに関して、「初心者はとにかく100記事書け!」なんてことが言われたりしますが、これはあながち間違ってはいなくて。
もちろん、目的にもよるので、例えばアフィリエイターを目指すのであればそういうわけにはいきませんよね。
当たり前ですが、アフィリエイトは「とにかく数さえ書けば稼げる」という世界ではないので、サイトの基本設計からキーワード選定、ASPの選定まで綿密に考えて進めていかないといけないわけじゃないですか。
そうではなくて、自分のビジネスのために活用するブログ、
・認知度をあげる
・集客をする
・問い合わせをしてもらう
・見込み客リストを獲得する
・商品を購入してもらう
といったことが目的であれば、まずはガムシャラに100記事を書いてみるというのもありです。
ただし、筋トレという意味ではなく、自分の「強み」を知るために。
数稽古の目的①:得意な書き方の見極め
巷のブログ指導などを見ていると、「ブログを書くことが向いているかどうか?」で白黒をつけがちで、向いている人はやれば良いし、向いていない人は広告運用やオフラインでのマーケティングをすれば良い的な流れがあります。
でも、実際はそんな単純な話ではなくて、大枠だけを見ても
・ノウハウ記事を書くこと
・オピニオン記事を書くこと
それぞれ得意な人がいます。
この2つの違いに関しては上記の記事を読んでください。
で、学生の時にいませんでしたか?
読書感想文を書くのはすごく上手いけど、グループの意見をまとめて発表するのはすごく下手な子、あるいはその逆で、カッチリとした報告をするのはすごく上手いけど、感情的な意見を言うのはすごく苦手な子がいたと思います。
といったように、同じ情報発信であっても得意分野と苦手分野が存在していて、ノウハウをパッケージングして伝えるのが向いている人もいれば、物議を醸したり人の感情を揺さぶるのが向いている人もいるわけです。
上記の記事でも書いたように、両方書けるに越したことはないですし、その方がビジネスの選択肢も拡がります。
が、巷のインフルエンサーを見てもわかるように、ノウハウはまるで空っぽなのにエッジの効いたオピニオン寄りの発信を続けることで、ポジションを獲得している人もいます。
逆に、別に目立ってはいないけど、「発信しているノウハウがしっかりしていてわかりやすい」といった理由でお客さんがしっかり付いている人もいるわけなんですよね。
なので、 まずは自分がノウハウ発信とオピニオン発信のどちらが向いているのかをしっかり把握することが重要で、「自分はブログを書くのは向いていないな…」とあきらめるのはその後で良いんです。
どちらが向いているか、どちらが書いていて楽しいかを知るということです。
数稽古の目的②:反応がある書き方の見極め
ただ、どちらの発信が向いているかが分かったとしても、それは単なる「リソース」であって、その発信に反応してくれる人がいてはじめて「強み」になります。
そう、なので、この100記事を書いている間に、どちらが反応をもらえるのかもしっかりと把握する必要があるということです。
例えば、「自分はオピニオン記事でグイグイ主張するのが得意だ!」と思っていても、読者からしたら「自己満記事で面白くない」と評価されるかもしれませんし、「ノウハウ記事はどうしても堅苦しくてなって面白い記事が書けないな…」と思っていても、「これは神記事だ!」くらいの勢いで評価してくれるかもしれないわけです。
じゃぁ、そうなった時、得意な記事が評価されず得意じゃない記事が評価されてしまった場合、「いや、でも僕こんな記事書きたくないんだよね…」となってしまう場合ももちろんありますが、それでも、一生懸命書いた記事が評価されたり売上に変わっていくと人って嬉しくなるもんで。
メルマガにガンガン登録してくれるとか、SNSで拡散されるとか、継続的に評価してくれる人が一定数いると楽しくがんばれます。
ということで、得意な記事のカタチがわかったら、それが評価されるのかどうかをちゃんと確認してください。
で、それだけではなく、得意じゃない記事も「もしかしたら評価されていないか?」とちょっと期待しながら、反応はしっかりリサーチしてみてください。
2つの視点を忘れずにガムシャラを
島田紳助さんのNSCの講義で、
プロ野球選手は素振りなんて当たり前にやっている。ただ毎日バットを振ってるのはただの筋トレ。結果を出すヤツはピッチャーが誰で、どんな球を投げているかまでイメージしてバットを振っている。
といったような話がありましたが、まさに100記事をガムシャラに書くのはただの筋トレであり、それは多くの人がやっていることです。
かといって、アフィリエイターの修行のように綿密に1記事1記事を書いていこうとすると、1記事が仕上がるまで恐ろしい時間がかかりますし、その時点で挫折しかねません。
なので、そこまでする必要はないので、ブログを書くことの目的を明確にし、自身の目指すビジネスの形態、ポジショニング、ブランディングを意識した上で、
せめて
ノウハウ記事
オピニオン記事
という2パターンにわけて“バランス良く”ガムシャラに100記事書いてみてください。
これはブロガーを目指す人というよりかは、すでに何かしらの事業をやっていて、ブログを活用していきたい、自身の影響力をつけていきたいという人のための最初のアドバイスです。
ぜひ参考にしていただければ。