有料コンテンツ

WEB集客

無料コンテンツと有料コンテンツの線引き問題

普段からストマーケティングの話をちょいちょいしていますが、そっち系の話をしているとよく質問されるのが「無料コンテンツと有料コンテンツのライン引き」なんですが、これに関しては、僕の基本的な考え方としてはずっと変わらず「そんなものはない」なんですね。

無料だろうが有料だろうが全力で作るというのが絶体的解です。

そうすることで「この人の情報やコンテンツは全て網羅したい」と思ってもらえるわけですし、逆に無料だからといって手抜きでゴミのようなコンテンツを作っていてはそのあとにつながらなくなってしまいます。
 

とはいえ、最初からその状態に持っていくのはなかなか難しいので、まだ情報発信の質も量もショボいうちは「無料コンテンツ ▶︎ 有料コンテンツ」と内容をステップアップさせていくという王道を一度は実践してください。

もちろん、人によっては無料コンテンツの前にブログがあったり、ブログの前にTwitterがあったりするわけですが。
 

じゃぁ、その場合

有料コンテンツ
メルマガやLINE(無料)
ブログ(無料)
Twitter(無料)

これらの違いはどこにあるのか。

このテーマで悩んでいる人はめちゃくちゃ多いと思うので、今回はこれについてできるだけわかりやすく解説していこうかなと。

ブログには何を書くのか

順番が前後しますがまずはブログから。

ブログは集客が目的なわけですから、最も優先すべきは見込み客が検索するであろう「キーワード」になります。

要は、必要なアクセスを集めるためのキーワードを意識して集客記事を書くということですが、一方でブログ訪問者を離さないために内容重視記事も必要になります。

もちろん、キーワードと内容が伴った記事が書ければそれに越したことはないんですが、読者が読みたいのはキーワードが不自然に散りばめられた記事ではなく問題解決につながる求心力の強い内容です。

なので、アクセスと求心力を網羅できるレベルの記事が書けないうちは「集客用記事 ▶︎ 内容重視記事」という導線を引くのが無難だということですね。
 

例えば、ダイエットのコンテンツを最終的に販売したい場合。

この場合、集客記事ではタイプ別や目的別のダイエットの“知識”を提示してあげて、その中で自分がしっかり教えられることや効果が高いものを徹底的に解説した内容重視記事に誘導します。

内容重視記事というのは、言ってしまえばキラー記事ですね。

内容もしっかりしているだけではなく、メルマガやLINEへの登録にもしっかりつながるインパクトのある記事だということです。
 

もし「集客用記事 ▶︎ キラー記事 ▶︎ メルマガ(LINE)」という導線を敷いていて、アクセスはあるのにリストが集まらないようであればキラー記事を増やします。

例えば、オピニオン記事やプロフィールページといった、発信者の人間性や価値観を伝える記事を書くことで「この人の考え方好きだな」と立派なキラー記事になり得ますからね。

メルマガやLINEには何を書くのか

次のステップも無料コンテンツですが、書く内容に関しては基本的にはブログのキラー記事と同じ位置付けで良いです。

ただ、メルマガやLINEがブログと異なる部分もしっかりあって、それは

❶ クローズドであること
❷ 読者の能動性が高いこと
❸ コミュニケーションが取れること

という3つです。
 

メルマガやLINEといったプライベートでも使っているツールをインプットツールとして使うわけなので、クローズドであり親密性は自然と高くなります。

そして、読者が自ら登録というアクションを起こしてくれているわけなので、「たまたま見つけて読んだブログ」という受動から「読みたくて読むメルマガ(LINE)」という能動に変わるわけですね。
 

また、ブログで取れなかったコミュニケーションが取れるようになるので、これも受動からの能動への変化ですね。

というように「ブログ ▶︎ メルマガ(LINE)」とステップアップすれば、情報の価値は自動的に上がるので「ブログよりも凄いことを書かなくてはならならない」と気張る必要はありません。

情報発信の内容としては、ブログのレベルよりも下げなければ問題ないということです。
 

唯一意識すべきことは「読者が変化を感じられる内容にする」ということ、あるいはそのきっかけを作るということですね。

それは本文の内容で変化を感じてもらっても良いですし、今まで返信をしたことがない人であれば「返信をしてもらうこと」もそれ自体が「思考すること」「行動すること」なので大きな変化になります。

有料コンテンツの考え方

有料コンテンツは、環境の改善、あるいは購入者自身の成長に向けて必要なモノをフル動員して提供する場です。

もちろん、その中で価値観の変化も起こる可能性がありますが、目的はあくまで成果創出、目的の達成だということですね。
 

無料コンテンツでも成長できるノウハウを提供するわけですが、それは前項でも話したように、あくまで「変化を感じてもらう」「気づきを得てもらう」ためのものです。

どちらもノウハウの提供という同じ行為であっても、無料コンテンツと有料コンテンツとでは目的が異なるわけです。

Twitterでは「有料級」という言葉が好きな情報発信者は多いですが、単に有料コンテンツを無料公開してもそれは求心力にはならないということがこれで分かっていただけるかなと。
 

無料コンテンツでも変化を感じてもらい、その勢いで自力成果を出せる人もいますがそれはそれでOKです。

成果を出すまでの具体的かつ効果的な方法、例えばムダの排除や利益の最大化などを知りたい人だけが有料コンテンツを手にしてもらうという流れがベストなので。

有料コンテンツをコンサルサービスなどと置き換えても同じですね。

Twitterはオマケ

ここまで読んでいただければ、あくまでTwitterなどのSNSはオマケであるということがわかっていただけるかなと。

インフルエンサーであればTwitter上だけで有料コンテンツは売れます。

なぜなら、Twitterだけでブログ(集客)の役割もメルマガ(能動化)の役割も全て網羅できてしまうからです。

そのインフルエンサーが本物であろうが偽物であろうが、実績や経歴、フォロワー数、言葉の強さによって一定数の人はマインドコントロールされてしまうんですよね。
 

だからと言ってTwitterだけをガチってそのポジションを目指すのは自由なんですが、なれなかったときには何も残りません。

Twitterはフローメディアなので、コンテンツは垂れ流し状態で何もストックされず、ただただフォロワー集めのために大量の時間を消費したという結果しか残らなくなるんですね。

そうなると、結局「フォロワーの集め方」という有料noteを売るという末路しかなくなるということです。

そうならないために、集客できるブログを作り、リストもしっかり獲得し、ブログに誘導するための導線の一つとして余裕を持ってTwitterを運用するというのが理想です。


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