ビジネスをしている人であれば、ブロブやYouTubeで継続的に情報発信をすることは今や当たり前になっていますよね。
ノウハウや経験、知識、スキルをガンガン提示することで、権威性や信頼性にもつながりますし、SNSなどでリアルタイムで発信することで思考やトレンドをアップデートしていることの証明にもなります。
もはや「え?ブログ書いてるんですか?すごい!」「え?YouTubeやってるんですか?すごい!」とはならないじゃないですか。
むしろ、そう言う人のほとんどが「やらなければならないことはわかっているけどサボっているだけ」であって、情報発信をするのは当たり前です。
やっている人がすごいんじゃなくて、やっていない人が「え、やってないとか正気ですか?」状態だということですね。
とはいえ、やはり継続が難しく「やろうと思っているけどやっていない」よりも「やってたことはあるけどやめてしまった」という人が多いんじゃないですかね。
ということで、情報発信を効率化させて継続させるためのテクニックの話をしていこうかなと。
これをやることで情報発信力も鍛えられるのでぜひ。
モチベーションなどの精神論でもなく、ライティングテクニックの話でもなく、システム的な話なっているので、今日から始められるかなと。
嫌なら無理して公開しなくても良い
結論から言うと、情報発信を途中でやめることなくコツコツやっていきたいのであれば「1つのブログ(媒体)にこだわらないこと」ですね。
ビジネスのために新規で立ち上げたブログを「ブログA」としましょう。
ブログを書き始めると、多く人が「こんな記事を世に出して良いのか?」「こんな情報を必要としている人が本当にいるの?」と自暴自棄になりがちです。
最初からそんなに簡単に最高の記事が書けるわけがないのに、なぜか完璧主義になって「良い記事が書けるようになってから公開したい」みたいなわがままを言い出します。
いや、気持ちはわかります。
なので、後悔するのが嫌なら、書いた内容に納得がいかないなら、その記事はブログAでは公開しなくても良いです。
立ち上げたばかりのそのブログAでは公開しなくても良いので、その代わり、その記事を公開できるようなブログBを新たに立ち上げて、そこで公開してください。
ブログAのテーマに合うように記事を再構築するのではなく、その記事に合うテーマのブログBを立ち上げるとうことです。
こうすることで、情報発信を効率化&強化のためのメリットが5つ手に入ります。
① ボツ記事なくスキルが手に入る
通常であれば、ブログAのテーマに合わない場合はゴミ箱行きになるわけですが、その記事を残すためのブログBを立ち上げた場合、そこで記事が使えるわけですから、ムダにならなくなるんですね。
よほど酷い記事でなければボツ記事は発生しなくなります。
ブログAで書き始めて「何か違うな」と思ったらブログBに全部移してしまえば良いわけですから。
ブログBでも良いので、そこで最後まで書くということを続けていくうちに、ライティング力、文章力はついていくので、徐々に「これはブログAでしっかり書きたい」となってくるんですよ。
もちろん、初期段階でも「これはブログAでいけるな」と思ったら、それはブログAで公開してしまえば良いわけです。
誰にも必要とされていない、誰もが辿り着けない記事なんてないので、自分では「ゴミ記事だ」と思っていても、ブログBでその記事を公開していることで誰かがその記事にたどり着き、悩みを解決できるかもしれないんですよ。
知り合いに知られたくなければ、SNSなどで記事をシェアしなければ良いだけです。
② 思わぬアクセスが呼び込める
ブログを書いているとわかると思いますが、渾身の記事が全然反応がないことなんてざらにありますし、逆に、肩の力を抜いて書いた記事が、名刺がわりになるくらいの大量のアクセスをヒット記事になることもあります。
Twitterなんかでもよくあると思いますが、狙った記事(ツイート)がバズらなくて、狙っていない記事(ツイート)がバズってしまうと。
どれだけリサーチしてSEOを考えて記事を書いても、スベるときはスベるもんです。
これって、もし運営しているブログがブログA1つしかなくて「なんか違うな」と思った記事を全部ボツにしていたら、絶対に起こり得ないチャンスじゃないですか。
こういったチャンスを逃さないためにも媒体やテーマは一つに絞らない方が良いんですね。
媒体(やテーマ)を1つに絞ってしまうがゆえに、自分自分の記事を否定し、誰かにとって大きな価値があるかも知れなかった記事が、日の目を見ることなく消えてしまうことになります。
これはあなたにとっても読者にとっても非常に残念なことですよ。
③ 情報発信者としての権威性が手に入る
情報発信をする媒体が複数あることで、結果的に様々な切り口やテーマで発信しているということになるので「専門性が広い人」というイメージを持たれやすくなります。
もちろん、ゴミ記事を量産したブログを複数持っているのは逆効果になるので、残すべき記事は取捨選択していかなければなりません。
そこだけは勘違いしないようにしなければいけません。
たくさん記事を書いているから、ブログを複数運営しているから凄い人というわけではないということです。
また、関連性がなさすぎる複数のブログを紹介しても「この人って結局何屋さん?」となってしまうので、そういったブログCやブログDはあまり公にはしない方が良いでしょう。
例えば、プライベートのブログなどは、プライベートに興味を持ってくれた人だけに読んでもらえるように、プロフィールの詳細にだけ紹介をしておくとかですね。
④集客の入口が増える
例えば、僕の場合は内容とボリュームで
ビジネスブログ ▶︎ オピニオン寄りの記事(ボリューム大)
有料note ▶︎ ノウハウ記事(ボリューム大)
無料noteや個人ブログ ▶︎ 気楽なコラム記事(ボリューム中)
メルマガ ▶︎ クローズドでヘビーな記事(ボリューム小)
LINE ▶︎ クローズドでライトな記事(ボリューム小)
Twitter ▶︎ 編集加工する前の記事(ボリューム極小)
みたいな感じで、ざっくり分けて書いているんですが、あまりどれで書くとか決めていないんですね。
WordPressで書き始めて「ん?これはそんなに書くことないし内容も緩めだから無料noteだな」とか、メルマガを書き始めて「これはもっと掘り下げたいし多くの人に伝えたいからWordPress」だなとか、記事に合わせて途中で媒体を選んでいます。
そうやって分けていくことで、結果的に集客の複数の入口になっているわけです。
しかも、媒体ごとに刺さるテーマが違うので、バラエティに富んだ読者や見込み客と出会えるというメリットもありますね。
いろんな媒体があって面倒臭いように見えて「うーん、この記事をどうやって使える状態にしよう?」とか考える時間を排除できるので、実はめちゃくちゃ効率的です。
これはあっち、これはこっちというふうに分けて続きを書くだけなので。
このテーマで全然発信することないなと思ったら、一定期間見てその媒体は捨てれば良いだけですし。
さすがに、WordPress、アメブロ、はてなブログ、note…と意味なくいろんな種類の媒体を使うと、仕様やアップデートが多岐になるので面倒臭くなりますが、WordPressを増やすだけなら、テーマも共通であればプラグインの設定も同じにすれば良いだけですし、noteも有料か無料かだけなので、管理に手間どうこともなく。
⑤ 特化型としてSEO的に有利になる
ブログAをカテゴリー分けして雑記ブログにしてしまっても良いんですが、それは完全に個人のオフィシャルブログが良いでしょう。
ビジネスブログの場合は、カテゴリーが多数あってしかも雑記だと読み手としては読みにくいですし、他に狙いたいテーマやキーワードで特化しているブログがあればSEO的に不利になります。
なので、明らかに毛色の違うテーマは、カテゴリーではなく媒体で分けるのがベターだということです。
僕も最初は子育てブログやプライベート、オフィシャル的なものもメインブログにねじ込もうとも考えましたが、完全に別媒体で運用することで自分的にも読み手的にもスッキリする結果となっています。
僕のビジネスには興味がないけど、子育てブログだけのファンの方もいらっしゃいますしねw
テーマに合わすべく記事の編集、加工で悩んで継続できなくなるくらいであれば、その記事をそのまま使えるようなテーマのブログを複数立ち上げてみてください。
思わぬ効果やチャンスが得られるかも知れませんよ。