こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
メルマガで質問をいただいたんですが、ちょうど書こうと思っていた内容とリンクしたので質問にも答えるカタチで記事にしました。
いただいた質問は以下の通り。
服部さんは元々、コンサルの会社にいて、そこから独立したそうですが、そういった経験のない人間はコンサル業で収益をあげていくのは難しいでしょうか?私としては、世の中により良い生き方を広めたいと思い、コンサルをしたいと思い事業をコンサルティングにしました。
この方(男性)のブログは好きで、密かに毎回ちゃんと読んでるんですよね(笑)
破壊的な価値観も僕と似ているところもあって。
で、結論から言うと、強烈な想いやビジョン、価値観が提示できれば、コンサル業は成り立ちます。
まぁ、ビジネスはなんでもそうですが、ビジョンに共感さえしてもらえれば勝ちです。
特に、コンサル業や先生業という職種は、困っている人や会社がなくならないかぎりは、無くなることはありません。
日本の政治や経済の状況が良くなれば必要とされなくなるという、なんとも皮肉なビジネスではあるんですけど。
なので、未経験だろうが自分の得意分野でコンサルタントと名乗ってガンガン結果を出していけば収益を上げていくことは全然可能です。
僕がいつも、コンサルタントをやりたいのならさっさと名乗った方が良いよ、と言うのは、まさしくそのためです。
僕はマーケティングの”ど素人”だった
僕が長く働いていたコンサル会社は成果主義を導入することで組織は強くなる!という、かなり泥臭いコンサル会社でした。
何度も言っていますが”どブラック”でした(笑)
MBA的なことは学べましたが、WEBマーケティングもクソもありませんでした。
だからこそ、自分自身で、WEBマーケティングを学んで実践することを始めたわけです。
そして、これこそがこれから本当に必要だと思い、マーケティングコンサルを名乗りました。
で、活動をしているうちにそもそも、自前のWEBサイトがショボければ、マーケティングにも限界があるよね、ということでWEB制作も触れるようになりました。
ただ、WEB制作に関しては、デザインやセンスという部分も大きいので、ここまで網羅することは向いていないと思い、基礎を理解した上で外注という手段を取りました。
コンサルタントは常に変化が問われる
上記の流れを見てもらえれば分かると思いますが、自分のリソース(経験)だけを生かしてのんびりと走ってきたわけではありません。
リソースを元に常に変化してきました。
自分でスキルを身につけたり、時には誰かに任せるという選択肢を取ったりして。
で、今もなお変化し続けているわけです。
セミナーをしないというスタイルもそうですね。
起業やマーケティングに関する情報なんて、今では、いくらでもネットで拾えるわけですし、セミナーなどでは成果を追えないことくらい普通のコンサルタントなら誰もが知っています。
知らないのは参加しているお客さんだけです。
コンサルタントにとってのセミナーは、集客と高額サービスの成約の手段でしかなく、ただの「喋るセースルレター」ですから。
ということで、セミナーという集客法は捨てて、情報発信に特化しました。
なぜなら、セミナーをしないことで、お客さんにとっても、コンサルタントにとってもムダな時間やお金を排除できるので。
で、そのほうが信用度も上がりますし情報弱者をスクリーニングできるからです。
そもそも、セミナー三昧のコンサル業界で、同じことをしてもしょうがないじゃないですか。
そんなことをしてもビジネスは継続できません。
さらに、WEBマーケティングにおいてトップレベルの知識とスキルを持つ人は誰か? と考えた時に行き着いたのが、アフィリエイターだったんですね。
なので、そこに関してもトップアフィリエイターから今も学んでいます。
で、アフィリエイトという仕組みは、お客さんにとっても高い価値があることなので、一石二鳥なわけです。
自分のビジネスレベルも上がって、かつ、ブログなどで発信をしているお客さんにも少ない労力で稼げるという新しい選択肢を提供してあげることができるので。
コンサルタントというのは自分のレベルや収入を上げていくためには対応できるお客さんの悩みのレベルも上げていかなければならないんですよね。
情報弱者ばかりを相手にしていても、同じようなハイエナはごまんといるわけです。
また、情報を検索するためのツールも、どんどん発達して高度なものになっていくので情報弱者すら少なくなっていきます。
自分自身の変化なくして未来はないのです。
コンサルサバイバル脳を鍛えよう
もう一度結論をおさらいすると、コンサルタントは誰にでも簡単になれます。
名乗りさえすればその日からなれるわけなのでこれは紛れもない事実です。
しかし、重要なのは、名乗ってからが本当の勝負だということです。
少し前であれば、自分で「このスキルが足りないな」と思ったら、その時に必死に学べばよかったです。
が、今では、それではもう遅すぎるんですね。
もっとお客さんのためになることはないか、それには自分には何が足りないかということを常に自問自答していなければ一瞬にして食えなくなってしまいます。
「セミナーをやるコンサルタントはアホだ」
という価値観も、すぐに誰かが真似しだします。
美味しい集客法や収入手段を捨てることなのでなかなか勇気がいることですが。
まぁ、なので、当分は出てこないでしょう。
といって、そこであぐらをかくのではなく、独自の市場を荒らされることは事前に想定して次の手を打っておく必要があるのです。
ビジネスモデルはいつか必ず廃れます。
いつかコンサル業を撤退する日が来ることも想定しておかなければなりません。
そのためは、新しいことをどんどん吸収しつつも、過去の価値観とおもいっきり矛盾したり、整合性が取れなくなるということがないように、上手く自分の価値観やリソースと融合させて常に変化していくというのがコツです。
コンサルタントで生計を立てたいという人はこういった「コンサルサバイバル脳」を持っていざチャレンジしていただければと思います。
パラサイトヒューマンになる覚悟があれば
こういったことが楽しめるのであれば、そして投資と実践を繰り返せるのであればコンサルタントというビジネスをオススメします。
ただ、自分自身が成長していかなくても、長く生き残っていける方法が1つだけあります。
それは、「インフルエンサーへの寄生」です。
僕がコンサルのセミナービジネスを否定するのは、こういった背景もあるからなんですね。
セミナー講師はコミュニティに依存させることで情報弱者から定期収入を得ます。
そして、セミナーの参加者は、その講師(教祖)が強い影響力があるので、それを利用しようと集まるわけですね。
コミュニティの紹介や教祖のお膳立て、幹部連中のヨイショ、SNSのタグ付けなどです。
自分のお客さんにとって何のメリットもない、むしろ気持ち悪いとしか思えないような行動を平気でやってしまう連中は、ただの「パラサイトヒューマン」なわけです。
寄生虫ならぬ「寄生人間」ですね。
そういったカタチで組織に寄生すれば、自分自身が成長していかなくてもある程度の期間は食いつなぐことが可能です。
商品力やサービス力がなくても、関係性やつながりだけで買ってもらえるので。
「あの教祖様のお弟子さん何ですね!」
「あの宗教の信者さん何ですね!」
という感じで。
まぁ、教祖様が下手をこいた時点で生きていけなくなるのは火を見るより明らかです。
また、コミュニティは運命共同体なので、参加者の誰かが何かをやらかしたら、共倒れになるというハイリスクは普通に孕みます。
パラサイトヒューマンとして、コンサルタントをやるのかやらないのかはその人の自由です。
自分も強い影響力を持つために教祖やコミュニティを利用するだけ利用して、タイミングを見て抜けるというのもありですから。
まぁ、タイミングをミスったら即終了ですが。