こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
会社をクビになったり、逃げるようにして会社を辞めた人間が、なぜ、「コンサルタント」を名乗っているのだろう?
なぜ、オンラインサロンなどで指導者を名乗っているのだろう?
なぜ、Twitterでサラリーマンよりも上のポジションにいるかのような口調で教えを説いているのだろう?
不思議だよね。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年4月23日
会社をクビになったり、逃げるようにして会社を辞めた人間が、なぜ、「コンサルタント」を名乗っているのだろう?
なぜ、オンラインサロンなどで指導者を名乗っているのだろう?
なぜ、Twitterでサラリーマンよりも上のポジションにいるかのような口調で教えを説いているのだろう?
最近は、このような疑問を感じている人も多いんじゃないですかね。
イヤなことから逃げることは悪いことじゃないですし、むしろ、自分が潰れてしまう可能性があるのであれば、そんな環境からは早々に脱出するべきでしょう
で、起業して、好きなことをしたり、好きなものを売ったりと、ノンストレスな環境で稼ぐことは素晴らしいことですし、そんなことができれば最高です。
まぁ、確かに「甘いよね」とは思いますし、勝率を上げるために理解しておいた方が良いことなどはありますが、向いていることや好きなことを見つけることで、人生を良い方向に転換させられる人は一定数いるのは事実なので、それを否定するつもりもありません。
自分がやりたいことを、やりたいときに、やりたいようにやり、そして、それでお金を稼ぐことができるというのは多くの人が求める理想ですし。
ただ、これが「指導者」という立場でビジネスをするとなると、また話は別なんですよね。
勤めていた会社の問題や仲間、お客さんをほったらかして逃げたヤツに、コンサルタントや指導者を名乗る資格なんて一切無いわけでして。
だって、「自分の身の安全を一番に考えて誰よりも早く逃げる人」だということが証明されているわけですから。
逃げるヤツは何度でも逃げる
もう一度言いますが、誰に指導やアドバイスをするわけでもなく、好きなことをする、好きな商品を売るのであれば、全然逃げて構いません。
が、コンサルタントや指導者という立場でビジネスをするつもりなのであれば、あまりに資質が無さすぎますし、プロフィールで「クビになった」「逃げた」を公言しているとかアホとちゃうんかなと。
指導者って、後からいくらでも身につけられるテクニックとかスキルとかで成り立つものではなくて、「資質」で成り立つものなんですよ。
なので、起業したからといって、支持者が現れたからといって、専門性を高めたからといって、優秀な指導者になれるわけではなく、むしろそんな簡単に「資質」は変わらないんですよね。
逃げるヤツは何度でも逃げる
ということです。
裏切るヤツは何度でも裏切る
ということです。
ブラック環境は友達
ぶっちゃけ言ってしまえば、指導者やコンサルタントになる人間は、ブラックな環境を楽しめるくらいの資質が無いと役不足なんですね。
決してブラックを推奨するわけではなくて、不満や不安、不自由、不便といったストレス環境こそコンサルタントの腕の見せ所だからです。
例えば、ずっと続いているブームとして「サラリーマンなんかさっさと辞めちまえ」みたいなものがありますが、全ての人が起業を求めているわけではないですし、もっと言うと、サラリーマンには向いているけど個人でビジネスをするのには向いていない人もいるわけです。
起業家やフリーランスが上でサラリーマンが下とかいうくだらない話ではなく、組織で力を発揮できる人もいれば、個人プレイが向いている人もいるということです。
しかし、逃げた経験しかない人は、「会社勤めにストレスを感じている」といったような悩みを持った人には「サラリーマンなんかさっさと辞めて好きなことをしよう!」という通り一遍のアドバイスしかできないわけです。
で、アドバイス通りに起業したものの鳴かず飛ばずだった場合は、「自己責任でしょ」「覚悟が足りない」とかいって逃げるわけですね。
逆に、ブラックな環境から簡単に逃げずに、やりがいや楽しみを見つけることができた上で退職し、使命感を持って起業した人は、
・こうやれば割り切って楽しめる
・コンサルの練習だと思って働けば良い
・どうせ辞めるならぶっ壊せば良い
・煙たがられている上司と飲みに行け
・常にプラスαの提案や結果を出せ
などなど、その人の状況や向き不向き、真に求めていること(起業 or 会社員)に合わせて、アドバイスや提案ができるわけです。
しかも、問題解決自体を楽しめる人間なので、相談者やクライアントに「自己責任」であることは伝えつつ、ちゃんとコミットもするんですね。
実際に僕自身も、今でも、辞めた会社の元同僚や幹部の相談に乗ったりしていますからね。
コンサルタントになったつもりで会社員をしよう
まぁ、こういった指導者やコンサルタントがまかり通っていて、荒稼ぎできてしまっているというのは残念なことですが、テクニックやノウハウ、あるいは、インフルエンスばかり見て、本質を見れない人が多いということなのかなと。
普通に考えれば、目の前の問題から逃げるというクセを持った人に、自分の問題解決のサポートをしてもらおうとは思わないですよね。
オンラインサロンに入ってアドバイスをもらおうとは思わないですよね。
もちろん、ノウハウやテクニックをポケットに詰め込む程度であれば、その指導者やコンサルタントの資質やバックボーンについてはそこまで気にする必要も無いと思います。
ただ、マンツーマンでオーダーメイドで指導を仰ぐという場合は、その指導者なりコンサルタントなりのバックボーンや資質はしっかり確認しておいた方が良いですよ。
今まで多く問題から逃げてきた人は、当然、問題解決策の選択肢は少ないので、ノウハウ部分においての知識やスキルも無いですし、逃げグセがついているので、人間としても資質も著しく低いわけですから。
コンサルタントに指導を受けることを考えている人は、そういった資質を持った人かどうかはしっかりと精査するようにしましょう。
また、サラリーマンを経て、説得力を持ったコンサルタントとして第一線で活躍したいと思っている人は、サラリーマン時代においても、通常の人が逃げ出すような問題やストレスすら楽しめる資質が必要です。
で、この資質を身に付けるコツは「この会社を担当するコンサルタントになりきって会社員をエンジョイする」ということに尽きます。
これができれば、コンサルタントとしての実績や経験がなくても、フリーランスのコンサルタントとして食べていくための資質は身につきますし、いきなり起業が不安であれば副業としてコンサルタントを始めて、両輪を走らせても良いでしょう。
なぜなら、サラリーマンとしての日々の業務、つまり、人間関係や顧客関係に関する問題発見や問題解決が、そのまま個人ビジネスを強化してくれる材料になるので。
副業だからといって心配しなくても、サラリーマンをしながらでも、イヤなことから逃げ回っている起業家やフリーランスよりも全然上のステージに行けますから。