こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。
知り合いの税理士さん(@shimada.masaki_15)がおもしろい問題提起をしてたので、それについて少し。
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これに関しては、概ね共感できる内容でして、「プライベート良好⇄ビジネス良好」の好循環は欠かせないものだということは間違いありません。
家族の笑顔があるからビジネスもバリバリがんばれるわけなので、家族の笑顔や平穏を守ることは大優先。
そしてその逆の、ビジネスをがんばることで収入も増え、それによって家族の笑顔や平穏を守れるという流れも大事です。
というと、「さぁどっちなんだい」って話になるんですが、僕の中ではこれは明確で、「ビジネスが上手くいっていないなら、家族がどうとか言ってないで死ぬ気で働け」です。
僕の経験上という部分が大きいんですが、僕の周りの人もそのパターンで家族の幸せを取り戻している人は多いです。
家族よりもビジネスを優先しろ
たとえば、彼女のInstagramの投稿を見てほしいんですが、これなんてまさにそのパターンで。
家庭崩壊、離婚という危機のあと、彼女が数年間もの間、最優先で向き合ったのはビジネス、つまりお金を稼ぐことだったんですね。
もちろん、シングルマザーになったわけなので、家事育児は一人でやらざるを得ないし、お子さんのメンタルケアにも一定のリソースは注いでいたと思いますし、お子さんの協力や笑顔があったからビジネスもがんばれたという部分も大きいと思います。
とはいえ、重要で緊急なタスクとして、ビジネスを選んだんです。
実家が太いとかであれば、一定期間休んで子どもたちのフォローを最優先するという選択肢も取れますが、そうではない場合、そりゃ一人で子どもたちを育てていかなければならないわけですから、そうなります。
キレイゴトなんて言っているヒマなんてなく、とにかく生きていくためのお金、家族を守るためのお金、それを稼ぐことに全集中するのは、当たり前のこととも言えます。
ただ、これには注意点が一つ必要で、これをしないと、大事な家族もビジネス(収入)も両方失ってしまいます。
家族に全てさらけだせ
注意点は何かと言うと、ビジネスが上手くいっていないことを、全て正直に家族に話すということです。
ビジネスが上手くいっていないと、当然ながらメンタルは不安定になりますし、イライラもするわけですが、その影響が一番大きく出るのは、やはり家族なんですね。
機嫌悪い態度を取ってしまったり、家事育児に非協力になったり、何なら、ビジネスが上手くいかない理由を、自分の責任ではなく家族のせいにしてしまったりするわけです。
ただ、本当のところは「自分の能力の問題」であることを、本人が一番わかっているので、自己嫌悪に陥り、さらに負のスパイラルになっていきます。
家族からしても、「ただひたすら不機嫌な人が毎日いる」という状態なので、もうわけわかんないですよね。
見えないモンスターと戦っているようなもんですから。
だからこそ、せめて自分が「不機嫌な理由」や「メンタルが不安定な理由」をちゃんと話しておくべきで。
そうすることによって、我々が戦っているのはモンスターが何なのか、共通の敵は何なのかを家族で共有することができるので。
僕も闇堕ちしていました
で、これは僕も経験あるんですよ。
もう11年もビジネスそやっているわけなので、上手くいかないときもありましたし、そのときはメンタルもめちゃくちゃ不安だったんですけど、「どうせ言ってもわからんし」という感じで、最初は妻にビジネスのことを話すことはありませんでした。
それだけではなく、情けなさや不甲斐なさがあったり、そんな情けない心や姿を見せたくないというプライドもあったんだと思います。
ただやはり、家族(チーム)なわけですから、自分が成果を出せていないということを伝えなければ、このまま家庭崩壊していくだけだと思い、妻に全て正直に話しました。
そうすると妻はネガティブになるどころか、「あなたなら大丈夫でしょ」「無理なら私働くし」「ちょっと休んだら?」っと言ってくれました。
そこからの僕の切り替えは秒でしたね。
何やってんだオレはってなりましたし、僕が堕ちているときも、毎日笑顔で全力で家事育児をやってくれている妻にこれ以上負担をかけてはいけないし、子どものことも全力で守らなきゃと。
だから、「ビジネスが上手くいっていないときこそ、家族に全て正直に話す」ということがめちゃくちゃ大事なんです。
その話をして、非協力だったり「何やってるんだオマエは」的なことを言われるのであれば、その家庭は早晩崩壊するので、そういうリアクションをされるのであれば、そこまでの関係、絆だったと割り切った方が良いです。
お金でしか家族は守れない
何だかんだ言ったところで、お金がないうちは、家族の笑顔や健康を守れるのはお金でしかないんです。
お金がない状態で、家事育児も協力して、子どもとの時間もしっかり取って、そうすれば仕事もがんばるし、というのは、自分の役割からただ逃げているだけなんですよ。
ビジネスが上手くいっていないくてお金も稼げていないのに、そこから逃げてプライベートを充実させようとするなって話です。
そんなメンタルの状態で家族と向き合ったところで、ちょっとしたことでイライラして、家族に悪影響を与えるだけですからね。
そうではなく、「ビジネスがこういう状態だから、何としてでも稼がなきゃならない。だから家事育児もほとんど協力できない、節約もしてもらわなきゃならない。」と話をして、朝から晩まで死ぬ気で働く姿を見せる方がよほど健全です。
で、ちゃんと札束を持って帰ってきて、心に余裕ができた状態でプライベート(家族)に向き合うことで万事解決します。
もちろん、ビジネスが上手くいっていない状態でも、メンタルを保ち、家族にも全力で向き合えるスーパーマンもいますし、今回紹介した彼女のように、シングルマザーで家事育児をしながらそれをやってのけるエグい生き物もいます。
ただやはり、多くの人に取って選択と集中は必要ですし、それが復活を遂げる最短ルートだったりするんですね。
ビジネスが上手くいっていない、でも家族に心配かけず、子どもと向き合う時間を取らなければ、と思っている人は、後めたいかもしれませんが、現状を全て正直に家族に話し、まずは自分の役割を全うしてください。
そうすることで、家族の笑顔を手に入れる(取り戻す)ことができるようになり、さらにビジネスも上手くいくという好循環が生まれます。