先日、LINEとTwitterで「ユニクロのTシャツが良いですよ〜」っていう宣伝をしたんですが、実はこれにはマーケティング的な意図がありまして。
LINEではザックリ話たんですが、もう少し具体的に話します。
これからビジネスを始めようと思っている人、あるいは最近低迷しているという人は、実践してみるとちゃんと効果が現れるので。
ちなみに、そのツイートはこれです。
しかし今年の夏はホンマこれだけでいけるな。肌触り良いからうちはパジャマもこれにしとる。990円は明日までらしいよん。 pic.twitter.com/Q6FdqsZE0W
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) June 16, 2021
LINEではもう少し詳しくオススメしました。
で、そのあと動画でマーケティング部分も解説したので、そちらの流れにも興味がある人はLINEの方にも登録してみてください(バックナンバーも読めるので)。
では、いくつかポイントについて解説していきましょう。
集客と実績のジレンマ
ビジネスにおいて、商品やサービスが売れるか売れないかのポイントは、販売者、もしくはその商品が信用に値するかどうかです。
で、信用というのは実績だったり、権威の推奨だったり、科学的な根拠だったりするわけですが、スタートアップの段階ではお客さんがいないので「実績」を提示するのは難しいですよね。
でも、お客さんが来てくれないことには実績を作れない、お客さんに来てもらうには実績がなければ…というジレンマに陥ります。
鶏が先か卵が先か的な話ですね。
このジレンマを抜け出すために、みんな企画を打って信用を集めたり、お試し商品を無料配布して返報性の流れにハメたりしているわけです。
あるいは、インフルエンサーなどの権威に紹介してもらったり。
とはいえ、自分の商品やサービスを安売りしたくないという人もいますし、インフルエンサーに媚を売りたくないという人もいますし、そもそもまだ自分の商品を持っていないという人もいると思うんですよ。
そういう人が信用を得るのに最適なのが今回僕が取った方法です。
信用を得る最も簡単な方法
何でも良いので、自分が実際に使って良かった商品を紹介するんです。
何でも良いと言うと語弊がありますが、自分のビジネスのテーマと多少ずれていても良いので、
クオリティが高い
価格が安い
すぐに実感できる
という3つのポイントをクリアしている商品を紹介しまくるようにします。
まぁ要するに、コスパが良くて「買って良かったな」とすぐ判断できるものを紹介しましょうということですね。
これをすることによって何が起こるのかというと、コスパの良い商品を紹介し、その成果をすぐに実感してもらうことによって、言うまでもなく「小さな信用」が生まれるわけですね。
ユニクロの商品なんだからユニクロの信用度が上がるだけでしょと思うかもしれませんが、実はそれだけではありません。
もちろん、ユニクロの信用度は上がりますし、アフィリエイトでもなければ利益は全てユニクロに入るわけですが、紹介した人の信用度も併せて上がるんですね。
毎回ではないかもしれませんが、Tシャツを着るたびに「これ買って良かったな、ハットリやるやん」と思い出してくれるわけです。
そうなると、次も何か勧めたとき、ニーズが合致していれば「前回勧めてもらったやつけっこう良かったし、今回も便乗してみよっかな」となり、どんどん信用が積み重なっていくわけです。
余談ですが、僕はSONYのカメラをある人から勧められて最初に買ったんですが、SONYの別の機種に買い替えてもずっとその人のことを思い出しますw
かなり高額な商品だからということもありますが、そのくらい価格以上の良い体験ができた商品やサービスというのは販売者よりも紹介者への思いが強く残ります。
人物を紹介するときの注意点
信用が積み重なっていくとどうなるかという話なんですが、このサイクルをコツコツ続けていくと「この人が作った商品なら買ってみようかな」「この人なら信用できるからサービスを受けてみようかな」となって自分のビジネスにもつながっていくんですね。
もし自分の商品を持っていなければ、個人サイトを作ってオススメの商品をアフィリエイトをしても良いと思いますし。
この人が勧める商品なら間違いなと思ってもらえるようになると、アフィリエイトでそれなりに食っていけますからね。
もちろん、Twitter上で明らかにアフィリエイト目的で薄っぺらいレビューでリンクを踏まそうとするのは逆効果なので、信用は集まりませんし調子に乗り出すと一気に信用を失う羽目になるので要注意です。
あくまで最初は、自分が心から良いと思った商品だけを紹介し、あなた自身を信用してもらうことが目的なので、マネタイズ云々はあとから考えてください。
マネタイズに動き出すとしたら「この人が勧める商品(サービス)なら間違いない」という状況、空気感ができてからにしましょう。
ちなみに、紹介するのは「人物」でも良いです。
Twitterでも「この人フォロー必須です」みたいなアカウントの紹介はよく見ると思いますし、僕もこの間LINEで人物を紹介しました。
ただ、人物を紹介する場合は大きな信用につながりますが、その分リスクも伴うので、それなりに身辺をリサーチした方が良いですよ。
ヤバい人を紹介してしまうと、あなたがヤバい人認定されてしまい、信用どころじゃなくなってしまうので、その人の価値観がどんなものなのか、どんな人をフォローしていてどんな人にフォローされているのかなどは調べた上で慎重に判断しましょう。
人物の紹介は得られる信用も大きいですが、人間の裏側はブラックボックスである以上、ハイリスクハイリターンとなるということはお忘れなく。
布石からのメインテーマへ
これはLINEで推奨のテクニックなんですが、普段話さないテーマやラフなテーマをたまに発信することで、普段よりもコミュニケーションを取ってもらいやすくなるんですね。
実際、ユニクロの話をしたら「これ私も持ってます〜」「今日買いました〜」といった多くの返信がありました。
こういった効果もあるので、たまに自分の専門外のこと、トレンド、時事ネタなども差し込むことによってLINE登録者とのコミュニケーションが活発になります。
で、今回僕は
①ユニクロTシャツをオススメ(布石)
②マーケティングの話(本題)
③コミュニケーションの話(裏の意図)
というふうに、段階的に配信したんですが、2ステップくらい考えて自分のフィールドに引き込むという流れを作っておくと楽しんでもらえます。
かなりテクニック的な話ですが、そんなに難しいことでもないので、ぜひチャレンジしていただければなと。
ということで、今回はまさにnoteネタをわかりやす完結させるために実践も交えたプロトタイプをLINEで配信しました。
次回をお楽しみに!