こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
人間、生きていると「哲学」ができてきます。
早ければ、子どもであっても立派な哲学を持っている場合があります。
で、物事には二面性があるので、当然、哲学にも真逆の概念が存在するわけです。
「起こることには全て意味がある」
と言う人もいれば、
「世の中はムダなことだらけ」
と言う人もいます。
「しんどいことでも経験するべき」
と言う人もいれば、
「好きなことだけして生きていこう」
と言う人もいます。
「いつも笑顔でいよう」
と言う人がいれば、
「怒りたい時は怒れば良い」
という人もいます。
「オンリーワンでいれば良い」
と言う人がいれば、
「ナンバーワンを目指せ」
という人もいます。
「言葉は慎みましょう」
と言う人がいれば、
「言いたいことはズバっと言おう」
という人もいます。
「お金を稼ぐことは大変なことだ」
と言う人がいれば、
「お金を稼ぐことなんか簡単なことだ」
という人もいます。
「人は人のために生きるべきである」
と言う人がいれば、
「自分の人生だから自分のために生きよう」
という人もいます。
まぁ、キリがないですが、ぶっちゃけどっちでも良いんですよね。
重要なことは、それを貫くことによって、信じることによって結果が出ているかどうかですから。
それで、楽しい毎日が送れているか、自分も周りの人も幸せになっているかです。
問題なのは、哲学や信念を貫くこと自体が目的になっている人です。
誰かからそう教えられたり、感動して「これを座右の銘にしよう」と決め、ずっとそれを貫き、信じてきているけど何も手に入っていない人です。
それって、哲学でも信念でもなくてもうただの洗脳でしかないわけですからね。
カンの鋭い人は気づいていると思いますが、実は、上記の真逆の哲学というのは意図的に羅列しています。
ピンクラインの方はキレイゴトであり、ブルーラインの方は本音ベースと言えます。
一般的に子どもの頃から教えられることがピンクラインの方なので、ブルーラインの方のことを言うとだいたい”一般的な人”から反感を買います。
でも、ピンクラインを実践している人が、みんな幸せになっているかというとどう見てもそんなわけではないですよね。
むしろ、多くの人が羨ましいと思っている人はブルーラインの哲学で生きている人です。
でも、今さら生き方を変えられないので、というか、変えられないと洗脳されているので「アイツは楽して稼ぎやがって」とか批判をするしかないわけです。
じゃぁ、ブルーラインの人が楽しているかというと全くもってそういうわけではないんですね。
ブルーラインの人は、多くのことを捨てているんですよ。
常識、モノ、友達、良い人、過去、プライド
とか。
ブルーラインの哲学の人も最初はピンクラインを信じてたでしょう。
僕も最初はそうでしたから。
でも、それでは結果が出ないことに気づき、さっさと捨てたんですね。
もちろん、ピンクラインが向いている人も世の中にはいると思います。
でも、僕は子どもの頃からそれを信じ、何十年と生きてきて結果が出ませんでした。
僕には向いていなかったんです。
で、ブルーラインに変わりそれで今もずっと結果が出続けているからそれを貫いているだけで。
当然、結果が出なくなったらさっさとそんな哲学や信念は捨ててしまいます。
今度はグリーンラインになるのか、オレンジラインになるのかはわかりませんが。
自分を成長させない、結果にも導かない哲学や信念なんてものはただの自己満足でしかないんですよ。
もう一度ピンクラインとブルーラインを見て考えてみてくださいよ。
ピンクラインって思考が止まらないですか?
・しんどいことでも経験するべき
・お金を稼ぐことは大変なことだ
って言われても、「なぜ?」とか考えたりしなくないですか?
そう教えられてきて生きてきているから。
一方、ブルーラインの方はというと、
・好きなことだけして生きていこう
・お金を稼ぐことなんか簡単なことだ
「じゃぁ、そのためにはどうすれば良い?」
って考えますよね。
考えない人は、時間やカラダを切り売りしなければ生きていけないのは当然のことですよね。
常に考えなければならない哲学だからこそ、人よりも結果を出せるともいえます。
何も考えなくても良い、ただ気持ち良くなるだけの哲学を持っていても結果は出ないんじゃないでしょうか。
まぁ、「結果」がお金なのか時間なのか、あるいは、幸せなのか定義は人それぞれですが。
自分が信じている座右の銘や哲学、信念を信じて、貫いていて、長年思うような結果が出ていないのであれば早く捨てて取り替えたほうが良いですよ。
それは、哲学ではなく洗脳なので。
あなたが、そういった「名言」や「キレイゴト」を信じることで得している人間がいるだけですから。