こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
大量の会員をできるだけ長期間キープする、というのが最近のビジネス系のオンラインサロンの常道になっているようですが、この現状に違和感を感じている人ってどれくらいいるんでしょうね?
もちろん、運営側からすれば、ファンクラブのようにできるだけたくさんの会員に、きるだけ長く信者を続けてもらうことで儲かり続けるわけなので、そこを目指したいのもわかります。
アイドルの「ファンクラブ」であればそれで全然OKでしょう。
ただ、学びや実践の場である「ビジネス」のオンラインサロンで期限も決めずになくダラダラとお金を支払い続けている参加者って、どう見ても留年している学生が学費を支払い続けているのと変わらないですよね。
あるいは、何浪もして予備校に通い続ける浪人生という感じでしょうか。
まぁ、学生や浪人生の場合、支払うのは親なんでしょうけど、ムダなお金を使っているという部分に関しては親のお金だろうが自分で稼いだお金だろうが変わりはありません。
で、だいたいそういう人って、自分や家族へのがんばっている言い訳として「学び(オンラインサロンやコンテンツ)に投資している」と言いたいだけなんですよね。
そうやって、いつまでたってもまともな収入が得られることなく、自分と家族にウソをつき続けるんですよ。
どんなオンラインサロンにしろ、3ヶ月以上在籍しているにもかかわらず成果が出せていない人は、それはただの「自己投資という思い込み」なので、いい加減目を覚ました方が良いです。
ビジネス系のオンラインサロンで重要なのは「何を学んだか?」ではなく
・多くの視線がある中で何を実践して
・実践内容と結果に対してどんなアドバイスを受けて
・一人では得られないどんな成果を手に入れたか
ですからね。
ということで、僕の忠告を無視してくだらないオンラインサロンにい続ける人はどうなっていくのか、という背筋も凍る世にも恐ろしい話を。
地縛霊から背後霊へ
組織の巨大化と参加者の長期滞在を目的とした時点で、オンラインサロンはおかしくなります。
運営者はスクリーニングはしなくなるし、居心地の良い空間をつくることばかりに注力するようになるので、超依存体質の参加者だけが量産されていくことになります、
で、なぜ参加者は依存から抜け出すことができないのかというと、長期間お金を払い続けているので、サンクコストにしがみつくようになるからです。
「このままで退会するわけにはいかない」
「あの人とのつながりを失いたくない」
「こんなにいるんだから何とかしなければ」
といったように、オンラインサロンに未練を抱えて、そこにい続けるようになるんです。
まるで成仏できない亡霊、地縛霊のように。
さらには、自分で何も成果を出せない、生み出せない人は、運営者や力を持ったメンバーの背後にピッタリと付きまとうようになります。
地縛霊から、背後霊になるんですよ。
依存的なTwitterのメンション、リプライ、ハッシュタグなんかはまさにそうですよね。
どんな目的にしろ、どんなオンラインサロンにしろ、期限と、その期限内で得なければならない成果は決めておいた方が良いですね。
オンラインサロンへの入会は宗教への入信と同じことで、要は自ら教祖(運営者)のマインドコントロールにかかりにいくということでもあるので。
小学生の班長レベルのオンラインサロン
ほとんどのオンラインサロン運営者が、収益確保のためにオンラインサロンを運営することが目的になっているので、どのオンラインサロンのコンセプトも下記のような小学生の発表会のような情弱狙いのテーマばかり。
なんやこの小学生のグループ発表会レベルのオンラインサロンの群れは… https://t.co/1u5CuEO9Jc
— 服部慎也 (@FACTDEAL) 2018年7月21日
目先の自分の収入しか考えていないテーマばかりですよね。
で、価格も「これくらいのことしか教えられないから、これくらいの価格でカンベンしてください」と言わんばかりの低価格。
僕もいくつかオンラインサロンは運営していますし、有料noteも運営しています。
いわゆる、ブロガーやインフルエンサーが神器として使っているツールを僕も使っているわけですが、そもそも使う目的が違うんですよね。
僕がオンラインサロンやnoteを活用しているのは、あくまでフロント商品、つまり、「お試し商品」やスクリーニングのための「フィルター商品」であって、全ては個別コンサルティングというバックエンド商品への布石です。
実際、オンラインサロン、noteの売上なんて僕のビジネスの売上の2割程度ですからね。
なので、オンラインサロンでは長期間在籍してもらうつもりもなく、例えば、Contents Creators Clubでは、カリキュラムは自分で落とし込んでもらい、実践した内容に対してのみフォローを行っていて、今はカリキュラムも全て提供し終わったので、早い人であれば3ヶ月で卒業できる内容になっています。
他のオンラインサロンでも同じですし、noteも同じ。
一定期間学んでもらって、実践フェーズに移り、自力で前に進めるようになったら卒業してもらうというのが基本なので、長期的に縛り続けるつもりはないですし、長期的に支払い続けるには懐が痛い金額にしています。
「個別コンサルではこのレベルのコンテンツや指導を独り占めできるのか」
「もう少し費用を出して個別コンサルを受けて、さっさと問題解決してしまおう」
というふうに思ってもらえれば良いので。
見て見ぬフリ
こういう流れでやっていると、僕のオンラインサロンの寿命は短いですし、参加者も代謝していくので、サブスクリプション(継続課金)ビジネスとしては弱いですが、それで良いんですよ。
ちゃんと学んでもらっていれば読者や参加者は成長していくので、そうなると、より高次のニーズが発生しますし、当然、そのための商品が必要になるので、それに合わせて新しい有料マガジンや新しいコンセプトのオンラインサロンができるのは当たり前なので。
もちろん、そこで問題解決してもらえれば、バックエンドの個別コンサルを受けてもらう必要はないですし、逆に、それらのフロント商品に満足してもらえなければ個別コンサルを受けられるはずもないですしね。
同じオンラインサロンを延々続けている方がおかしくない?っていう話で。
だって、ビジネスのコミュニティですよね。
みんなで共に成長していくコミュニティのはずなのに、運営者の言ってることもやってることも変わらない、参加者はその劣化コピーばっかりってヤバくないですか?
むしろ参加者はオンラインサロンに参加して、アイデンティティやオリジナリティを失っているんじゃないかと思うくらい。
教祖は情弱信者(収入)が増えるのはメリットでしょうし、参加者としても、教祖の劣化コピーや教祖の金魚のフン、メンション、ハッシュタグと言った売名マーケティングで一定期間反応を得られるというメリットがあります。
が、その気持ち悪さはすぐに見抜かれ、SNS上で拡散されていきます。
その結果、「見てはいけないものを見てしまった」と、まるで亡霊を見たかのように多くの人から見て見ぬフリをされるようになりますよ。
ということで、「オンラインサロンの霊」というお題が出たので書いてみました。
機会があればまた別のテーマで書きます。
とりあえず、低レベルなオンラインサロン自体が「情弱地獄」なので、このお題はもう良いですね(笑)
www
・情弱地獄
・オンラインサロンの霊ぜひ服部さんに記事にほしいです。
— Eプロ@Webマーケッター (@shimohara26) 2018年7月22日
全部読みたい。まず、「オンラインサロンの霊」から。 https://t.co/gKfwjmymBw
— Mayu (@mayuchinsan2) 2018年7月22日