こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
今までブログを書いたことがない人も、普段からブログを書いているけど、病んでいるときは書かなくなってしまうという人も、そういう時こそブログを書いてください。
正直、書き出すまではしんどいですし、書き始めても100文字を超えるまではしんどいですが、あなたが知らない効果が3つあるので、ぜひこれを知って実践して欲しいと思います。
ブログ書いた瞬間にも効果ががあるんですが、実は日が経つごとに現れる効果にこそ、このブログ療法には大きな意味があるのです。
1.数時間で病んでいる原因が見えてくる
「書き出すことで考えが整理できる」というのは、一般的によく言われることなんですが、多くの人がなぜ整理できるのかというメカニズムが理解できていません。
物の整理でも、思考の整理でも、整理できることによって楽になるんですが、なぜそれによって楽になるのかということですね。
結論から言ってしまうと、心がしんどかったり病んでいる原因というのは、考えている内容自体ではなく、自らを追い詰めるような「考え方」によって脳が消耗しているというのが実情です。
じゃぁ、心がしんどい、病んでいるということは、脳が疲れているということなので、脳の疲れを取ってあげれば良いだけなんですが、そのポイントは2つです。
1.脳に余白を持たすために書く
人間にはメンタル・エナジーというものがあり、要するに「脳のスタミナ」のようなもので、1日活動すると体が疲れるのと同じように、脳も同じように体力を消耗していくということです。
朝イチはメンタル・エナジーは満タンでも夕方になると、チンパンジー並みになリます。
で、メンタル・エナジーを消費しないためには、メモなどに書き出すのが一番なんですね。
生きていればただでさえ考えることが多いのに、メモとか付箋に残さずに脳ミソだけで管理すればそりゃ疲れます。
「今日何食べようか」と考えるだけでもメンタル・エナジーを消費するわけですから。
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが、ムダにメンタル・エナジーを消費しないために毎日同じ服を着ているというのは有名な話です。
考えていることを書き出すことによって、考えるべきこと自体を減らすことができるので、脳は楽になるということです。
脳に詰め込んでいるものを紙やWEBに写して脳に余白をつくるためにも、書くということは非常に重要なことなんです。
2.断捨離をするために書く
病んでしまう原因は、行動できないからです。
行動できない理由というのは、行動する前に自分で行動を否定しまうからです。
「●●をやってもしょうがない」
「もし失敗したら▲▲になってしまう」
「昔■■だったからもうできない」
といったように、過去にも未来にも縛られて身動きが取れなくなってしまうんですね。
しかし、同時に
「このままじゃダメなのにどうすれば…」
というプレッシャーにも支配されていって、どんどん負のスパイラルに陥っていくわけですが、 考えていることを書き出すことによってこの状況を楽にすることができます。
そもそも否定しなくても良いことがわかったり、本当に否定すべきことがわかるので。
ブログは大抵一般公開するので、公開する前にはざっと見直すという作業をします。
そうすると、
「これは書く必要ないかな」
という部分が出てくるんですが、これって、要は「誰かに伝えるほどではないこと」とも言い換えられるので、「ずっと考えていたけど大したことないこと」だと自分自身で理解することができるんですね。
また、
「これはもう少し詳しく書かなければ」
という部分も出てくるんですが、これは逆に「しっかり考えないといけないこと」とも言い換えられます。
このように、脳から排除するべき情報と強化するべき情報が明確になることによって、脳の状態はかなり楽になります。
いらないものを削除して余白をつくることで動作を早くするという、PCと少し似ていますね。
PCはシンプルなので、クリック一つでその作業が可能になりますが、人間は頭が良いですし、構造が複雑すぎるので、脳内だけではそう簡単に処理できません。
そのためには書くという作業が必要になるのです。
重要なポイントとしては、書くときには自分自身を否定や批判しないということです。
否定や批判をするのはその後のフェーズ、つまり、公開前の見直しの時で良いわけです。
2.数日後に自分のことを客観視できる
書いたブログは、公開しようが、下書きにしようがWEB上に残ります。
ということは、いつでも情報にアクセスして振り返ることができるようになります。
実は、ここがポイントで、人間、自分のことは自分でよくわかりません。
自分自身を客観視することは難しいですし、客観視できないからこそ病んでしまうんですね。
他人のことであれば「なんとかなるよ!」と背中を叩けるんですが、自分のことなのでそれができないんです。
ウツになる人は責任感が強い人が多いのはそのためでもあります。
自分のこと客観的に見れないのです。
なので、同じミスをしてしまったり、うっかりやってはいけないことをやってしまったり、自分を追い込んだりしてしまうのです。
同じように、ふいに誰かに褒められたり、ある日突然何かの能力が評価されたりして
自分を過小評価していることに気付いたりします。
ブログを書いて終わりではなく、自分が書いたブログを1日〜数日でも置いて読み返してみることで、自分を客観視することができるんですね。
「なんでこんなことを書いたんだろう?」
「これ、意外と上手くかけているな♪」
といった部分にけっこう気づくことができます。
プチタイムカプセルのようなものですね。
書いた瞬間から、時間が経てば経つほど他人事として見ることができるので、1ヶ月前、1年前に書いたブログ記事というのは、自分を客観視できるツールになります。
客観視できればいろんなことに気がつくので、心が楽になります。
3.数ヶ月後に誰かの助けになれる
ウツの人や病んでいる人というのは、自分が必要とされていないという思い込みや絶望感に苛まれている人が多いです。
が、ブログを書くことによって、感じ境遇にいる人たちに共感されるようになり、感謝の言葉をもらえるようになります。
人の役に立っていることが実感できるんです。
なぜなら、苦しんでいる当事者が魂を削って書いているブログというのは、かなり生々しくリアルな言葉がズラっと並びます。
極論でもなんでもなく、例えばあなたが書いた記事の中に、
「死にいと思ったけど僕は必死に踏ん張った。」
「死ぬ方法も知っていたけど死ねなかった。私にはまだまだやるべきことがあったから。」
という言葉があった場合、
「死にたい」
「死ぬ 方法」
というキーワードで検索した人は、あなたのブログに辿り着く可能性も出てきます。
自殺のメソッドを書いたサイトもありますが、そういったネガティブなサイトよりもあなたのブログの方が上位表示されるんです。
というか、そういったポジティブなブログがネガティブなサイトよりも上位表示されるとGoogleのアルゴリズムを信じたいですけどね。
いずれにせよ、こういったリアルな記事、そしてその中に出てくるリアル言葉というのは、実際に経験して葛藤している人間ならではです。
僕はウツになった経験はありませんが、今回のような内容の記事を書くことはできます。
が、実際にウツから立ち直った人が書くようなリアルなブログには敵わないのです。
それはキーワードだけではなく、記事から伝わる感情や熱量といったものもです。
ぜひ、この3つの理由から、心が病んでいてしんどい時ほどブログを書く、ということを実践してみてください。
最初からお金が目的でもかまわない
もちろん、多くの人に読まれるようになれば、アクセスはお金に換えられるようになります。
人の役に立ってお金ももらえるなんて、そんな素晴らしいことはないじゃないですか。
ただ、最初からお金が目的になってしまうのは、あまりよろしくはありません。
それは、人間的にどうこうという話ではなく、キーワードや言い回しを意識しすぎたりすると、記事の熱量が落ちて刺さらなくなるからです。
まぁ、人を助ける前にまず自分ですから、お金を目的にして経験をブログに書くという、新しい楽しみや生きがいができることで、ウツや病みから解放されるというのであればそれで全然良いと思います。
「金が目的で自分の不幸を書いてんだろ?」
とか言い出すアホは放っておけば良いので。
どうせ、
「オマエごときのクソしょうもないヤツがブログで稼いでんのが気に入らねーんだ!」
という心の声も発信できないクズですから。
お金目的であろうが、不幸を赤裸々に語っただけのブログであろうが、まずは自分自身を苦しみから解放できて、そしていつか誰かの役にも立つのであれば、それは何よりも価値のある執筆活動ですから。
本気でブログでマネタイズしたくなったらこちらも読んでみてください。