こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
洗脳とマインドコントロールは別物ですが、一般的にその違いは理解されていないので、この記事では「洗脳」という言葉で統一します。
ビジネスの情報において、洗脳されやすい人というのは、基本的に、「何を言っているか」という、情報そのものではなく「誰が言っているか」という、権威、成功者、人気者といったものに強く影響されるんですね。
結果として、自分がやるべきビジネスや歩むべき人生ではなく、なれるはずもないアカの他人の人生をなぞることに注力するわけですが、その特徴は非常にわかりやすいです。
ある特定の人物の、
新しく出た本は必ず買う
セミナーに必ず参加する
SNSには必ずいいね!を押す
といった感じですね。
SNSを見ているとよく見ると思うんでsが、新刊が出るたびに読んだことをツイートする人、いつもセミナーの投稿にタグ付けされている人、ビジネス塾の集合写真に写っている人、意味不明なスピリチュアル記事に毎回いいね!を押している人、などなどですね。
こうなっている人はもう末期症状なので救いようがない、つまり洗脳は解けません。
本来はこうなる前に手を打つ必要があるんですね。
ということで、今回は末期症状になる前にどうやって未然に防ぐか、要は“脱”洗脳ではなく“防”洗脳について話していこうかなと。
意図的にSNSのフォローを外す
人間の思考や行動は21日間で習慣化されると言われていて、風呂に入ることや歯を磨くことに関して、いちいちあれこれと手順を考えなくてもできるみたいに、21日間継続したものは無意識レベルで継続できるようになります。
この人間機能を利用して、尊敬や信頼している人からの情報を一時的に遮断するんですね。
SNSではフォローや友達といった機能によって、毎日受動的に情報が入ってくるようになり、そしていつしかそれが正しいものだと信じ込むようになるわけですね。
テレビのニュースを鵜呑みにしたり、新聞に書いてあることを信じたり、学校教育に疑問を持たなくなったり、親の言うことは正しいと思い込んだり。
そういった現代メディアからの洗脳を防ぐためには、どれだけ揺るぎない信頼や尊敬がある人物であったとしても、必ず定期的にそこからの情報を遮断するということが重要です。
その方法として、21日間、メインインプット源からの情報の流入を止めて、フラットにして、それでも「この人の情報は必要だ」という場合だけ再度フォローします。
これ、実践してみると「あれ?何でこんな人の情報に熱心になっていたんだろう?」と、意外とあっさりと脱することができます。
恋愛とかも同じじゃないですか。
恋は盲目と言いますが、ちょっと時間と距離を置いてみると「何でこんな人を好きになったんだろう?」となることは往往にしてあることですw
真逆の価値観インプットをしてみる
インプット源をフラットにすると、インプットのキャパに余裕ができてくると思うので、そう言う状態になったら、
ありえないと思う価値観
ハナから信じるに値しない情報
苦手意識のある情報
などに、敢えて触れてみるということです。
普段、スピリチュアルを毛嫌いしている人は、スピリチュアルな世界に触れてみたり、逆に普段は直感派で論理的な思考ができていない人は論理的思考について学んでみるなど。
もちろん、詰め込んでは意味がないので「覗いてみる」という感覚がベストです。
なぜこういうことをするのが良いのかというと、洗脳というのは、結局のところ極度の偏重やバイアスがかかっている状態なので、自分の意思でどちらでも振り切れる状態にしておくことが重要だからです。
自らを自らでいつでもマインドコントロールできるようにするために、両極端の情報や価値観を受け入れられるようにしておきましょうということですね。
ガッツリ洗脳されている人は、過去に好きだったことでさえも、否定して受け入れることを拒否する傾向にあります。
ネットワークビジネスではよくあるじゃないですか。
「あなたが誠意を持って良い商品を勧めているのにもかかわらず、あなたを批判したり離れていく連中は本当の友達ではないし、家族の愛も果てている」
みたいな。
で、「私たちだけは何があってもあなたの味方です。血は繋がっていませんが我々は家族も同然です。」といったことを言ってさらに洗脳を強化するわけです。
投資対効果だけにフォーカスする
インプットのキャパに余裕ができてたところで、もう1つすべきことがあるんですが、それは、今まで目を背けてきた「投資対効果」をしっかりと分析するということです。
そもそも何の目的で
どこ(誰)から
どんな内容のインプットをして
そこにいくらお金を使い
そこにどれだけ時間を使い
いつまでに
どんなリターンを想定していたのか
を書き出してみてください。
要は、今まで信じてきたものは正しかったのかどうかを、数字と向き合って論理的な確認作業をするということです。
想定期間内に想定以上のリターンを得られているのであれば、特に問題はないので、引き続きPDCAを回していけば良いです。
が、得るべきリターンが得られていなかったり、投資対効果が悪かったりするのであれば、今までのインプット源はバッサリと捨てて、新たなインプット源を求める方が良いでしょう。
もちろん、そのインプット源で、あなた以外の多くの人が実際に成果を出せているのであれば、あなた自身(のPDCA)に問題があるので、何をどれだけインプットしたところで何も状況は変わらないということは言うまでもなく。
ちゃんと投資対効果が測定できる状態にしてからインプットをし直す必要があります。
何かのグループやコミュニティに属していたりして、何となく楽しいけど基本的に儲かっていない、ビジネスが上手くいっていないという人は、新たなインプット源を漁るのではなく、この手順でまずは自らの洗脳を解いてください。