こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
ブロガーでもコンサルタントでも、その他の仕事でも良いんですけど、ブログでの情報発信を軸に置いてビジネスを展開している人は多いですよね。
というか、個人ビジネスにおいてブログを書かないという選択はありえないくらいで。
ブランディングされた企業であれば、SNSだけでも情報発信の主軸は担うことはできますが。
で、彼の言うように、誰でも、簡単に、お金をかけずに、ビジネスをスタートして、展開していくことが可能なのがブログだということです。
・お金が無い→PC一台で始められる
・時間が無い→隙間時間でOK
・人脈が無い→1人でできる
・知識が無い→無料で有益な情報が沢山ある
・準備してない→今すぐ始められるので準備不要
・何書けば良いか分からない→まずは好きな事でOK自分に言い訳ができないのが、ブログ。
— 小林亮平@3/29仮想通貨書籍発売! (@ryoheifree) 2018年4月24日
ただ、「言い訳ができないのがブログ」と美学的に書かれていますけど、ここで言う「言い訳をしない」ということは「考えない」「工夫しない」ということと同義なんですよね。
お客さん相手のビジネスで、考えない、工夫しないというのは致命的です。
ハナから「楽しよう」だとか「簡単な方法が良い」だとか、そんな魂胆でスタートしようとしているわけですから、こういうことになりますよね。
趣味なら良いけど、ビジネスであればこれほどお客さんを舐めてスタートするビジネスはないよね。
・面と向かうことなく
・片手間で
・独りよがりで
・ネットの情報拾って
・準備ゼロで
・好きなこと言ってお金稼ごうとするわけだから。そりゃネット上はヤバいブロガーで溢れかえるよ。 https://t.co/Q0mmlhFxff
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2018年4月26日
お客さんのことを超舐めているということですから。
まぁ、逆を言えば、昨今ビジネスをしようとしているのは、考えもしない、工夫もしない、覚悟もない、お客さんも見ていない、といったふざけた連中ばかりなので、ちょっと本気で取り組めば勝てちゃうわけなんですけどね。
振り子の法則
ビジネス系だけではなく、人間関係系にしても、健康系にしても、美容系にしても、良くも悪くも
・誰でも
・楽して
・簡単に
というブームは短いサイクルで繰り返されています。
例えば、ダイエットなんかはわかりやすいですよね。
常に、「好きなものを食べても良い」みたいな楽して痩せる系が流行ったと思えば、その対極にある激しいトレーニングで短期集中的に痩せるメソッドが流行ります。
要は、「楽して痩せられるなら痩せたい」と思っている人がいれば、「アホか、そんな都合の良い話あるわけない」と思っている人がいるわけなので、片方のブームの振り子が思いっきり引っ張られれば、その分、真逆にも思いっきり振り子が振れるということです。
この「振り子の法則」に関しては、いつも口酸っぱく言っている内容なので、ご存知の方も多いかと。
世の中のブームはトレンドどそれを否定するトレンドによって起こる反動の繰り返しです。
一発屋はトレンドに乗っかってホームランを狙って「はい、さようなら」ですが、継続的にお金に困っていない人は、今のトレンドに乗っかるのではなく、常に次のトレンドの布石を打つようなコンセプトを打ち出していっているんですね。
まぁ、ホームランを打てる人もごくごく稀ですが。
2つのトレンドの共存
ただ、最近は「振り子の法則」の原理も少し変化してきていて。
というのも、どの業界、市場もほぼほぼ成熟しきっているので、振り子のサイクルがかなり短くなってきているんですね。
というか、大まかなトレンドは混在するようになってきていると言った方が正しいかもしれません。
先ほどのダイエットの例で言うと、今までは「楽して痩せたい」という層の潜在ニーズとして「楽して痩せられるわけがない」という層が潜んでいたんですが、今では両者が顕在的に存在するようになっているということです。
もちろん、逆のトレンドの場合も同じで、「楽してなんて痩せられない」という層の潜在ニーズとして「楽して痩せられるはず」という層が潜んでたのが、そうではなくなっているということです。
細かい手法に関するトレンドは、相変わらず入れ替わり立ち替わりですが。
まぁ、これは双方のオピニオンを示す情報の流入が多すぎるので、そうなってしまうのは当たり前と言えば当たり前なんですよね。
Twitterを見ていると顕著じゃないですか?
ブロガーブームも、当初は擁護派と批判・否定派でトレンドが入れ替わっていましたが、否定派やアンチが増えながら固定的に存在するようになって、今では両方がある意味トレンドになっていますよね。
オンラインで、しかもTwitterという狭い村での出来事なのでなおさらという見解もあるんですが、否定派やアンチが増えていったことで、プロブロガー当人や擁護派もアンチや否定派を批判・否定するようになったというのが大きいですね。
言ってしまえば、お互いに攻撃、刺激しあって共存していると(笑)
しかも、建設的な否定・批判ではなく、お互いにdisり要素も強めていっているわけですから、共存に拍車がかかるのは当然かなと。
逆張り × メリット
ということなので、業界やカテゴリーにもよりますが、浅い「逆張り戦略」というのは効果が薄れてきている感はあります。
ただ単に真逆のコンセプトでいくというのは、すでに同じような人が掃いて捨てるほどいるので、振り子も振れにくくなっていて戦略的には乏しいですが、冒頭でお伝えしたブログを主軸においたビジネスの始め方に関してはまだまだ有効かなと。
なぜなら、トレンドかそうじゃないか以前に、ほとんどのコンセプトがどう見ても「ビジネスやお客さんを舐めている」コンセプトなので、これの真逆のコンセプトを掲げて実践するだけでもまだまだ大きな効果はあるからです。
ポイントとしては、真逆のコンセプトを打ち出す際に、ただエッジを効かせるためだけであったり、自分が楽して得するためだけのためにとんでもない教義を掲げるのではなく、それがお客さんにとってメリットがあるかどうかの要素が必要だということですね。
・お金が無い→PC一台で始められる
・時間が無い → 隙間時間でOK
・人脈が無い → 1人でできる
・知識が無い → 無料で有益な情報が沢山ある
・準備してない → 今すぐ始められるので準備不要
・何書けば良いか分からない → まずは好きな事でOK
これに関して言えば、下記のような内容で“お客さんにとってメリットのある”逆張り戦略の施策を打てば、ビジネスとお客さんを舐めてブログビジネスをスタートするほとんどの連中は相手にならなくなりますから。
・PC一台で始められる → オフラインでも活動する
・隙間時間でOK → 他の人よりも時間をかける
・1人でできる → パートナーと組む
・無料で有益な情報が沢山ある → 有料の情報にリーチする
・今すぐ始められるので準備不要 → 事前準備をしっかりする
・まずは好きな事でOK → 求められていることを書く
もう少し詳しく説明するとこういうことです。
オフラインでも活動する
よくある「会いたい人に会いにいけ!」みたいな気持ち悪い話ではなく、「事件は現場で起きているんだ!」ということです。
オンラインだけに生息しているような人と、三現主義(現場で、現物に触れて、現実を知る)が前提にあってオンラインで発信している人、つまり実在感がある人とではどちらの方がお客さんは安心するのかという話です。
他の人よりも時間をかける
サラリーマンをやりながら自分のビジネスを立ち上げる場合、当然、隙間時間の活用は重要になってきます。
が、「隙間時間にやる」という意識レベルの時点で、完全にセカンドビジネス(副業)であり、優先順位が低いことになります。
なので、「やれるときにやる」ではなく、それをやるために時間をブロックして集中するということを意識的にやらなければ、お客さんに提供する情報、商品、サービスのレベルなんて先発組には勝てません。
パートナーと組む
自分のリソースには限界があるので、何が何でも一人やるというのは、ただの自己満であり、傲慢です。
お客さんの問題解決のために、そのための商品企画・開発、マーケティング、セールスといったフェーズにおいて、「もっと良くするためには?」を考えるのは経営者の使命です。
そして、それをできるだけ確実に早くするために、資金を投入してでも協力者を探したり募ったりするのは当たり前です。
有料の情報にリーチする
これは多くの人が勘違いしているんですが、情報が無料であるか有料であるかというのは特に重要ではなく、重要なのは「その情報はアップデートされているかどうか」なんですね。
で、情報をアップデートするのは人なので、「有料の情報にリーチする」というのは、有用な情報をアップデートしている人とつながっておくということだったりします。
それが有料である可能性が高いというだけで、お客さんからしたら、あなたが「アップデートされている人」であることが重要なんです。
事前準備をしっかりする
自己啓発界隈では特に多いですが、「とにかく行動すること」というのはかなり美化されています。
ただ、本来、この「行動しろ」は何の準備なしに「間違った情報でも良いからブログを書け」だとか「欠陥品でも良いから商品を売れ」だとかいう意味ではなく。
お客さんが失敗する可能性を下げるために、まずは得た情報を自分で実践してみて検証、精査したり、自分や商品を使ってみたり、友達に使ってもらって本音の意見を聞かせてもらったり、といったことをしましょうということです。
求められていることを書く
好きなことを書いてそれがニーズと合致するのは、人生経験が豊富な人や専門性のスキルが高い人、人を惹きつける文章が書ける選ばれたブロガーだけです。
他の人が好きな事を好きなように書いている間に、あなたは読者や見込み客が求めていることを書き続けることで、才能を過信しているブロガーあたりは簡単に追い抜くことができるんです。
お客さんのメリットを考えて真逆の戦略を打つ。
これだけで、ブログの存在価値や輝きは変わってき、それがそっくりそのままあなたの存在価値や輝きになるので、イヤでも仕事の依頼は入ってくるでしょう。
楽して儲けることだけを考えてスタートしたブログや、その旨を発信しているようなブログは、同じように楽して儲けたい人しか集まってきませんからね。
そういったコンセプトで集客し、自分をインスタントに教祖化して情報弱者の信者から搾取するのは簡単でしょうけど、その先にあなたにとってもお客さんにとっても明るい未来があるのかというと、、、ですね。