テーマにもよりますが、年末はブログのアクセスが下がっていきます。
みなさん仕事もプライベートも忙しくなるというか、まぁ、ぶっちゃけ世間や周りの人に合わせて「自分で忙しくしている」に過ぎないんですけどね。
コツコツと積み上げ型のビジネスをやっている人は、クリスマスも大晦日も平常運転だと思うので、そういう人はのんびりコーヒーでも飲みながらこの記事も読んでくれるのかなと。
そんな感じで、僕も平常運転で季節感関係なく書いていこうと思っていたのですが、せっかくなので年末ならではのライフハック術でも。
オススメのライフハックは「年始の伊勢参り」です。
いや、全くスピリチュアルな話ではないですし、もちろん「神頼みしろ」という話でもなく、むしろけっこう論理的な話です。
伊勢参りの物理的な話
法人を立ち上げてからずっと、ルーティンワークとして毎年元旦は伊勢神宮に行っています。
格闘技イベント(ガキ使は観ません)が終わったくらいの時間(午前1時くらい)から出発して、片道3時間ほどかけて車で行ってるんですね。
あまり初詣という感覚はなく「昨年はありがとうございました、今年もがんばります」という感じで、神様ではなく仕事で関わってくれたお客さんやパートナーに想いを届けるつもりで。
もちろん、実際に会ったりネット上で絡んだりしたら直接伝えるんですが、会ったり絡んだりしていなくても応援してくれている人がいるのはわかっているので、そういう人たちにも伝われば良いなと思いまして。
で、時間的には初詣の時間なので、めちゃくちゃ混んでると思われがちなんですが、到着時刻の朝4時頃の混み具合なんて大したことないです。
最初に外宮に参ってから、赤福でぜんざいを食べて内宮とへ移動するわけですが、車の移動もスムーズですし、駐車場にも普通に停めることができます。
電車で行ったこともありますが、事前に切符を買っておけば無問題ですし、もちろん、お参りをするまでにめっちゃ並ぶとかもありません。
並ぶのが大嫌いな関西人の上に、人混みも大嫌いな僕が言うので間違いないです。
ちなみに、お参りの際に神頼みもしなければ賽銭も投げません。
詳しいことはよくわからないですが、こういうところは神頼みをするところではなく感謝を伝えるところだから、そういうのは意味ないし、むしろ逆効果だ的な話を聞いたことがあって。
もしお願いするのだとしたら、その相手はご先祖様ですよと。
なので、ご先祖様に感謝していなかったりお墓参りに行かずに、ご利益を求めてパワースポットに行くのは本末転倒だという話ですね。
これはスピリチュアルというよりか「人として」の話。
言い換えれば、ビジネスという命をつないでくれているお客さんに感謝せず、稼ぎたい一心でセミナーやコンサルを受けて「先生ありがとうございますぅ〜さすがですぅ〜」と喧伝しているようなものです。
なので、お参りに行った際は「去年はあざしたー。今年も困っている人のためにがんばりますー。」と伝えて帰るだけ。
そのあとは事務所と家に祀る神札を買って、おかげ横丁で食いたいもんをたらふく食って帰ります(主に松坂牛)。
なぜ伊勢神宮へ行くのか?
ここからがメインの話です。
最初は験担ぎ的な意味合いで行ったんですが、なかなかこのプロセスが良かったので、毎年続けるようになりました。
その「良いプロセス」というのはこの3つ。
① 自己内観する時間
② 家族の大事さを再認識
③ 勘違いを払拭
内容自体はシンプルなんですが、これがけっこうデカイんですよね。
順番に説明していきましょう。
① 自己内観する時間
まず1つめの自己内観ですが、要は「一人ブレスト」です。
去年の振り返りと来年の展望を考える人はたくさんいると思うんですが、なんかイマイチ危機感やモチベーションを持てなくないですか?
その理由は、日常空間で実施することでのマンネリだったりするんですよ。
いつもと変わらない場所や環境、空気で気持ちを切り替えるのはけっこう難しいところがあるので、環境を変えた方が良いということです。
年末以外だと、僕は空港に行って一人ブレストすることが多いですね。
空港って、ただそこにいるだけで何かが始まるワクワク感とかがあるので、別に飛行機に乗るわけでもなく、空港のラウンジやレストランでぼーっと。
話を戻しますが、伊勢神宮という場所も特別なんですが、夜中に初詣に向かう車の中がけっこう良いんですよね(もちろん電車でもOK)。
片道3時間、往復で6時間という時間、しかも1年に1回しか行かない場所へ行く道中というのは間違いなく非日常なので、この時間はめちゃくちゃ研ぎ澄まされます。
旅行とかも道中が楽しかったりするじゃないですか。
子どもの頃、夜中にどこかへ向かう車内ってなぜかワクワクドキドキした人も多いと思うんですが、そういう感覚が戻ってきて、思考も非日常的になるんですね。
そのための環境を半ば強制的に作るわけですが、初詣というサブ目的も付加することで実践しやすくなります。
で、ボイレコも用意しておいて、残しておきたい言葉やアイデアは都度録音してください。
その際は、頭がおかしくなったと思われないように、妻や子どもには「一人でブツブツしゃべるけど気にせんといてな」とブレストのことを事前に伝えておきましょう。
② 家族の大事さを再認識
車の往復の時間でもう1つ大事なことがあります。
運転をしていると、それなりの長旅なので妻や息子たちは途中で寝てしまうわけですが、この時間がめちゃくちゃ大事で。
息子たちは普段の遊び疲れで、妻は普段の育児や家事の疲れで、口を開けて爆睡しているわけですが、それがバックミラーから見えるんですよね。
その姿を見ると笑顔にもなるんですが、感謝も湧き上がってくると同時に「今年も守らなくては」という想いや「今年はもっと楽しい時間を作ろう」という想いで埋め尽くされていきます。
そして、ブレストをしていて何か弱気になったとき、家族の顔を見ることで「いや、やろう」と後押しになるんですよ。
普段、普通に生活をしていてこんな時間ってなかなかないですからね。
そのための時間や環境を確保するために長時間をかけて初詣に行くというのはめちゃくちゃ価値のあることです。
また、サービスエリアでの休憩も懐かしい想いにさせてくれますし、いろんな想いを持ったいろんな人行き交っているので、人間ウォッチングをするのも楽しいですよ。
そして、そこで働く店員さんとかには「こんな大変なときに働いてくれてありがとうね」って思うので、いつもより「ありがとう」と伝える言葉にも力が入ります。
③ 勘違いと傲慢を払拭
最後は、言い方は悪いかもしれませんが「神様の利用」です。
自分でビジネスをしていると、当然上司はいないわけですし、イヤなお客さんとは付き合う必要もないので、自分が一番エラいと勘違いしがちです。
まぁ、普段から尊敬する人とよく会っていたり、Twitterで「スゴいな」と思う人をフォローしているとそんなこともないんですが、だからと言って彼らから怒られたり注意をされることはほとんどないので、やはり天狗、傲慢になってしまいがちなんですよね。
そこで神様の存在を置き、手を合わせることを常態化することで「自分はまだまだショボい」「自分なんてクソだ」と認識することができます。
そのために神札を買って家か会社に祀ることをオススメします。
神様に手を合わせるというよりか、お客さんに手を合わせる感覚ですね。
そもそも、お客さんとは対等の関係であり神様ではないんですが、中には神様以上の存在に思えるようなお客さんもいます。
おそらく誰しもが「もしあの時このお客さんと出会えていなかったら…」というお客さんがいると思うんですが、そういうお客さんのことをちゃんと心に留めておくためにも礼拝の習慣はあった方が良いです。
目的は「非日常でのブレスト」
今までと全く毛色の違う記事でしたがいかがだったでしょうか。
年に1回くらいしか書かないですが、たまにはこういった抽象度の高い内容も良いかなと。
今回は日本のトップオブトップの伊勢神宮を紹介しましたが、別に伊勢神宮でなくても良くて、大事なのは、非日常的な環境を強制的に作ってしっかり考えるということなので、小旅行ができるようであれば問題ないんですね。
で、これらのプロセスを踏んで家に帰ったら、道中で決めたことに関するアクションを必ず何か一つ起こすようにしてください。
というか、非日常ブレストが終わって家に帰る頃には「何かしなければ気持ち悪い」くらい心境になっているはずなので、その灯火が消えないうちにアクションに移してください。
小旅行とはいえ旅の疲れはあるでしょうが、そのていどでの疲れでサボってしまうようであれば、それは本当にやりたいことではないのかもしれません。
新年早々、新いことにチャレンジし、新しい年の良いスタートを切ってください。
もし「よし、今年は伊勢神宮に行ってみようかな」と思った人がいて、初詣に向かうにあたって何か不安要素がある人は、気軽にDM(@FACTDEAL)で相談してください(何なら一緒に行きますか)。
伊勢参りマスターが何でもお答えしますw