こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
ホームページやブログはコピーも重要ですが、デザインでアクセスやコンバージョン、つまり「売上」が変わるというのは常識です。
もはや、WEBデザインを気にしないという選択肢なんてありえないわけで。
であれば、それらのサイトを運用していて、しかもそのサイトや自身のSNSで顔出ししている張本人のファッションも売上に直結するのは言うまでもなく。
つまり、今の“イケてる”WEBコンテンツの条件は、
1.言葉(発言・文章)
2.WEBデザイン(レイアウト含む)
3.ファッション(服装・アイコン)
この3つを一定以上の水準で網羅できていて当然だということです。
業種にもよりますが、WEB上で顔姿を出したり、オフラインでお客さんとの接点がある人は、「どれか1つでもダサければアウト」だということですね。
ただ、オシャレである必要はなく、ダサくなければ良いんですよ。
もちろん、オシャレに越したことはないですが、パリコレのサイトでもない限り、見る人が見なければ理解されないような超ハイレベルな「オシャレ」を追求する必要はなく。
あなたがお付き合いしたいと思っているお客さんだけが、グッと来てくれればOKなわけです。
影響力ミックス
なぜ見た目が重要なのかというと、全てのウソがモロバレの現代においては、見た目がお客さんからの信用要素とし必要不可欠だからです。
見込み客が商品を購入するときに、意思決定の要素としてピックアップするのは次の3つです。
P:その人が前々(Prior)から持つ嗜好、信念、経験
O:他者、つまりほか(Other)の人々や情報サービス
M:マーケター(Marketers)
で、この中で、今後、最も影響力が低下していくのは、言うまでもなく『M(マーケター)』です。
なぜなら、あらゆる情報や商品レビューが手に入る現代において、見込み客を扇動するために、意図的に制作された広告や、それを指示しているマーケターの言うことなんて信用しないということですね。
自身の利益のためだけに喧伝するインフルエンサーやアフィリエイターの影響も、これからどんどん低下していくでしょう。
となると、商品購入における意思決定の重要なファクターは『O(他者からの情報)』と『P(自身の嗜好)』になるわけですね。
まず、ブログやSNSなどの情報というのは、当然『O』になります。
そして『P』は何かというと、見込み客の経験から来る論理的な嗜好はもちろん、「なんとなく好き」「なんとなく嫌い」といったような直感的な部分にもアプローチするものになります。
これからのマーケティングの定説になる「影響力ミックス」について深く学びたい人は、この本を読んでください。
2つの影響力を司る要素
ここまでを踏まえた上で、WEBデザインやファッションが、P、O、Mのどれに当てはまるかわかりますか?
実は、『P』と『O』の両方なんですね。
WEBデザインやファッションは、商品イメージに直結する視覚情報でもあり、なおかつ、見込み客の嗜好を瞬間的に刺激する要素でもあるからです。
例えば、ラーメン屋の店長が太っているというのは、飲食店のイメージ(情報)としてはマッチしていますが、多くの見込み客が「太っている人はなんか生理的に無理」と思っていた場合、売上は制限されます。
あるいは、とある起業女子がノースリーブの服を着ていたとしたら、キラキラしたイメージとマッチはしていますが、多くの見込み客が「起業女子はみんなノースリーブでなんか変だし気持ち悪い」という感覚を持っていた場合、集客は失敗に終わります。
なので、『M』の信用が低下しているからこそ、『O』というブログや文章などの文字情報、そして、『P』と『O』の両方を司るWEBデザインやファッションは軽視してはいけないわけです。
もちろん、文章に関しても嗜好と言えなくはないですが、文章は基本的にはじっくり読んで判断するものであり、WEBデザインやファッションのように、一瞬で直感的に判断することはできないので、『P』の要素はゼロではないですが、ほとんどの要素が『O』になります。
ブランディングは副産物
ちなみに、僕の場合、コンサルティングビジネスや情報発信ビジネスという目的の元、
1.言葉(発言・文章)
2.WEBデザイン(レイアウト含む)
3.ファッション(アイコン)
を完全に一致させているわけです。
僕が関連づけているコンテンツ三原則も、ターゲットに合わせた影響力ミックスのバランスも、全て意図と関連性があるということですね。
信用度が得難いマーケターとしての広告要素はホームページのコピーくらいのもんで、主な文字情報に関しては、まさにこのブログだったりnoteだったり。
そして、これらの自分のサイトは全て自分でつくってはいますが、WEBデザインに関しては専門家にアドバイス仰ぎますし、ファッションに関しても門外漢なので完全に専門化に頼りきっています。
ファッションに関してはビジネスパートナーである彼に丸投げですね。
できあがったのが、今のメインアイコンであるこれ。
どうですか?
見事でしょ。
こうすることで、そもそも影響を与え難い『M』の要素には注力せず、マーケティングに沿った『O』と『P』に特化していくことで、マーケティング、ブランディングというのは副産物的に自動でできあがっていくわけです。
で、実際のところ、売上はどうかなのというと、オンラインサロンなどでは数字を公開していますが、無名の人間がnoteでそこそこの売上をあげていたり、コンサルティングビジネスに関しても、このアイコンが決め手になって申し込んでくれる人もかなりいます。
インフルエンサーのように有名人にならなくても、ましてや、インフルエンサーの腰巾着や金魚のフンにならなくても、炎上商法でネームバリューを拡げたりしなくて良いんですよ。
ほとんどの人が意識していない、コンテンツの三原則、つまり、言葉、WEBデザイン、ファッションをある一定レベル以上で統一すれば、必要な人にちゃんと刺さるわけですね。
自滅型ブランディングにならないために
昨今のブームの顛末として、ブランディング先行型で、なまじ名前が売れてしまったけど、コンテンツが空っぽだったり、WEBデザインやファッションがダサくて自滅していっている人が多いんですが、そりゃそうだろっていう話です。
先にブランディングをしてしまったら、そこにコンテンツが追いついていなければその時点で終了なわけですから。
一回は売り逃げできたとしても、リピートされようがないですよね。
ブランディングは、あくまでコンテンツやマーケティングの副産物でしかないので、ブランディングのために闇雲にネームバリューを拡げていったらどうなるかくらい、普通に考えればわかります。
まぁ、飛び抜けたコンテンツメイクもの才能があれば、ブランディング先行型でも後からでも対応できないこともないでしょうが。
あなたのお客さんはP、O、Mのどの影響の比重が大きいですか?
そして、その比重に沿ったコンテンツ三原則を実践できているでしょうか?