こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
あることで成果を出している人が何人かいると、人はその「あること」を「正しいこと」だと思い込みます。
たとえ、その「あること」を実践して成功している人が有名人や著名人であったとしても、微塵も疑いもせず、その「正しいこと」だと言われている「あること」をすれば自分も同じように成功できるんだ、と思い込みます。
くだらないビジネス書や自己啓発本がベストセラーになり、今なお売れ続けている理由はこれです。
教祖(インフルエンサー)と信者という構図のコミュニティが同時多発的に発生し続けている理由もこれです。
そもそも、「正しいこと」というのは権力者が利益を得るため、あるいは利権を失わないためにつくりあげたルールであり、その後は洗脳された信者の「多数決」という捏造されたエビデンスによって強化されていきます。
・権力者がつくりあげたルール
・信者の多数決によって捏造されたエビデンス
によってできあがったものが「正しさ」や「正義」、それらを編集したものが「ブーム」や「トレンド」と呼ばれるものだということです。
必ず火付け役がいるということですね。
身近なところでいうと、サトシナカモトという人物が開発したとされるビットコインだとか、GoogleというWEBの絶対神が司るSEOだとか、アメリカによってつくりあげられた日本国憲法もそうでしょう。
といった話からもわかるように、とにかくルールをつくったものが最強です。
例えば、サッカーのルールをつくった者が俊足のアスリートでチーム編成し、「はい、今日からサッカーは手を使ってもOKです」と急遽ルール変更をしたらレアル・マドリードにも勝てます。
だから、「ルールをつくる側になりましょう」という話ではなく。
まぁ、こんな時代なので、自分でルールをつくりあげ、信者を集めて帝国をつくるということは可能でしょう。
独自の「正しいこと」を打ち出して前に進むということですね。
ただ、ゼロから独自のルールで帝国を築くのは難易度が高いというのは言うまでもなく、それを継続させるのも至難を極めます。
であれば、それよりも、「ルールを活用するスキル」を身につけた方が、長期間に渡ってビジネスや人生を上手く渡り歩いていけるのではないでしょうか。
社会や会社が指し示す「正しさ」を疑ってみんな独立起業したのに、インフルエンサーや有名人の「正しさ」は疑わないんやね。
結局その他大勢の方に流れていってしまう。
職業や雇用形態を変えても根底にあるものはそう簡単には変わらないんやな。
— 服部慎也(Shinya Hattori) (@FACTDEAL) 2017年12月11日
STEP1:全ての「正しさ」を疑おう
じゃぁ、ルールを活用するスキルを身につけるための第一ステップは何かというと、巷の「正しいこと」だと言われていることを全て疑うということです。
・サラリーマンのままではダメだ
・起業にはハイリスクがつきものだ
・大学は出た方が良い
・好きなことを仕事にするべきだ
・他人を批判してはいけない
・ポジティブシンキングが成功の鍵
・フォロワー数が評価基準の社会になる
などといったことを「正しいこと」とする風潮があるわけですが、多くの人はこれらを「正しいこと」だと信じこんでいる人であり、逆に丸々批判する人です。
「●●の場合はその通りだけど、逆に▲▲の場合は違うよね」
という視点を持っている人は非常に少ないですよね。
一般的な意見、批判意見、どっちも疑うということをクセづけた方が良いですよ。
「この正しいことだと主張されていることを信じる人がさらに多くなっていったら、世の中はどうなっていくのか?誰が利益を得るのか?そして誰が損をするのか?」
と考えたり
「この正しいことだと主張されていることが一部の人によって否定・批判されることで世の中はどうなっていき、得するのは誰で困るのは誰か?」
といったことを考えます。
すると、だいたいすぐにわかります。
多くの人の目に触れるくらい顕在化されている状態の「正しいこと」においては、何かしらの形となって結果が現れているからです。
例えば、ビットコインであれば、今でこそテレビCMなどの効果によって認知されてはきているものの、つい先日までは「胡散臭いもの」という認識を持っている人が大半でした。
まぁ、今も胡散臭いと思っている人はまだまだいると思いますが。
で、初期からビットコインを所持していた人は億万長者になっていたり、そこまでいかなくても莫大な利益を手に入れているわけです。
しかも、バブルはまだまだ続くと言われており、じゃぁ、「みんなビットコインを持ちましょう!」というのが正しいのかと言うと、それを「正しいこと」と判断する人が増えることで確実に得するのは、ビットコインの取引所だったり、それをアフィリエイトする人間だったりするわけです。
もちろん、ビットコインを持つことはこれからの時代において「正しいこと」と認識した人が利益を得られないのかというと、そんなことはないですが、限りなくギャンブルに近いわけですよね。
これについては次のステップでお話しします。
逆に、ビットコインを批判する人はどんなことで得をするのかというと、違う投資案件を推奨したり、あるいは、「ビットコインバブルはもう終わるから今が狙い目、最後のチャンス」などと言って運用代行や、取引所のアフィリエイトを促したり、といくらでも考えられますよね。
こういったポジショントークで他人をマインドコントロールする人が、いわゆる「ルールを活用する人」になるわけです。
とまぁ、ここまではやや黒い話にはなりますが、自分だけが瞬間風速的に儲かって相手が幸せにならないポジショントークをしたところで、当然、そんなビジネスを続けられるわけがなく。
ルールを活用するためにポジショントークをする場合は、継続性があることと、未来が変わっても双方にリスクがないかどうかを想定することが重要なことです。
STEP2:全ての「正しさ」から離れよう
第二ステップは「正しいこと」だと言われていることからさっさと離れろ、ということです。
厳密に言うと、多くの人が「正しいこと」と認識していることから離れずに乗っかったとしても、大きな利益を得られる可能性はあります。
ただ、その場合は大きなリスクも付きまといます。
ビットコインの場合で考えてみましょう。
2017年12月現在、200万円前後で推移しているわけですが、このまま上がり続けていけば、大金をつぎ込めば当然のことながら利益も莫大になります。
ビットコインFXしかり。
ただ、スベった場合は再起不能になる可能性もあるわけですよね。
SEOにしても同じです。
SEOという言葉が出だした数年前から何千記事、何万記事というブログ記事を書いてきている人は、現在のSEOの定義に沿って施策を打っていけば、大した苦労もなく収益を得続けることができるでしょう。
では、今からブログを書き始める人はどうかというと、結果を出すにはそれなりの労力と時間が必要になるわけです。
大金をはたいてSEO業者に依頼して、サテライトサイトを用意してもらって被リンクを増やし、キーワードを勝ち取って無理やり順位をあげることも可能でしょうが、それこそ瞬間風速的な成果で終わってしまうというリスクが孕みます。
というか、そういった不自然な行為は完全にブラックSEOなわけです。
なので、
・みんながやっている
・有名人がこの方法で成功をしている
・この方法で有名になった人がいる
・誰でも簡単にできると言われている
・手軽に始められるのでリスクが少ない
といったことで利益が得られるというファンタジーは捨て、多くの人が唱える「正しいこと」からはさっさと距離をおいて、アンテナを張り直し、自らの手で開拓をしていきましょう。
STEP3:大衆化された「正しいこと」の一部が融合できないか考えよう
第三ステップは、「正しいこと」の必要な部分だけ抜き取り、潜在的な「正しいこと」にアプローチして融合させる」ということです。
第二ステップで話したように、顕在化された「正しいこと」に乗っかろうとするとリスクがあるわけですが、ただ、「リスクがあるので一切手を出しませ〜ん」という選択しかしなければ、当然、失敗もしないですが、利益も得られません。
もちろん、その思考力で「ルールをつくりあげる側の人」になるのは、ほぼほぼ不可能です。
なので、この第三ステップが必要になるわけですが、簡単に言ってしまうと「小リスクのものを複数見つけて大きく投資しましょう」ということなんですね。
ビットコインでいえば、ビットコインに夢中になっている人のほとんどは、「ビットコインという新しい通貨の可能性」に期待しているわけではありません。
儲かるかもしれないから買っておこう、という感じの投機目的がほとんどです。
であれば、別の仮想通貨でも良いわけですよね。
わざわざハイリスクハイリターンのビットコインに投資するのではなく、まだ1枚あたりの価値が低いもの(価格が安いもの)、かつ将来的に価値が出そうな他の仮想通貨に投資をすれば良いんですよ。
僕は仮想通貨でポジショントークをして稼ぐつもりはないので詳細は語りませんが、そういった仮想通貨はいくらでもあります。
SEOにしても同様です。
多くの人は検索からの情報を信用しなくてっきており、SNSの情報を元に商品やサービスの購入を決めるというのはここ最近ずっと言われていることであり、だからこそインフルエンサーという存在が重宝されているわけです。
が、今からインフルエンサーを目指すというのは、不確実性はもちろん、時間的にもリスクが高いですし、”フォロワーを買う”と言う醜悪なインフルエンサーも蔓延しているため、そもそもインフルエンサーを目指すこと自体がハイリスクハイリターンなのではないか、というのが僕の見解です。
それに関しては、これらの記事でも書いた通り。
まぁ、そもそもSEOの基本である「コンテンツの質と量の充実」という部分が抜け落ちていてブランドだけが先行しているインフルエンサーがほとんどなので、そういった意味でもフォロワー数を軸とする評価経済社会は崩壊していくと思うんですが。
であれば、SNSのアカウントがいつなくなっても問題なく生きていけるようにメディア包囲網(ブログ、メルマガ、note、Kindle、オフラインなど)を持ち、それぞれの場所で小さくても強い影響力を維持することが「小リスクのものを複数見つけて大きく投資する」ということになるんですね。
まさに僕が実践していることで、SEOとういうよりかはマーケティング全体の話になってきますけどね。
で、仮想通貨にしてもマーケティングにしても、小さな成果(例えばnote)を共有していくことで、権力者と信者という関係性ではない状態でビジネスができるわけです。
もちろん、先に成果を出しているので情報をシェアしていく方は”少しだけ先輩”にじゃなるわけですが、少なくとも「遥か遠くいて追いつけない教祖」ではないわけです。
さて、あなたは世間一般的な「正しいこと」に対してどう向き合っているでしょうか?
多くの意見だから、あの人が言っているから、で手放しで信じてしまっていないでしょうか?
・ルールをつくる人
・ルールを活用する人
・ルールを知っているだけの人
・ルールを知らない人
あなたはどれになりたいのでしょうか?