相変わらずですが1年めっちゃ早いですね(この記事を書いている時点であと3ヶ月)。
みなさんどうでしたか2022年、と聞くまでもなく大変な人が多かったと思いますが、このブログを読んでくれている人や、インプットに時間やお金をかけている人はしっかり前を向けているのかなとも思います。
本来、人というのは成長や変化を求めない生きものですし、ましてコロナの時代においては今の生活を守ろうと現状維持にしがみつくのが当然の流れ。
そんな中で「変化しないことがリスク」というマインドを当たり前のように備えている人はやっぱり凄いですよ。
ありがたいことに、プライベートでも仕事でもTwitterでもそういう人たちに囲まれているので、サボり癖のある僕でも毎日良い刺激をいただいて何とか前に進むことができています。
本当にありがたいことですね。
で、この時期というのは2023年良いスタートを切るために、しっかりと目標を立てて準備をしていく人が多いと思います。
会社を経営している人は決算時期がそれぞれ違うので、皆が皆この時期が締めと準備の時期というわけではありませんが、人間のバイオリズム的には年末年始というのは大きな節目、転機にはなりますからね。
ちなみに、この時期になると今年やり残したことを追い込んでやろうとする人が多いんですが、それはできるだけやめた方が良いです。
なぜなら、年末になってようやく追い込まなければならないくらい優先順位の低いタスクは、緊急度も重要度も低いので、ぶっちゃけ来年に回しても問題ないんですよ。
あるいは、もうやめちゃっても良いと思います。
1年越しで散々引き伸ばしてきた目標やタスクなんて、そんな目標やタスクはたかが知れているので、さっさと捨ててしまいましょう。
それよりも、誰よりも先に今年のうちに新しいことを始めることの方がよっぽど有意義です。
やらなければならないことを放置しているということは、スケジュールや知識、スキル云々ではなくモチベーションの問題なので、今さらそこに時間や気力を注いでもねと。
それよりも新しいことをやる方がモチベーションも上がりますし、それを今年中にスタートすることで「オレは誰よりも早く走り出してるぞ」という優越感ややる気につながります。
これってけっこう効果のある目標設定ハックなんですよ。
2023年良いスタートを切るというのは、2023年になってからよーいドンすることではなく、2023年1月1日の時点ですでに走っていて汗をかいている状態だということです。
つまり、準備が終わっているとかそういう次元じゃなくて、走り出していてすでに課題が見つかっている状態だということですね。
それが2023年最高のスタートです。
WHY先行思考の危険性
で、新しいことに取り組む際には、モチベーションを維持しながら淡々と進めていく必要があり、その基本と順序というのは
❶ WHAT
❷ HOW
❸ WHY
なんですが、中にはWHYを先行させる人もいて、そういう人は「なぜ生きるのか?」みたいな感じで、哲学的なアプローチが好きだったりするんですよね。
ただ、WHYが先行すると相対思考になりがちで、この弊害は何かというと比較がクセになって疲弊するということです。
なぜ生きているのか? ▶︎ 幸せになるため ▶︎ 幸せとは?
というふうな流れになって、他人の幸せを見て「ああなりたい」「こうなりたい」「あの人のようになりたい」「この人のようになりたい」というヤバい方向に行ってしまうんですね。
多くの人がサル真似のようにいくら稼いだとかフォロワーが何人だとか言っているのはまさにその弊害です。
WHYを追求するあまり他者と比較するクセがついてしまい、たくさんお金を稼ぐことや、そのお金で憧れの人と同じようなものを買って、不特定多数の人に認められる…みたいなありがちなモデルが幸せだと勘違いするわけです。
自分の中のWHATを炙り出す
コンテンツメイクの教科書の中でも言っていますが、最初に設定すべきはWHATなんですね。
前項の話を持ってくると「なぜ生きているのか」はぶっちゃけどうでも良くて、大事なのは「何をして生きていきたいのか」だということです。
だって、幸せになるためにやりたくないことをやるより、やりたいことをして生きていく方が幸せに決まっているじゃないですか。
自分に「何をやりたいか」「何をすべきか」を問いかけ、人と比べることなく自分がやりたいと思うことをする、そしてその結果として影響力やお金が付いてくるわけです。
幸せそうにしている人は寄ってきますし、人が寄ってくれば自動的にお金も集まってきます。
もちろん「人生は一生修行だ」という信念のもと、常に苦行を経験しその中からにビジネスの価値や自己成長、人生の素晴らしさを見出すことに幸せを感じるドMの人もいるでしょうし、それも間違いなく人もお金も寄ってきます。
独自のコンセプト(価値観や切り口)で人に影響を与えることができるのであれば、その継続性も高くなりますからね。
HOWは確実性を上げるもの
こういう話をすると「やりたいことをやって生きていけるのは天才だけだよね」という声が必ず上がりますが、天才でもない人がその確実性を上げるのがHOWなわけです。
「やりたいことだけやって生きていく!」
「好きなことだけやって稼ぐ!」
だけではただのアホですし、ファンタジーですし、逆にそれで稼げちゃうのであれば天才です。
それでは話にならないから、どのようにしてそれを成し遂げるかをしっかり考えるプロセス(俗にいうPDCAなど)、つまりHOWが次に来るということですなんですね。
これで上手くいくかどうか、他に方法はないか、そのプロセスは楽しめるものなのか、楽しめないとしたらどんなふうに思考や行動を工夫すれば楽しめるようになるのか、など手段やプロセスを徹底的に考えると。
ちなみに、HOWが先に来るとどうなるのかと言うと、WHYスタートのように弊害が起きます。
例えば、
お金を稼ぐ方法が知りたい(HOW)▶︎ やり方は何でも良い(WHAT)
というふうな流れになる可能性が高くなるので、超絶薄っぺらくなるわけです。
常にトレンドに振り回されたりモラルのない発言や行動をしたりしている人や毎度毎度炎上しなければ食べていけない人、そういう末路しか待っていないわけです。
そしてWHYで固める
という感じで最後にWHYを問うわけです。
なぜそのビジネスをしたいのか、なぜその生き方をしたいのかというWHATに対してのWHY、そしてなぜその方法や手段を取るのかに対してのWHY、この2つに対してのWHYを固めます。
まずはやりたい(WHAT)ことを決め、そのやりたいことで成果を出すための方法(HOW)を徹底的に考え、なぜそれをするのか、なぜその方法が良いと思うのかを明確にする。
これが正しい目標設定の仕方です。
もちろん、途中でWHATやHOWは変更しても良いですし、その際に本当にその選択をすべきかどうかは、最終的にWHYに従います。
ビジネスを続けていくとどうしても視野狭窄になってWHY(それをする理由)を忘れがちになるので、壁にぶつかったり悩んだりしたら定期的にリマインドするようにしてください。
そうすることで、その壁は乗り越えるべきものなのか、それともさっさと逃げるべきなのかが見えやすくなります。
今回は、主にビジネスの話をしましたが、人間関係やライフスタイルに関してもこの順番で考えることで進めやすくなります。
例えば
① 自分はこの人とどんな関係性でいたいのか(WHAT)
② その際にすべき(できる)ことは何なのか(HOW)
③ そもそもなぜこの人と繋がっていたいのか(WHY)
みたいな感じで考えることでスムーズになるので、ぜひ参考にしていただければ!