こんにちは、服部(@marketing_factdeal)です。
僕たちは、生きている限り、人生の中で不幸や逆境に直面する瞬間が何度もあります。
その不幸を真正面から受け止め、そして抱えたまま生き続け、光が見えないまま暗いトンネルを歩き続けるという人も少なくありません。
が、一方で、その不幸を「ブランディングの武器」「新たな強み」として活用することで、人生を大きく好転させることができる人もいます。
この違いはどこから生まれるのか。
不幸や逆境、絶望を逆手に取り、暗いトンネルから抜け出し、光溢れる世界で生きていくための方法について書きます。
逆に言えば、不幸をたくさん抱えたり、修羅場をたくさん経験している人ほど優位に立てる可能性があるので、そういった人は、ぜひ参考にしてください。
不幸を武器に変えるための「視点のシフト」
まず、最初に重要なのは「視点のシフト」です。
不幸や困難に直面したとき、多くの人がまず感じるのが落胆や絶望なわけですが、それは当然のことです。
人は、予期せぬできごとが起こると、それに対して防御的な反応を示し、何とか現実から逃げようとするんですが、それが処理の方法として手っ取り早いからです。
が、ここで大切なのは、不幸に対する捉え方、あるいは処理方法を変えることです。
不幸なできごとというのは、それ自体は避けられないこともありますが、そのできごとが自分に何をもたらすかは、心のあり方、向き合い方次第なんですね。
不幸をただの「悲劇」として受け入れるのではなく、それを学びや成長のチャンス、あるいは経験値」や伸び代として捉えることで、そこから新たな価値を生み出すことができるんです。
例えば、トップアーティストやトップアスリートの多くは、人生の初期、あるいは成功のあとも、大きな挫折や困難に直面していたりしますよね。
彼らは、その経験を通じて自分自身を見つめ直し、それを自身のストーリーとして取り込み、ブランドとして昇華、再構築することで、異分野でさらなる成功を掴んだりしているわけです。
不幸な出来事を経験したからこそ、そのストーリーを見せることで、その後の成功が際立つとも言えるわけですが、彼らの成功は単なる運ではなく、こういった視点のシフトによるものです。
不幸をブランディングのセットアップ方法
では、不幸を実際にブランディングの武器として活用するためのセットアップ方法を。
❶ 自分のストーリーを構築する
人は「物語」に引き寄せられる生き物であることは言うまでもなく。
特に、挫折や困難を乗り越えた成功者のストーリーには、強い共感や感動を覚えます。
まず、自分が経験した不幸を一つの「ストーリー」として捉え、伝えたい人に向けてそれを編集・加工し、再構築してみましょう(盛ったりウソをつくのはNG)。
どのような困難に直面し、どのように乗り越えたのか、そしてその経験から何を学び、どのように成長したのかを整理することが重要です。
たとえば、個人的な体験を元に「苦境から立ち直った成功者」の物語を語ることで、同じように困難に直面している人々に希望や勇気を与えることができレバ、これはあなた自身のブランディングに大きな力を与えるだけでなく、他者との強い絆を生み出します。
❷ 独自のメッセージを発信する
次に重要なのは、あなたのストーリーから導き出される「メッセージ」です。
不幸を乗り越えた過程で学んだ教訓や哲学を、ブログやYouTube、SNSなどで発信するメッセージとしてまとめましょう。
このメッセージは、他の人々が同じような状況でどのように乗り越えられるかを示すガイドラインとして機能するわけですが、重要なのは、このメッセージが「他者に役立つ」ものであることです。
不幸を乗り越えた経験を共有することで、同じような境遇にいる人々に共感と希望を与えることができますし、これにより、あなたの発信するメッセージが共感を呼び、多くの支持を得られるようになります。
❸ 不幸を強みに転換するプロセスを見せる
ストーリーとメッセージを発信する際、単に「私はこれだけ不幸だった」という話に終始してしまっては意味がないんですね。
重要なのは、その不幸をどのように「強みに転換したか」というプロセスを示すことです。
具体的な行動や思考の変化を詳細に語ることで、他者も同じように行動できるヒントを得ることができるからです。
また、SNSやブログなどを活用して、このプロセスをリアルタイムで共有していってください。
不幸を克服し、徐々に自分の人生を再構築していく過程を他者と共有することで、共感や信頼を得ることができ、その結果、あなたのブランディングが確固たるものになります。
不幸を武器に変えることのメリット
不幸をブランディングの武器にし、そのメッセージを発信していくことには、デメリット以上に多くのメリットがあるんですね。
まず第一に、冒頭でも書いたように、長くて暗いトンネルを抜け、自分の人生を「光溢れる世界」に変えることができるという点です。
不幸をただの悲劇として終わらせ、一生抱え、苦しんで生きるのではなく、それを通じて成長し、成功へとつなげることができるんです。
この過程で、自己肯定感が高まり、人生の意義を再発見することができるということですね。
さらに、このアプローチを採用することで、経済的な成功も得られる可能性があります。
自分のストーリーやメッセージが共感を呼び、多くの支持を得ることで、持っているスキルが合わさって、ビジネスやキャリアにおいても成功を収めることができるということですね。
現代では、自分の経験を価値に変えることができる人が、他者との差をつけ、成功への道を切り開いていけるんです。
下世話の先にある自由
この考え方を下世話だと感じる人もいるかもしれません。
言ってしまえば、「不幸を利用してブランディングし、人の注目を集めて成功を掴むなんて、汚い話だな」と。
もちろん、そういった批判もあるでしょう。
確かに、不幸を武器にするというアプローチは、ある意味で計算された行動のように見られてしまう可能性が高いわけですから。
しかし、その先にあるのは「自由」です。
不幸に囚われることなく、それを利用して新しい道を切り開くことで、精神的にも経済的にも自由を手に入れることができるわけなので、そんな批判に耳を貸す必要もなく。
不幸に直面しても、その経験を自分の武器に変えることができ、それが当たり前のように習慣化されれば、今もこれからも、長く悩み続ける必要も、思い詰めてしまうこともなくなります。
不幸を光溢れる世界へのきっかけとして捉え、前向きに生きることで、僕たちは、新たな人生の可能性を広げることができるんです。