毒

コピーライティング

日本人にもっと毒を

こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。

前回紹介した広告コピーもそうなんですが、そもそも僕はヘッドコピーだけにはあまり興味がなくて、ボディコピーが優れてるものに興味を惹かれます。

 

今回もボディコピーが最高に素晴らしい、とっておきの深い広告コピーを紹介します。前田知巳さんが書いた宝島社の広告コピーです。

日本人にもっと毒を。

汚い、といって電車のつり革に触らない人は、逆に不健康だと思う。

毒気など無縁の顔で理想ばかり語っていた政治家は、あっさりと折れてしまった。

お人好しがどれだけ罪かということを自覚しない国が、外交で失敗ばかりをする。

毒とは何かを知らないコドモほど、人に平気で毒をかける。

あるいは自分にさえ毒をかけて、あっさりと死んでしまう。

あるいは「人に嫌われたくないから」という呪縛を自分にかけて、少しずつ少しずつ、自殺しながら生きている。

いい毒は薬。毒に触れ、毒を知り、ある時はそれを解毒しながら、ある時はそれを別の毒にぶつけながら、人は自分の中に、やわらかで逞しい免疫力や想像力を育てていく。

とんでもなく悪いことをする人間は、ほとんどの場合、このふたつが決定的に欠けている。

さてこれからの子どもたちはどういう風に毒を知り、人間を、世の中を、世界を知っていくのだろうか。

突然ですが、立川談志さんのような人には、ずっと居つづけてほしいと思う。

いい毒は薬。宝島社の活字

 

この広告コピーのテーマの一つとして、「受け手に迎合しない。受けての咀嚼力、想像力を信頼する。」というものがあるんですが、上記を含め、前田知巳さん自身もこういうふうに述べられています。

「人から嫌われたくない」という風に失点を恐れながら書かれた文章は、内容がどれだけ立派でも、不思議なほど、人が読む前からもはや読む気がしない雰囲気を醸し出してると思います。

広告の送り手としての「なるべく多くの人から共感を得たい」という思いが、皮肉にも「多くの人が目にも留めてくれない」広告を生んでしまう場合が多いということです。(以下略)

 

ブログなどの文章を発信してる人にとっては、なかなか耳が痛い人も多いんではないでしょうか(笑)?

日々”自殺するため”の文章を書くのはもうやめませんか?

このコピーもこの本の中に書かれています。

 
あ、忘れてました。

コピーとは関係ないですが毒といえばこの本ですね。



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