こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
先日、ある『ソロ・マーケティング部』という企画を打ったんですが、実に100名以上の方が参加してくれました。
ありがとうございました。
※現在は第2期の予約のみ受け付けています
で、年齢も職業もバラバラ、サラリーマンの方、経営者の方、フリーランスの方と労働形態も多種多様な方が集まってくれていて、参加者の方もその質の高さに納得してくれているのかなと。
ちょうどタイミング良くTwitterでこの記事を見かけたというのもあったので、僕も参加者さんの質にはこだわったんですよね。
で、企画に限らず、ビジネスやマーケティングをする上で重要なのが立ち位置、つまりポジショニングなわけですが、言うまでもなく、このポジショニングによってお客さんの質やフォロワーの質が決まってしまいます。
なので、今回はどうポジショニングをすれば質の良い賢いお客さんだけが集まってくれるのかを徹底的に考えました。
特定の層を批判したり、特定の層を持ち上げたりすることで、「マーケティングを極める」という目的とはズレた、思考が偏った人たちが来てしまうなと思ったので、コンセプトにも極力ノイズを入れないように、かつ突き刺さるにはどうすれば良いかと。
せっかくなので、その裏側を少し話そうかなと。
年末、あるいは年始に向けて企画を考えている人や、これからポジショニングをしていこうとしている人の参考になれば。
炎上の効果について
今回の企画にあたって少しだけ炎上したんですが、この炎上がポジショニングを強化してくれた部分もあるんですよね。
ある意味決め手になったんです。
というのも、この企画の案内の中ではブロガーがどうとかアンチがどうとかという自分の立ち位置の話は一切していなくて、マーケティング初心者〜中級者の個人がマーケティングを学ぶ、楽しむ、そして稼ぐというシンプルなコンセプトだったわけなので。
それ以上でもそれ以下でもなく。
ところが、いわゆるアンチの人たちが騒いでくれたわけなんですね。
騒いでいる内容はというと、「実績を見せろ」とか「価格が高い」とか「返金保証も無いのか」とか「考え方を変えるのか」とか、いたって個人的な、成果を出せない外野の人がよく言う常套句ばかりでした。
で、誰も被害者がいない状態で炎上させられただけなので、側から見ても「放火魔に襲われてる」くらいしか思われていなかったわけで。
しかも騒いでいたのは、イケハヤアンチの人たち。
なぜ、僕がイケハヤアンチに攻撃されるようになったのかは、この記事に書いているので参考にしていただければ。
まぁ、もともとイケハヤに異議を唱えたり批判していたりした僕が、イケハヤアンチの非人道的な思考や行動に異議を唱えたら矛先がこっちに来た、というよくあるシンプルな構図ですね。
もちろん、ある程度そうなることはわかって、「イケハヤだろうがアンチだろうがヒドいものはヒドい」というスタンスで僕も情報発信をしていたので、その構図に関しては「まぁ、そうなるよね」と諦めていますが。
で、そんなイケハヤアンチの人たちが、Twitterという公の場で攻撃してくれたことによって、僕、そして企画のポジショニングが強化されたわけです。
第3のポジショニングが。
ゲストの2人にもとばっちりがいってしまったので、そこは申し訳なかったなと思っていますが、そんなハプニングも見事にプラスに変えてくれましたよね。
情報商材屋さん(@shozaiya)もてっぺさん(@teppesmn)もさすがでした。
第3のポジショニングとは戦うこと
第3のポジショ二ングというと「中立」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ぶっちゃけ「私はAでもBでもなく中立です」という立場での発信は誰にも刺さりません。
もちろん、バランスのとれた良い人というポジティブな印象は与えられますが、それが人を惹きつけるかというとまた別の話で。
そうではなく、ここでいう第3のポジショニングというのは、「Aとも戦うしBとも戦う」という立ち位置を示すということなんですね。
今回で言えば、「イケハヤともイケハヤアンチとも戦う」という姿勢を普段から見せていたことで、どちらの派閥でもない独自の情報発信者ということが認知され、偏見もそぎ落とされたんですよ。
まぁ、戦闘民族感が出てしまっているのは否めないですが、僕のビジネスを考えた場合、舐められるよりマシでしょう(笑)
で、そぎ落とされた結果残ったのが、「なんかおもしろそう」「ちゃんとしてそう」「やっぱマーケティング大事だよね」といった、コンテンツに対するシンプルな期待でした。
要するに、「アンチとか界隈とか派閥とかそういうのはどうでも良い」「がっつりマーケティングを学びたいんだよ」という人だけが集まってくれたということですね。
価格戦略と両輪
アンチの騒ぎ方が想定外だったので、それによってポジションが明確化、強化されてラッキーだった部分もあるんですが、企画を打つ際にはコンセプトも重要ですが、やはり普段のポジショニングがものを言うなと。
セールスの際に必死にポジショニングし、信用や信頼を必死にを売ろうとする人がいますが、それは愚策中の愚策ですからね。
普段、そして企画の際に第3のポジショニングをすることによって、コンテンツのコンセプトが浮き彫りになり、偏見がそぎ落とされ、お客さんのニーズとマッチしやすくなります。
まぁ、僕はブロガーでもなければオピニオンメインの情報発信者ではないので、普段のポジショニングは自然の流れの中でできあがったものなんですが。
で、ポジショニングと同じくらい重要な価格戦略に関しても同様のことが言えます。
・月額制にすると他のオンラインサロンと比較される
・月額制にするとお試しマインドの層が入ってくる
・月額制にすると成果が出ていない状態で退会される
といったデメリットを解消し、客層の質を可能な限り向上させるために一括買い切り&永久部員にしたんですが、これもバッチリハマった感じですね。
クローズドであるメルマガでリサーチした上での企画だったので、オープンでも大きくスベることはないだろうということは想定できていたわけですが。
あとは、サロンではなく「部活」という言葉を使ったのも、参加者さんとの共通言語をつくるためや、「厳しくも楽しい」というイメージを持ってもらうためだったり。
他にもいくつかありますが、企画の大枠や肝はやはり基本コンセプト(ターゲット+プロセス+目的地)、そしてプロモーションの際のポジショニング、価格戦略です。
年末、あるいは来年に向けて企画を考えている人は、ぜひ参考にしていただければ。
しっかり考えて、準備しても、所詮それは机上の空論でしかないのでその通りにはいきませんが、起こったハプニングすらも企画に含めてしまえば良いんですよ。
企画は、スベることを恐れずにとにかく打ってみれば、良くも悪くも結果は出るので、必ず次につながる大事なことを学べます。
で、なぜこのようなマーケティング戦略の内容をどんどんオープンで発信するのかというと、これに尽きます。
究極のマーケティングって「お客さんが思わず買っちゃう」こと。
だと思ってる人は多いけど、そうではなくて
「お客さんがそれが販売者の戦略だとわかっていても買っちゃう」
ことだと個人的には思ってる。
僕はそこを目指してずっとマーケティングをやってるし、それができれば最強だと思ってる。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年12月15日
このマーケティング論に共感できるという人は、ソロ・マーケティング部第2期の募集を楽しみにしていてください。