こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
最近、「承認欲求オバケ」なんて言葉もありますが、FacebookやTwitterなんかを見てるとまさにオバケや妖怪だらけですね。
まぁ、自撮り画像自体がバケモノ級の人もいますが。
それを含め、ですね。
承認欲求は誰にでもあるものですが、こういったオバケの人たちは、承認欲求をコントロールできなくなっているんですね。
人間にはいろんな欲求があるわけですが、食欲、性欲、睡眠欲、金欲、物欲など、欲求をコントロールできない人が犯罪を犯したり、心身の健康に支障をきたしたりするわけです。
で、承認欲求は「マズローの欲求5段階説」の「尊厳欲求」という部分にあたりますが、自分自身で承認欲求をコントロールできない人も、当然、大きな代償を背負うことになります。
欲求の仕組みをもっと詳しく知りたい人は、下記のリンクを参照してください。
承認欲求オバケとリーダーの違い
承認欲求オバケと言われる人は、ほぼ例外なく前段階である社会的欲求も強いです。
孤独への恐怖や不安から、やたらと群れたがり、そして、人とのつながりができて安心できたらそれだけでは満足できないようになっていきます。
次に、その集団の中で認められたいというふうに承認欲求がどんどん大きくなっていくわけです。
で、認められて集団の中心になるということはリーダーと勘違いされがちですが、リーダーは利他や犠牲の精神がないとできません。
なので、リーダーになりたいという人と承認欲求オバケとは全く別物だということです。
もっと言うと、承認欲求オバケは、他人にチヤホヤされれば誰でも良いんですね。
それこそ、情報弱者でもアホな取り巻きでも。
一方、リーダーになろうとする人は、自己実現欲求の領域に踏み込んでいっているので、群れるにしても仲間を厳選します。
承認欲求は悪ではないが…
とはいえ、リーダーになることが人生の最大の目的ではないわけですし、当然、「リーダー = 自己実現」でもありません。
自己実現欲求を満たすための選択肢の一つとして、リーダーという役割があるというだけです。
ただ、承認欲求をコントロールできなければ、次のステージに行けないというのもまた事実です。
こんな興味深いツイートがあったので追加しておきますね。
現代の若者はスマホと SNS の普及により、第 4 段階目の承認欲求を満たしきれなくなってしまっている。
その結果、ずっと第 4 段階にとどまり続ける羽目になり、
第 5 段階の「自己実現の欲求 (昇進・起業など)」にたどり着けなくなっているということでした。— てっぺ (@teppesmn) 2019年4月16日
自己実現をしていると謳っている人はたくさんいますが、口ではそう言っていてもブログやSNSを見てみれば一発でわかりますよね。
「私は生きたいように生きている」
「私は人の役に立ちたいんです」
と言いながら、セレブアピールしている人だらけです。
ずっと同じ場所にいて、ずっと同じことを延々繰り返している人だらけです。
もちろん、承認欲求をゼロにするのは不可能ですし、誰かに認められることでモチベーションになったり、自分がどんどん成長していけたりするのであれば承認欲求は別に悪ではありません。
ただ、自分自身はいつまでも成長せずに、入れ替わり立ち替わり取り巻きを変えるだけで”私は多数に認められている感”を醸し出しているのは痛々しいというだけです。
真の承認欲求を満たすのは数ではないんです。
承認欲求はコントロールしなくて良い
さて、長くなりましたがここからが今回の本題ということになります。
そもそも、「承認欲求はコントロールするべきか?」という問いに対しては、僕の答えは「ノー」です。
こう言うと「おいおい、言ってることが違うじゃねーか」と言われるかもしれませんが、そもそもムダなコントロールはしない方が良いんですよ。
冒頭の方で、様々な欲求をコントロールできない人は、大きな代償を背負うことになると言いましたが、誰も「欲求を抑えろ」とは言っていません。
だって、ある欲求を必死に抑えることで、他の欲求が爆発したら意味がないわけですからね。
なので、欲求を出して良いところはガンガン出して、抑えるべき欲求は抑えることこそが重要なんです。
どううことかと言うと、「コントロール = 抑える」ではなく、「コントロール = バランスを取る」ということを理解しましょうということですね。
コントロールの方法を変える
ということで、承認欲求の具体的なコントロールの仕方ですが、これは極めてシンプルで、「認めてもらいたい対象を明確に決める」ということに尽きます。
それは「この人にさえ認めてもらえれば」という個人で設定しても良いですし、「こういう価値観を持っている人に認めさせたい」というある一定の層を設定しても良いです。
ここを決めていないから、いつまでも満たされないという状況が続くわけです。
永遠に数を集めなければならなくなるんです。
巷には「愛され何ちゃら講座」「モテなんちゃらセミナー」みたいな、キモいコンセプトのセミナーが蔓延してますが、「で、誰に愛されたいの?誰からモテたいの?」っていう話です。
また、「自分らしく生きる」「好きなことをして生きていく」みたいなコンセプトの起業セミナーとかもありますけど、これってそもそもの話をしてしまうと、承認欲求をコントロールできていない人には到底無理な話なんですよ。
だからみんな起業しても、すぐに脱落していくんです。
これ、起業や個人ビジネスにおける超本質の話です。
当たり前じゃないですか。
昨日まで人目を気にして群れて生きてきた人間が、いきなり好きなことで起業して承認欲求をコントロールできるわけがないんですよ。
認めてもらいたいと思えるリスペクトする人や、高いマインドや価値観の人とだけ付き合って、その中で評価してもらえるように自分自身を磨くことで、自己実現というステージに入っていくわけです。
承認欲求はコントロールしなくて良い
承認欲求は無理に抑制する必要はありません。
認めて欲しい対象や層さえしっかり決めれば、その相手に届くようにパフォーマンスをすれば良いです。
もちろん、虚飾せずに、ありのままの素のあなたを認めてもらわなければ承認欲求オバケと変わらない末路を辿ります。
ここをバシッと決めることで、意外とすんなり自己実現欲求のステージに上がれますよ。
何のために何をがんばれば良いかが明確になり、行動も的確かつスピーディになるので。
どうでも良い人からの承認は全く必要ありません。
ぜひ早めに「認めてもらいたい人」を設定してください。
ちなみに、お気づきの方も多いと思いますが、このマインドセットは集客やマーケティングにも通じます。
あなたの商品やサービスをどんな人に認めてもらいたいのか、どんな人に褒めてもらいたいのかを明確にしましょう。
もちろん、ブログなどの情報発信も同じです。
ただ単に、「多くの人に読んでもらいたい」で書いてると、結局、誰にも読んでもらえませんから。