こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
師匠から教えてもらった残酷な内容ですが、「やる気」とか「根性」とか「気合い」とか「モチベーション」とか「運気」とかのせいにして一向に目標を達成できない人にためにシェアします。
かなり残酷な内容になるので、これにチャレンジするにはある種の“勇気”が必要です。
なぜ、残酷なのかというと、全部数字で出てしまうので言い訳ができないからです。
なので、モチベーションがガツンと上がる人もいれば、現実と向き合って激ヘコミする人もけっこういると思います。
自己責任の上、チャレンジしてみてください。
では、早速。
STEP1:3つの理想をリストアップ
まず、次の項目を全て数字で挙げてみてください。
1.目標年収
2.希望する1日の労働時間
3.希望する1ヶ月の労働日数
例えば、
「朝8時くらいから働き出して、だいたい昼過ぎには自由の身になりたいな」
「で、月の半分くらいは自由な時間が欲しい」
「それで年収2000万円くらいあればOKかな」
ということであれば、
1日4時間労働を月に15日間行い、最低でも年収ベースで2000万円を実現したい、という具合にまとめます。
ここで出す数字に関しては、現実的かつ堅実な数字でもかまいませんし、突拍子もない理想の数字でもかまいません。
後ほど、超現実的な数字になって現れますので。
STEP2:1ヶ月の労働時間
STEP1で全ての数字を挙げたら、次に下記の計算をします。
希望する1日の労働時間 × 希望する1ヶ月の労働日数
これで、あなたが1ヶ月に何時間働くのかが計算できますよね。
では、次に、その数字に12を掛けてください。
これであなたが働くべき「年間の労働時間」が算出されたわけです。
最初に挙げた例で計算すると、
4(時間) × 15(日) × 12(ヶ月) = 720(時間)
という結果になります。
STEP3:あなたの時給はいくら?
では、次に、
目標年収 ÷ 年間の労働時間
を計算してください。
もうお分かりだと思いますが、これであなたが稼がなければならない時給が出ます。
最初に挙げた例で計算すると、
20,000,000(円) ÷ 720(時間) = 27,778(円)
という結果になります。
1日4時間労働を月に15日間行い、最低でも年収ベースで2000万円を実現したいのであれば、時給を27,778円にしなければならないということです。
この金額を「必要時給」と定義します。
必要時給で仕事ができているか?
ここまででも“ザワザワ”しているとは思いますが、ここからが重要な話になります。
まず、あなたは今現在、この必要時給で仕事ができているかどうか?という現実に向き合う必要があります。
必要時給で仕事ができていれば、目標の年収に届くのはそう遠くはないでしょう。
しかし、それができていないのであれば、今の延長線上では目標年収には絶対に届きません。
例えば、あなたがコンサルタントだとして必要時給が1万円なのにもかかわらず、一番高いサービスが1時間5,000円のコンサルじゃ、希望の労働時間しか働かなければ目標年収の半分にも届かないという計算になります。
商品を売っている場合もほぼ同じですが、製作時間や原価も関係してくるので、目標年収を得るための売上目標も考えてください。
安易に時給は下げないこと
理想の目標年収を実現しようと思うと、ほとんどの人が時給1万円以上にはなると思います。
で、時給を1万円にするための考え方として、フロントエンド商品では時給5,000円でもバックエンド商品で時給15,000円であれば、平均すれば1万円になるという考え方もできます。
が、これはあくまでリピート率100%が前提となりどう考えても不可能な数字です。
なので、入口の商品やサービスではこの時給をキープするのは厳しいからと言って必要時給から下げる場合は、バックエンド商品における時給をかなり高めに設定する必要がでてくるわけです。
よほど緻密に計算されていて「バックエンド商品でひっくり返せる」という人以外は、必要時給は最低ラインとして商品単価を設定していく必要があるんですね。
要するに、必要時給以下の仕事はしないということです。
収入と大事なものが反比例するパターン
こうやって現実的な数字を目の当たりにすると、職種にもよりますが、ほとんどの場合、サラリーマンの給料だけでは希望の労働時間で目標年収を達成するのは無理だということが分かるはずです。
副業や投資など、何かしら自分のビジネスや収入源を持つ必要が出てきますよね。
もちろん、起業家やフリーランスに関しても同じことで、
「そのうちお客さんが増えれば収入もどんどんアップしていくだろう」
とう考え方では、収入は増えていっても反比例して健康や時間が失われていくことになります。
どれだけ大金持ちになっても、「年に1度休みがあるかどうか」では何のためにお金を稼いでいるのかわからなくなります。
もちろん、「数年後の夢に向かって、労働時間はコントロールしている場合ではない」という根性論もわからなくもないですが、自分の時給を上げることに意識が向けられない人は、商品力アップやスキルアップを怠る傾向に陥るので、シビアなセルフマネジメントが必要になります。
時給は即金収入ではない
ちなみに、必要時給というのは、1時間働いたらその対価としてすぐに手に入れなければならない金額ということではありません。
例えば、必要時給が1万円だとしたら1時間かけてつくったブログが1年かけて1万円を生んでくれればOKなわけです。
もっと言うと、10時間かけて取り組んだことが1年以内に10万円という収入につながれば、時給1万円と見なせますよね。
そう考えると、時間を使うことにもっと真剣になれますし、展望が見えて楽しくなりませんか?
ブログを書くのに100時間費やしても良いんです。
1年以内に、使用した100時間以内に、100万円の収益を生むことができれば、そのタスクにおいてのあなたの時給は1万円です。
重要なのは、自分の必要時給を把握し、それ以下にならない単価設定にしたり、それ以下にならないアクションをとるということです。
あるいは、「これだけの時間を使ってこれだけしか稼げなかったらやめる」というふうに、デッドラインを決めておくということも重要です。
フリーランスだろうがサラリーマンだろうが、必要時給より遥かに安い仕事を続けているうちは、馬車馬のように働いても目標年収には届きようがありません。
今あなたがやっていることは時給いくらかを把握して、その時給に見合う自分のスキルやリソースがあるかを一度棚卸してみることをオススメします。
そして、必要時給を下げる(=目標年収を下げる)か必要時給を得るための努力をするのかを決めて、これからの1時間を真剣に過ごしてみてください。