フォロワー

SNSマーケティング

「フォロワー1000人以下はザコ」の真実

Twitterの相談を受けることも多いんですが、何千人、何万人という数のフォロワーが集まらないと運営する意味がないと思っている人が多くて。

まぁ、それはおそらく影響力や有名性、稼ぐ力、あるいはブランディングというものをフォロワーという数字で判断しているからでして。

有名になるには1万人くらいのフォロワーが必要だろうとか、5000人くらいいないとブランディング的にショボいとか、インフルエンサーにならないと稼げないとかそういうふうに思っている人が多いんですね。

それは単なる思い込みというか、表層だけしか見ていなかったり、Twitterだけで何とかしようと思うからそんな極端な考え方になってしまうわけです。

実際は、フォロワーが多くても全然稼げていない人もいますし、逆に数百人のフォロワーでもマーケティングの仕組みをしっかりと作れている人は大きな額を稼いでいたりします。

例えば、フォロワーが数万人いても、それがスパム的なアプローチや自動化しでフォロワーを集めたり買ったりしている場合、情弱を騙して瞬間的風速的に稼ぐことはできますが、長くは続かない上にリスクは大きいです。

また、思考停止でインフルエンサーの猿真似をして、フォロワー集め企画などをしている人もそうで、頭数は集まりますしそれなりの錯覚資産はできますが、肝心の商品がない、あるいはゴミのような商品しか用意できないので全くマネタイズできないという状況に陥っている人も少なくありません。

逆に、Twitterを軸にするのではなく、ブログやYouTube、メルマガ、LINEと融合して仕組み化している人はずっと安定して稼いでいます。

要は、ブログやYouTubeの更新、メルマガやLINEでのリサーチなど、少ない負荷の王道施策を継続的に行う方が長いスパンで見ればはるかに効率的なのに、多くの人がその事実を知らずに「Twitterガチる」となっていると。

まぁ、ちょっと抽象度の高い話ですね。

実際のところ、どのくらいのフォロワーがいたらどんなことができるのか、もうちょっと具体的な話をしましょうか。

フォロワーは500人くらいで良い

例えばフォロワーが500人まで増えたとします。

1日1人ずつ増えたら1年と少しでそのくらいが集まるので、そんなにハードルの高いことではないですよね。

まぁ、大事なのは数ではなく中身、つまりあなたに真剣に向き合ってくれる人、あなたのツイートや仕事、人柄に魅力を感じてくれる人に500人集まってもらうことです。

オープンのSNSである以上、100%そういう人にフォローしてもらうのは不可能なんですが、だからこそ精度は上げていかないといけないわけです。

で、餌をばら撒く系の企画、インフルエンサーの虎の威を借りて集めた500人ではなく、純粋な魅力で自力でコツコツ集めたフォロワー500人いたら、それだけでもいろいろできちゃうんですよね。

フォロワー1000人以下はザコだとか言うマウント系インフルエンサー人もいるんですが、全くそんなことはないということです。

コミュニケーションとリサーチ

フォロワーが500人もいれば、コミュニケーションとリサーチができます。

例えば、あなたがフォトグラファーだとして、カメラや写真について話しましょうと呼びかければ、一定数の人が集まってくれるはずです。

特に今はコロナ禍なので、Clubhouseやスペース、Zoomといったオンラインでのトークセッションが常態化しているので、以前よりももっと集まりやすいですよね。

フォロワー500人のうち1%の人が集まってくれれば5人、2%で10人が集まってくれます。

もちろん、スケジュールやテーマが合わず、集まってくれるのが1、2人という場合もあるかもしれませんが、1人でも集まってくれればコミュニケーションが発生し、リサーチをすることができます。

カメラのどんなことが楽しいのか、あるいはどんなことに困っているのか、あなたの何に魅力を感じてフォローしてくれているのかなど、じっくり聞くことができます。

リストは100くらい集まる

Zoomなどのいわゆる「しゃべり場」に大勢来てもらうことは難しくても、リスト(濃い見込み客)はもっと簡単に集まります。

メルマガやLINEに登録してもらうということですね。

もちろん、登録する理由がなければ誰も登録してくれませんが、登録するべき理由、つまりメルマガやLINEで何を配信するかは、前項で話したリサーチによってフォロワーさんが明確に教えてくれます。

プライベートなことが知りたいのか、下世話な話が聞きたいのか、体系的なノウハウが知りたいのか、その辺りがニーズが明確になるので、あとはそのニーズに沿ったテーマで配信を始めれば良いだけの話で。

ここがハマれば、100くらいのリストはすぐに集まります。

初動ではなかなか集まらないかもしれませんが、Twitterで毎日発信していると新しいフォロワーも増えていくので、リストも徐々に増えていきます。

あるいは、配信のテーマをいろんな切り口で伝えれば、Aには興味なかったけどBなら登録してみたいというふうに既存のフォロワーからも増えていくので、100人の人に登録してもらうまでは特に苦労しないでしょう。

500人の20%の人、つまり10人のうち2人が登録してくれれば良いわけですから。

どのくらい稼げるのか

あまり稼ぐことを目標に置きたくないんですが、この方がわかりやすいと思うので、あえて稼ぐという話をします。

リストが100人いるといくら稼げるのかという話ですね。

例えば、一般的なサラリーマンよりも少し良い収入、50万円を目標とした場合、2万円の商品を25人の人が購入してくれれば50万円は達成できるわけですが、それって100のリストのたった1/4です。

もちろん、単価をいくらに設定するのかによってこの割合は変わってくるので、1万円の商品であれば50人、5万円の商品であれば10人ということは言うまでもなく。

もっと言うと、これらの商品をフロントエンド(お試し)商品として、バックエンド(メイン)商品を用意している場合、達成の難易度はもっと下がりますし、何なら収入はもっと増やせてしまいます。

意味不明な低民度の100のリストでは不可能ですが、濃いリストであれば100リストで100万円の収益を得ることはぶっちゃけ難しくないんですね。

で、フロントエンド商品の販売からバックエンド商品の販売までの流れをステップメールやLステップで組んでしまえば、安定した収益が得られるようになります。

それでもTwitterをガチるのか

ここまでの仕組みを作ることができれば、あとはTwitterでの集客を強化したりブログやYouTubeを運営して新たな流入や導線を作れば、どんどん収益は増えていくというわけです。

どうですか?

フォロワー500人程度でこの仕組みを作るのと、フォロワーを1万人集めるのとどちらの方が簡単だと思いますか?

また、どちらの方が収益の安定性が高いと感じますか?

正直、マネタイズできるかどうかもわからないのに身を削ってフォロワー1万人を集める時間があったら、テーマ別にフォロワー500〜1000人程度のTwitterアカウントを2〜3個作って同じような仕組みを作る方がマネタイズも早いですし収益も安定します。

自分の人生をコンテンツ化して食っていける人なんて限られているわけなので、であれば凡人でも再現できるルートを取る方が賢明です。

フォロワーがたくさんいなきゃどうにもならないと思っていた人は、ぜひこういったルートがあるということも知っておいていただければ。

荒削りでも良いので、できるだけ早めに仕組みを作る経験はしている方が良いと思いますよ。

そうすることで、その後の動きがめちゃくちゃ楽になるので。


ユニクロユニクロTシャツ推奨マーケティング前のページ

グレーなモラル違反がもたらすブラックな未来次のページ著作権

関連記事

  1. Twitter
  2. インフルエンサー

    SNSマーケティング

    インフルエンサーを目指したくない人のためのメディア戦略

    最近はさまざまなメディアやツールがどんどん出現し、しかもどれも中毒性の…

  3. Twitter

    SNSマーケティング

    Twitter運営スタイルは『5つの型』にカテゴライズされている

    Twitterのフォロワーを増やす有象無象のノウハウが蔓延っておるわけ…

  4. SNSマーケティング

    Twitter100万円プレゼント企画の裏側

    こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。このツイートがけっ…

  5. Twitter

    SNSマーケティング

    効率と成長スピードを倍速にするTwitterとブログの“神”連携術

    こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。先日、ゲリラ的に無…

オススメのWordPressテーマ

オススメのコンテンツ

メンバーシップ

オススメの記事

  1. books
  2. ライフスタイル
  3. Twitter
  4. 洗脳

最近の記事

  1. mercari
  1. 逆算思考

    ライフスタイル

    逆算思考で今を生きるという矛盾との向き合い方
  2. ライフスタイル

    ライフスタイル

    他人と比べない理想のライフスタイルをつくるための5つのサイクル
  3. RAM WIRE

    マーケティング

    たった4分で号泣できるRAM WIREの『僕らの手には何もないけど、』のミュージ…
  4. ブラッシュアップ

    マーケティング

    ブラッシュアップする前に「致命的な不快ポイント」の排除を早急に
  5. ブランディング

    ブランディング

    正しい「かけ算ブランディング」のやり方
PAGE TOP