Twitter

SNSマーケティング

これからTwitterをがんばろうと思っているけど何をつぶやけば良いのかわからない人へ

ここ数年、オンラインサロンを運営して感じていたこと。

サロンメンバーの中には僕が足元にも及ばない百戦錬磨の社長さんや経営者さんがいるんですが、SNSにはノータッチの人が多いんですね。

やっていてもメルマガやFacebookだけで、Twitterをガチっている人は少ないですし、さらに言うとブログを書いている人なんてほぼいません。

もちろん、Twitterやブログは必須ではないですが、皮肉にも「次の一手が欲しい…」と言う人が「やらなきゃいけないと思ってたんですけど…」と挙げるのがTwitterやブログなんですね。

必要性は薄々感じてはいるものの、なぜか苦手意識を持っている人が多く、今まで避けてきたというパターンが多いということです。
 

何が言いたいかというと「必要だと思っているなら先延ばしせずに早くやった方が良いですよ」ということです。

Twitterやブログは一晩でどうにかなるものでもなければ、大量のコンテンツを一気に投入すれば良いというものでもなく、コツコツ継続することで信頼関係を築いていくものなので、早ければ早い方が良いんです。
 

ただ「何をつぶやけば良いのかわからない」「何を書けば良いのかわからない」とすぐに頓挫してしまう人は多いのが現状で。

何年も経営をしてきているわけなので、普通に考えれば発信することがないなんてことはあり得ないんですが、ある要因が足かせになっているパターンが多いんです。

それは何かという「相手が見えない」ということなんですね。
 

例えば、オフラインをメインにビジネスを続けられているということは、営業的要素、つまり、目に見える相手がいるということであり、レスポンスもあるということです。

そして、そのほとんどが口コミによるものが多いです。

また、企業の多くはメルマガを配信していますが、その場合も必ず相手がいて、その人たちに情報を直接届けることができます。

つまり、営業など「プッシュ型のビジネス」に慣れてしまっているので、相手が見えない(見えにくい)SNSを含むオンラインでの情報発信にモチベーションを維持しづらいんですね。

動いたら(発信をしたら)すぐに反応や成果が得られるわけではないですし、続けたところでリターンがあるかどうかがわからないからです。

なので「Twitterのアカウントは作ったんですが何をつぶやけば良いかわからなくて…」「ブログは立ち上げたんですが放置してしまっています…」という声を良く聞きます。
 

図星の人も多いんじゃないですかね。

SNSに力を入れなくても何とかなってきた、ブログなどの情報発信なんて必要ないと思っていたけど、このままじゃダメだと思っているし、この先も息の長いビジネスをしていくためにはSNSやブログを育てた方が良いに決まっていることはわかっている。

という状況の人に向けて今回の記事は書きました。
 

今からTwitterをやる場合、何を考えて何からすれば良いのかをステップバイステップお伝えしていきます。

ブログに関しても触れますが、主にTwitterに関して。

で、巷に溢れる「フォロワーを増やす方法」とかそいう話ではありませんが、この手順で進めていけばフォロワーは勝手に増えていくかなと。

STEP1:最初からコンセプトを固めない

僕は普段から「どんなに崇高でワクワクする目標を立てても、プロセスが楽しくなければ挫折する」とお伝えしています。

逆に、いまいち乗り気になれない目標でも、プロセスが楽しかったり情熱を注げるものであれば「ついつい続けちゃう」ので、いつの間にか目標にたどり着けてしまうんですね。

そのくらいプロセス(ツールや手法)のチョイスというのは重要です。

Twitterも同じで、楽しくないと続けられません。

あるいは、息をするようにツイートができるようにならなければ、欲っする成果になんて到底たどり着けないでしょう。

 

そのためにも、最初にコンセプトは固めないでください。

といっても、何も考えないで良いというわけではなく、仮コンセプトを決めて上でどんどんつぶやきましょうということです。

プロフィールやプロフィール写真、ヘッダーに関しても、どうせあとからコロコロ変わるのでガチガチに固めなくても良いです。

ただ、仮であってもあくまでコンセプトなので

ターゲット(何に困っている人に)
プロセス(どんな素晴らしい方法で)
目的地(どんな素晴らしい状態になれるのか)

という3つは決めた上でツイートはしていきましょう。

STEP2:1日のツイート数を決める

決めておいた方が良いのが「1日のツイート数」、つまり1日に何ツイートするのか自分と約束をするということですね。

これをする目的は3つあります。

① 達成感を得るため

1つめは、脳内にあることを垂れ流すこと自体が楽しい人は、内容はともかく最初からガンガンツイートできると思いますが、そういった楽しみが分からない場合は「〇〇できた」という達成感がないと楽しめないからです。

もちろん、反応がもらえると楽しくなるんですが、それはまだ先の話。

人に絡まない限り最初は誰にも見られていないので「今日は10ツイートできた」とか「このツイートの内容は我ながら良いな」といった自己満を楽しむしかないんですね。

趣味など「単なる娯楽の楽しみ」は成果にたどり着けませんが、自己満とはいえ「何かを達成したことで得られる楽しみ」は成長につながりますし、成果にも近づきます。

というか、それこそがビジネスの基本なので、自己満というネガティブな言葉に引っ張られなでください。

自分との約束

2つめは、ツイート数を自分と約束することで、仮決めしたコンセプトでネタ切れしないか、ネタ切れさせないためのインプットは楽しいかなどを確認することができます。

決めたツイート数を全然つぶやけないとか、何かつぶやこうと思って勉強することが苦痛である場合、そのコンセプトでTwitterの運営を継続するのは難しいということになりますからね。

アカウントの実在性

3つめは、アカウントがアクティブであることをフォロワーに示すためです。

フォローされても、動いていないアカウント、つまり何日もツイートしていないアカウントは相手にされなくなりますし忘れられます。

当たり前ですが、ツイート数が少なければ少ないほどフォロワーのタイムラインにあなたは現れなくなるわけですから。

なので、このアカウントはアクティブであること、毎日アップデートされているということをアピールするためにも、目標ツイート数を決めて毎日コツコツつぶやきましょう。

STEP3:コンセプトが固まってからブログを書く

自分がツイート(発信)すべきコンセプトが固まってきたらブログを書いていきます。

Twitterを続けていたら、140文字やツリー(スレッド)では足りないことが出てくるので、そういった長文をブログで書いていくということですね。

で、ブログを書いていくとツイートすべきことがどんどん溢れてくるという相乗効果が生まれるので、そうなってくるとあなたは「優秀なツイ廃」であり、ツイートは呼吸となります。

 

専門性だったり、スキルだったり、人間性だったり、価値観だったり、あなたが信用に値する人間かどうかを、Twitter以外で確認するためのカタログ兼説明書を用意しておきましょうということですね。

専門性と人間性のバランスは、例えば次のように考えると良いです。

STEP4:人格(キャラ)を伝える

ここまででアクティブなTwitterユーザーであること、ブログで自分の専門性や信念について深く伝えている人間であるということ、この2つの準備が整いました。

そうしたら、次のステップとして「人格(キャラ)を伝える」ということをしていきます。
 

なぜこういったことをするのかというと、Twitterのアクティブユーザーであることは最低限のことですし、自分が何者かであるかを伝えることも最低限だからです。

そんなことはTwitterを運営している人は誰しもがやっていますし、何なら専門性やスキルだけでは差別化することすらも難しい時代です。

それがとても素晴らしい、非常に価値のある専門性であったとしても。
 

なので、世界や日本でトップレベルの専門性やコンテンツを持っている場合を除いて、最終的にフォロワーやお客さんを求心するものはあなたの人格(キャラ)になるんですね。

そのために人格を知ってもらうためのツイートを増やしていきます。

例えば

ニュースについての自分の見解を述べる
プライベートや趣味についてつぶやく
リツイートやリプで建設的な議論をする

などですが、偽悪を演じたり、政治的発言をしたり、感情的な発言をしたりするのは推奨しません。

タブーとまでは言いませんが、そういった炎上系の発信は、ゴールや目的から逆算して緻密に戦略を立て行わないと、ブランディングに非常に不利になるからです。

一度集まってしまったフォロワーの属性は簡単には変えられないので、ブランディングに失敗したアカウントは使いものにならなくなるんですね。

まぁ、自分を偽らなければならないようなアカウントの運営は楽しくないですし疲弊していくだけなので「キャラを作り上げる」のではなく、コンセプトに合わせて「既存のキャラを編集・加工する」と考えてください。

STEP5:キャラの固定と新味感

専門性(スキルやノウハウ)と人格(価値観や人間性)をバランス良く配合してツイートしつつ、そに次は「変えないもの」と「変えるもの」を意識していきます。

変えないものというのはあなたのキャラ自体だったり、一貫性のある価値観や主張ですね。

Twitter上で「〇〇といえばこの人」と思ってもらえるように、大事なことは言い回しや切り口を変えて何度も何度も伝えていくということです。

STEP1〜STEP4までで、しっかりとマーケティング、ブランディングをしていき、ここに来てポジショニングを意識していくと。

一方、変えるものというのは「新しい取り組み」や「企画」のことです。

どれだけ専門性が高くても、どれだけ権威性や影響力があっても、変化がない人への興味は薄れていくので、定期的に新しいことをしていきましょう。

多くの人はエピックではなくビジョンに魅力を感じるので。
 

別にクラファンのような大きなことをしましょうというわけではなく、新しい商品やサービスをリリースしたり、新しい人とコラボをしたりといったことでOKです。

そうやってフォロワーを代謝させていかなければ、新しい情報も入ってきませんし、イケてる人とも出会えなくなります。

逆にここまでくれば、会社が潰れようが何しようが、犯罪者になりさえしなければ、社長も経営者も身一つでお金には困らなくなると思うので、まずはこの状態をゴールとしてTwitterに取り組んでみてください。


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