趣味や好きなことをビジネスにするというのはよく語られるテーマではありますが、あまり真剣に説いている情報もないので、僕の経験談交えてマジメに書こうかなと。
脳ミソお花畑的なファンタジー話ではないですし、むしろ超現実的な話なので、安心して読んでいただければ。
家族との時間を大事にしながらストレスなくお金を稼ぐ
と書くと、何とも情報商材のコピーみたいですが、これを情報商材販売に頼るのではなく自分の頭で「そのためにはどうすれば良いのか」をしっかりと考えることでいろんな可能性が生まれます(まぁ、情報商材は「家族との時間を大事に」とかは言わないですが)。
初っ端からそんなファンタジーは存在しないだけで、結果的にそうできている人は世の中いくらでもいますからね。
ちなみに「家族との時間を大事にしながらストレスなくお金を稼ぐ」方法としてよく言われるのが「好きなことをビジネスにすること」とです。
が、これは「ストレスなくお金を稼ぐ」という部分には合致しますが「家族との時間を大事にする」という部分には合致しません。
ぶっちゃけ関係ないですからね。
好きなことで仕事をしまくってたくさんお金を稼げても、忙しすぎて家族との時間が取れなければ意味がありません。
なので、まず「家族との時間を大事にする」をどう定義するのかが重要で。
ひとことで「家族との時間を大事にする」と言ってもいろんな考え方があって、例えば「家族との時間を確保すること」もそうですし「家族との時間を楽しむこと」も家族との時間を大事にすることになりますよね。
もう少し具体的に話しましょう。
家族との時間を大事にする
家族との時間を確保するという考えでいくと、極論ですが1年間死ぬほど働いて死ぬほど稼いで、次の1年間は一切仕事をせずに家族と遊びまくるというパターンが考えられます。
あるいは、毎日午前中だけ働いてしっかり稼ぎ、午後からは家族との時間を過ごすというのも同じパターンですね。
どちらも家族との時間を確保するために仕事をするというカタチです。
もう一つの「家族との時間を楽しむ」というのはどういうことかというと、例えば「家族と楽しんでいる時間が収益になる」というパターン。
芸能人とかがわかりやすいですよね。
彼ら彼女らは、家族と過ごしている様子を配信したりブログに書いたりするだけでお金になるわけですが、これは言うまでもなくプライベートを覗くことに価値を見出しているファンがいるから成り立ちます。
ですが、一般人にはこれは無理です。
なので、一般人のアプローチ方法としては、家族との時間が何かしらの商品、あるいは商品への布石になっている状態にするのが良いでしょう。
例えば、最近は動画編集など映像系のビジネスが盛んですが、家族と楽しんでいる時間を撮って、それを編集し、一つの映像作品にすることで「こんな素敵な動画を作ることができます」という宣伝になります。
僕もそうですが、写真なんかも同じです。
動画や写真自体が売れるのがベストですし、そういったスタイルに持っていくこともできますが、いきなりそれは難易度が高いので、まずは宣伝という考え方でOKです。
努力している時間も家族との時間
個人的には、この「家族との時間を楽しむ」というアプローチはオススメで、なぜかというと、真剣に家族と楽しんでいる時間というのは、紛れもなくスキルアップの時間になるからです。
一般的なビジネスの場合、スキルアップの時間に家族は介在できないため、意識的に「努力」の時間を確保する時間が別途必要になります。
もちろん、子どもが大きくなって何か一緒にビジネスをするようになれば別ですが、基本的には、例えば「マーケティングを勉強して実践して…」を家族と一緒に楽しむのはなかなか難しいわけです。
ただ、先ほどお伝えした映像や写真だと、撮影している時間も家族と楽しめますし、何だったら動画編集の時間さえも「ああしよう、こうしよう」と楽しめますよね。
で、楽しんでいるだけなので、当人たちは努力や苦労なんてものを微塵も感じることなくレベルアップしていくと。
これを継続することで、趣味とビジネスがつながる準備が着々と進んでいくわけです。
スキルアップしつつ肩書きを名乗る
で、そこからどのようにしてビジネスにしていくのかという話なんですが、最低限のスキルが身に付きオリジナリティが出てきたら、SNSやブログ、YouTubeで公開し、反応が上々であればさっさと肩書きを名乗ってしまい、最初は無料でも良いので商品化して企画を打ち出します。
もちろん、引き続きスキルアップは図りながら。
家族との時間を確保する、家族との時間を楽しむというよりか、むしろその時間を取っていかないとビジネスが成長しないという好スパイラルになっていくわけですね。
けっこう「趣味レベルだし…」とビジネスにすることを躊躇する人がいるんですが、それならばもっと時間とお金をかけて真剣に趣味を追求すれば良いだけです。
特に映像や写真というのは、人が違えば作品も違いますし、同じものは二つとして生み出せないので、オリジナリティが出るまで追求し、そこに「〇〇さんが良い」と必要としてくれる人がいればビジネスは成り立つわけです。
叩いてきたり批判してくるのは、稼げていない同業くらいのもんでしょう。
どんな趣味を選択するかによって下積み期間は変わってきますが、ニッチで良いので強いニーズさえあれば大抵の趣味はビジネスにできます。
大事なことは、冒頭でもお伝えした通り「あわよくば」ではなく「これをどうすればビジネスにできるか」を最初にしっかり思い描くことですね。
あくまで戦略的に趣味を決めるということです。
ハイブリッド戦略もあり
ちなみに、僕のスタイルはハイブリッドです。
家族との時間を確保するためにしっかりお金を稼ぎ、なおかつ趣味のカメラも家族と楽しみながら収益化しているということですね。
というのも、マーケティングやコンサルの仕事は間違いなく「好きなこと」ではあるんですが、そこに家族を巻き込むのは難しいからです。
また、撮影の仕事だけで食っていけるほどの境地に至っていません。
まぁ、1人でビジネスというゲームに打ち込む時間も欲しいので、撮影やその他の趣味ビジネスで十分食っていけるようになったとしても、マーケティングとコンサルの仕事はやめられないと思いますが。
サラリーマンの人なんかはこのハイブリッドスタイルが相性良いですね。
サラリーマンの仕事というのはストレスをコントロールすることは難しいですが、そこまで苦痛に感じていないのであればサラリーマンの収益は確保しつつ、ビジネスにつながる可能性の高い趣味に真剣に取り組むと良いでしょう。
ということで、まずは「家族との時間を大切にする」を自分なりに定義し、その上で
ビジネスにつながる可能性がある
家族と楽しむ時間がスキルアップになる
オリジナリティを生み出しやすい
という要件を満たす趣味を見つけ、最低限のスキルが身に付きオリジナリティも出せるようになってきたら、SNSやWEBサイト、YouTubeで発信し、反応が上々になってきたら肩書きを名乗り、商品化し企画を打つ。
この流れで趣味をビジネスにすることができるので、今日からチャレンジしてみてください。