あらゆるフリーランス、社長、経営者は、たまたま自分は「〇〇屋さん」というだけであって、商売人はみんなマーケターであるべきだということは常々言っていまして。
短期間でマーケティングスキルを高めるコツは、自分はマーケターで、たまたま
☑️ブロガーをやってるだけ
☑️飲食店オーナーをやってるだけ
☑️行政書士をやってるだけ
☑️アパレル店員をやってるだけ
☑️会社員をやってるだけという感覚を持つこと。「自分は〇〇屋さんだ」と決めつけた時点で伸びない。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) January 5, 2019
こういった考え方ができるようになると商売は上手くいきますし、もっと深掘りしていけば実際にマーケターやコンサルタントとして活動できるようになっていきます。
僕の周りでも、本業もしっかりがんばりつつもコンサルタントとして、マーケターとして活動する人も増えてきました。
で、そういったポジショニングができる人にはある共通点があって。
まぁ、マーケターとして本来の役割を全うしているだけなので、無意識にやっている人がほとんどだと思うんですが、逆にこれができない人は伸びていません。
何かわかりますかね?
ポイントは「マーケターとしての本来の役割」が何であるかがわかるかどうか、あるいはマーケターという存在意義をどう捉えているかです。
もし「マーケティングの人」としてがんばっていきたいのにイマイチ伸びていかないとか、認知されないとかであれば、この視点がゴッソリ抜け落ちているのかもしれないので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
超シンプルな話なので、今日からすぐにできます。
もちろん、マーケター以外の人も今回のマーケティング目線でアクションを起こすことで、ポジションやステータスがグッと上がると思うので、ぜひ参考にしていただければ。
同業者をガンガン紹介してください
マーケターの本来の役割は何かと言うと「良い商品や素晴らしいサービスを世の中に拡めること」究極的にはこれなんですよね。
素晴らしい商品やサービス、情報、スキル、人を、それを心から必要としている人に届けることであり、マーケターと名乗らなくてもそれができている人の元には人が集まっています。
市場を独占したい
お客さんを奪われたくない
自分だけが稼げれば良い
といったように、ビジネスがゼロサムゲームだと思っている人は、こういったことができませんし、そもそも直接的に自分の利益につながるとわかっているものしか拡散しません(ステマ)。
なので、マーケターとして認知され、信用されたければ、自分自身をアップデートすることはもちろんなんですが、同時に「良いもの(人)を紹介する」ことを徹底してみてください。
たとえそれが同業者、あるいは同業者の商品やサービスであっても…というか特に同業者を紹介すべきなんですね。
最初は多少打算的でも良いので、というかこれから話すことが理解できれば打算的思考は捨てられると思いますし、そうすればめちゃくちゃ大きな恩恵を受けることになります。
同業者を紹介するメリット
スタートアップ段階の人ほど自分の仕事を取ることが最優先なので、同業他社のことなんて間違っても紹介しません。
だって、本来自分が獲得できていたはずのお客さんが、紹介したことによってそっちに流れていってしまうわけですから、そういった状況は避けたいと思うのが普通です。
ただ、これが逆効果というか、よろしくない思考なんですね。
というのも「同業にお客さんを奪われたくない」と思うと人はどうなるのかというと、独りよがりになるんですね。
つまり、他者を見なくなる(見えなくなる)ということです。
もっと簡単に言うと、独りよがりになるとロクに同業者の分析をしなくなるので、同業者が提供している商品やサービスの素晴らしい点を知る機会を失ってしまうということです。
その結果どうなるのかというと、自分の思考や商品がアップデートされないという自体に陥り、それこそ一番嫌がっていた「同業者に流れていく」という状況になってしまうんですよ。
逆に「自分はマーケターだから同業者でも素晴らしい人はどんどん紹介しよう」という考え方になると、その「素晴らしい同業者」がどんどん目に入ってくるようになるわけですね。
そうなると「この商品はスゲー」とか「このサービスは最高だな」といったことにも気付けるようになります。
じゃぁ、そういった素晴らしい要素を自分の商売に取り込んでお客さんに提供することができたら…という話です。
逆に専門性をアピールできる
同業者を紹介することで得られるメリットは、自分の商品やサービスがブラッシュアップされることだけではありません。
実は他にもあって、その1つが「信用が集まる」ということなんですが、これは「GIVEしよう!」みたいな気持ち悪い話ではなくて。
同業者を紹介するということは「僕はこれが得意です、でもこの分野に関してはAさんの方が凄いです」という流れが基本になるので、自分ができることとできないことを明確に示すということになるんですね。
問題解決を求めている人からすれば、こんな信用できることはないわけです。
逆を言えば「じゃぁこの分野に関してはハットリさんにお願いすれば良いのか」ということになりますし、その人が誰かに紹介するときも「〇〇はハットリさん、●●はAさんが良いよ」となるわけですから。
あれもできます、これもできますと言っている人よりも信用できますよね。
結局、あれもできます、これもできますと言っている人は「あの人は何でもできる人ですよ」とは紹介してもらえないので。
一人でできることなんて微々たるものなので「この分野に関してこの人」という引き出しをたくさん持って、それを多くに人に教えてあげる方が、結果として信用が集まるようになります。
そうすることで自分の専門性もどんどん際立っていくわけですから。
客観的に見ても、例えばTwitterで自分の商品やサービスの宣伝ばかりをしている人と「あの人は素晴らしいです」「この人はこれが凄いんですよ」と言っている人のどちらが余裕があるように見えるかという話です。
実際、余裕がなければ自分から進んで同業者の紹介なんてできないので、それができるということ自体が安心感や信頼につながるんですね。
紹介して信用を失うパターン
まぁ、このブログを読んでくれている人はわかっていると思いますが、自分の利益(売上やフォロワー)を増やすために、価値がよくわからない商品やサービス、あるいは人を紹介するのはダメです。
そういったゲスいアフィリエイトは、遅かれ早かれあなた自身が信用を失うハメになります。
あと、たとえ本当に良いものでも度が過ぎると敬遠されるので、頻度や伝え方は考えなければなりません。
特に基準はないですが、客観的に見て「気持ち悪くないか」が大事かなと。
マーケターの本来の役割は「良いものを世間に拡めること」だとは言いましたが、拡散や紹介手法に嫌悪感を持たれて、本来手にとって欲しい人の元に届かないのは本末転倒ですからね。
もちろん「不特定多数の人にとりあえず届けたい」のであればゴリゴリいくのも必要な場合もあるかもしれません。
が、深くて狭いマーケティングをしたいのであれば、押し付けるアプローチをするのではなく「興味を持って近寄ってきてもらう」というスタンスがベストです。