こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
情弱向けのビジネスは儲かります。
間違いありません。
世の中で叩かれているものはそれなりに儲かる(儲かっている)のです。
ただ、なぜ叩かれるのか、なぜそれが悪なのか、逆にどのようにすれば情弱向けのビジネスでは無くなるのかを理解している人は意外と少ないように思います。
というか、言語化がなかなか難しいんですよね。
とはいえ、それを言語化するのがこのブログの役割でもあるので、「そもそも情弱って?」「そういえば情弱向けビジネスって?」という人は読んでいただければなと。
自分がビジネスをする際も、何か商品やサービスを購入する際にも役立つと思います。
情報弱者とは
そもそも情弱とはなんぞやということなんですが、まずは調べてみましょうか。
情弱
読み方:じょうじゃく
別名:情報弱者情弱とは、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す俗称である。
コンピュータやインターネットが発達・普及している、現在の高度情報化社会においては、得られる情報の量や質の差が、社会的、経済的な格差を生みやすい。この格差は情報格差などと呼ばれる。この格差において不利な側に位置する人が情弱と呼ばれる。
なお、これまでは、ITインフラの整備度合いなどが、情弱であるか否かを左右する大きな要因となっていた。最近では、インターネットは利用できるものの、ITリテラシーが低いために、自分で検索を行わず、Q&Aサイトや電子掲示板などで初歩的な質問をするようなユーザーに対して、ののしる意味で用いられる場合も多い。
まぁ、何やかんや細かく書かれていますが、ザックリ言うと「自分で調べようとしないバカ」ということになります。
だって、現代において情報格差なんてほとんど無いですからね。
いや、厳密に言うと一部の人間しか知り得ない「お得な情報」というのは確かに存在しますが、生死や収入を決定づけるような深刻なものではないので、それなりに稼いでそれなりに人生を楽しく生きていくくらいであれば、知らなくても何の問題もありません。
ただ、知らないことで損することはたくさんあります。
わかりやすいところでいくと、税金のこととか法律のこととかはまさにそうで、知らないことによって人生が詰んでしまうことも無きにしも非ず。
じゃぁ、なぜ自分で調べようとしないのかというと「情報を疑わないから」に尽きます。
つまり、性善説で生きているような良い人だからなんですよ。
Twitterでも「この人はフォロワーが多いから凄い人なんだ」「こんな有名な人が言うなら間違いないはず」みたいな思考に陥っている人はよく見ると思いますが、まさにそんな感じです。
声の大きい人や権威性がある人、それを称賛している人たちに流されて、何も疑わずにフラフラと付いて行きパカパカと財布を開く、これが情報弱者です。
そして、それらの情報を信じて邁進するも自分の生活は一向に改善しないどころか、どんどんお金も精神もすり減っていくわけです。
情報を疑うメリット
調べないのは疑わないからだという話をしましたが、疑うことで何が起きるのかというと、それ以外の情報や様々な選択肢にたどり着けるようになるんですね。
「フォロワーが多い〇〇さんがAというノウハウが良いと言っているけど本当かな?」
↓
「調べてみたらAの他にBもCもあるじゃないか」
↓
「自分的にはCが一番しっくりくるな」
↓
「よし、Cについてもう少し調べてみよう」
↓
「Cで成果が出たから僕はC系を軸に発信しよう」
↓
「やっぱりフォロワー数というのはあてにならないな」
みたいな感じで、それに付随する情報や“そもそも”の部分も見えてくるので、そこからオリジナリティが生まれるわけです。
よく「最初は1つのこと(1人の人)を信じてとことんまでやれ」という初心者向けのビジネス論がありますが、これは、疑って、調べて、比較した上で信じたものをとことん実践しろという意味であって、「何も考えずに突き進め」という情弱推奨論ではありません。
情弱を脱するには「まず調べるクセをつけましょう」と言われますが、まずは疑うクセをつけなけれなばならないということですね。
そうでなければ、そもそも選択肢を知るチャンスが無くなってしまいます。
例えば、「アフィリエイト 稼ぎ方」と「ブログ 稼ぎ方」と検索するのとではリーチできる情報や選択肢は変わってきますし、もっと言うと「情報発信 稼ぎ方」や「フリーランス ビジネス」と検索すればもっといろんな選択肢にたどり着くことができるわけです。
情報というのは、信じるのではなく疑うことによって世界を無限に広げてくれるものなんです。
情弱向けビジネスの定義①:クレームが発生しにくい
情弱について理解を深めてところで、そろそろ本題へ。
まぁ、この流れで言えば「疑わない人」や「調べない人」に向けて商品やサービスを販売することがそのまま「情弱向けビジネス」になるわけですが、もう少し細かく定義していきます。
ポイントは2つです。
① クレームが発生しにくい
② 意見や批判を受け入れない
クレームが発生しにくいビジネスとか最高じゃないかと思うかもしれませんが、決して「クレームが発生しない=お客さんは満足している」というわけではないんですね。
ちょうどこういうツイートを見かけまして。
最近中高生でもnoteとかで稼いでる人が
多くなってきたのに伴って、「どうせ情報商材だろ。」
と嫌味ったらしく
ひがんでいる大人がいますが、別にクソみたいな商材なら
有形だろうが無形だろうが
クレームが出るのはもちろんのことだし、お客さんが満足してれば
充分に有用なビジネスだよね。— かずくん@月収200万慶大生🖋 (@Kazu_Consult) January 27, 2020
それに対しての僕の見解はこれ。
僻んでる大人は一定数いるとして、フォロワーを増やしたい人とかnoteで稼ぎたい人とかは、そのためのコンテンツに価値があるかどうかすら判断できないリテラシーの低い人たちやから、基本的にクレームが起きようがないねんな。それがクソ商材でも。
だからお客さんが満足してればOKでしょとはならん。 https://t.co/7az5urhr2C
— ハットリシンヤ|マーケとカメラとイロイロ (@FACTDEAL) January 28, 2020
こういった界隈の人間が販売するコンテンツというのは、決まって「稼ぐ系」や「フォロワーを増やす系」で、そもそもこういったコンテンツというのは、当たり前ですが、ターゲットは「稼げていない人」や「フォロワーが増えない人」なわけです。
つまり、稼ぎ方がわからない人やフォロワーの増やし方がわからない人なので、情報の精査ができるわけもなく、そうなるとクレームの起きようが無いんですね。
また、ハウツー(誰がやっても同じ結果になるもの)ならともかく、ノウハウなんて「本人次第」なので、成果が出ても出なくても自己責任であるため、嘘の情報やモラルに反するノウハウでも含んでいない限りクレームは起きません。
なので、こういったコンテンツを買う人はバカとまでは言いませんが、大半が情弱で。
というのも、稼ぐ方法やフォロワーを増やす方法なんて無料でいくらでも転がっているにもかかわらず、その情報にたどり着けていないか活用できていない人なので、情弱以外の何者でもないんですね。
ただ、「バカとまでは言いません」「大半が」と言ったのは、これまで話したように、疑って、調べて、いろいろ試した上で選択肢がそれしかないというふうになって買うのであれば問題無いからです。
それはバカでも情弱でもなく、ただリーチすべき情報を見誤っているだけ、つまりビジネスをする上での能力やリテラシーが低いというだけの話なので。
あるいは、すでに成果を出している人で、これは他には無い情報だなと判断し、プラスαとして買う場合、それは至極まともな投資ということになります。
情弱向けビジネスの定義①:批判を受け入れない
一方、情報の精査がガンガンできるその筋のプレイヤーや専門家からすればツッコミどころ満載なので、一定数の批判は集まります。
まぁ、上記の
すでに成果を出している人で、これは他には無い情報だなと判断し、プラスαとして買う場合
という人もクレームをいれる場合はありますが、こういった人のほとんどは「投資は自己責任」と割り切っているので、わざわざクレームを入れるというアクションはあまり起こしません。
ただ、論理的にしっかりと批判や意見を述べる人はいて、それに対してどう対応するかによって情弱ビジネスか否かが決まります。
誹謗中傷ではなく真っ当な批判や意見にもかかわらずアンチと一括りにして悪態をつく、無視するとなるとそれは完全に情弱ビジネスと言わざるを得ません。
酷い場合だと、購入者を無視するだけではなくブロックするパターンとかもありますが、それはさすがに論外ですね。
商品やサービスというのは「売ったら終わり」ではなく、お客さんの声を取り入れて日々改善していくものであり、それが真っ当なビジネスの姿勢です。
時にそれは辛辣な意見や批判であることもありますし、論点さえ見えれば罵詈雑言や誹謗中傷の中にヒントがある場合もあります(営業妨害を受け入れろということではない)。
それを一切受け入れず、価値も分からないのに称賛している人の声だけを受け入れていると「裸の王様」になってしまうので、もはや販売者と購入者のどちらが情弱かさえわからなくなってしまいますよね。
ということで、情弱向けビジネスは瞬間風速的に儲けることはできますが、いつまでもそれを続けていると、販売者すらも情弱に陥ってしまうという恐怖とリスクを孕んでいるということは理解しておきましょう。
誰とは言いませんが、意見や批判を受け入れずに情弱ビジネスを続けてきた人の末路はいくらでも目にすることができると思うので、そういった情報にもリーチして反面教師にしてください。