こんにちは、服部(@FACTDEAL)です。
田端信太郎のことは好きでも嫌いでもないので、「この人また言ってるなー」と思いつつ、まぁでも、これはわりとわかるんですよね。
というか、どんなツイートでもそうだと思うんですが、このツイートの内容に共感するか批判するかは、その人それぞれの理解の仕方によるかなと。
私見だが、年収800万円未満の人、フォロワー1000人未満の人は、「副業」とか考えるのやめとき。
その前に、本業で目の前の仕事でバリュー出すのが優先やろ。
二流は何やっても二流やぞ。 https://t.co/bEb7qG0OPD
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) August 13, 2019
何しろツイートなんてMAX140文字しか無いので何とでも受け取れるわけですし、共感にしろ批判にしろそれぞれにおいても違った意見が出るのは当たり前で。
ゆくゆくは会社を辞めて独立する気満々のガチの副業なのか、永久に小遣い稼ぎレベルの副業なのかによっても話は変わりますし、年収を得ている業界や職種、雇用形態によっても話は変わってきますからね。
そういう意味では「この人はこういうふうに解釈したのか」といろんな意見を見るのは面白いですし、「野暮な解釈しちゃったな」と自分の意見を振り返るのも面白いです。
まぁ、いずれにせよ脊髄反射によって思考が偏ってしまうことが一番良くないので、いろんな切り口を知った上で「その中でも私はこの意見だな」と選択できるようにしておくことをオススメします。
もしあなたがガチの副業や起業を考えているならね。
ちなみに、一流か二流かみたいなのはめちゃくちゃ抽象度の高い話なので、そこに関しては言及してもしょうがないかなと。
何をもって一流なのかはわからないですが、少なくとも一流の人は他人に対して「あなたは二流です」とか言わないと思います。
また、他人のことを二流と言う人は自分のことはもれなく一流だと思っていると思うんですが、Twitterで「〇〇な人は二流だ」みたいな強い言葉で炎上させないと影響力を示せないようなレベルの人は一流じゃないと思いますね、個人的に。
マーケターの森岡毅さんとかもそうですが、一流オブ一流の人でTwitterにいない人なんてたくさんいて、言葉ではなく仕事の成果で一流という称号を勝ち取っていたりします。
抽象度の高い論点なので僕の意見もボンヤリしてしまいますが、カワイイかブスかみたいなのと同じで、誰が何流かなんて所詮は人それぞれが持つ勝手なモノサシでしかないんじゃないのかなと。
負け犬の遠吠えにならないように
とはいえ、「二流」という抽象度の高い言葉にカチンときている人は多いようで。
かと言って「何と言われようと自分は一流だ!超一流だ!」と胸を張って言えるわけでもなく。
批判している人は、「年収やフォロワーといった数字で人を判断する方が二流だ」と言っていたりするわけですが、そもそもこの話ってあくまで「副業する上でこれくらいじゃないと話にならんよね」という話ですよね。
別に趣味でTwitterを楽しむ分には年収もフォロワーもどうでも良いわけですから、あくまでビジネス視点、しかも「自分でこれから稼いでいく」と考えた場合の話なわけです。
もちろん、感情的になって切り取れば批判のスタンスもすごく理解できますが、「オマエは二流だ」「そう言うお前こそ二流だ」みたいな子どもみたいな喧嘩をしていてもしょうがない。
顔を真っ赤にして怒っている人は、そもそも自分がその値(年収、フォロワー)に達していなくて、だからと言って「そんなわけはない(二流ではない)」と負けを認めたくないだけなんじゃないのかなと。
そうなってくると、「サラリーマンの給料は年収300万円、Twitterのフォロワーは100人、でも副業は年収5000万円ですけど何か?まだそんなしょうもないこと言ってんのおっさん?」と言えなければ証明しようがないんですよね。
なので、年収800万円にせよフォロワー1000人にせよ、自分の実力が可視化されている状態というのは副業にチャレンジする際は指標になるし自信にもなるので、モノサシとしては個人的にはありじゃないかなと思っています。
ちなみに、僕はサラリーマン時代の最高年収は600万円、フォロワー400人くらいで副業を始めたんですけど、ちゃんとサラリーマン時代の数倍の年収になりましたし、フォロワーも勝手に増えていったので、「副業(起業)で結果を出すのに年収もフォロワーも関係ねー」と胸を張って言えます。
自分が同じステージにいないから、声が届かないからと言って、下から石を投げていてもしょうがなくて、どうせなら横並びになって「は?オマエ何言ってんの?」と言わないと、ただの負け犬の遠吠えになってしまいますよという話。
あと、「年収の上がり方」によってもこの話はけっこう変わってくるんですよね。
年収の上がり方
冒頭で「理解の仕方による」と言いましたが、これってどういうことかと言うと、年収も、「どうやって上げるのか」によって副業への影響が変わってくるんですよね。
年収の上がり方はいろいろあると思いますが、例えば、
①資格や専門スキル取得による年収アップ
②優れた営業成績による年収アップ
③社内政治(立ち回り)による年収アップ
といった要素が考えられます。
明らかに汎用性が低いのは「①資格や専門スキル取得による年収アップ」ですが、分野によってはそれが無いと事業が成り立たないという場合もあるので、レアな資格やスキル、つまり供給より需要が勝っていれば副業においても価値が高いわけです。
ただ、違うジャンルでの副業や起業になると全く役に立たなくなる場合もあるので、そういう意味で「汎用性が低い」んですよね。
やはり汎用性が高いのは「②優れた営業成績による年収アップ」でしょう。
営業職での年収には、黙っていてももらえる給料に加えて、成果が収入に直結するインセンティブが含まれるので、個人ビジネスにより近いスタイルですからね。
行動力や交渉力、体力、セールス力、フォロー力など、挙げればきりがないですが、ビジネスをする上で必要な能力は営業マンがほとんど持っていて、優れた営業マンになると高いマーケティングスキルも持っています。
常に営業成績でトップを取り続けられる営業マンは、言語化できていないだけで、自然とSPIN営業のような高度なマーケティングをしているので、この分野での年収の高さは非常に価値が高いかと。
そして、「③社内政治(立ち回り)による年収アップ」は汎用性が低いと思われがちなんですが、組織で立ち回る能力というのは、プライドを捨てれば一定期間においては個人ビジネスにおいても価値があるかなと。
雑に言うと、②がジャイアンだとすれば③はスネ夫です。
インフルエンサーに媚を売ってのし上がっていく人とかたまにいると思うんですが、まさにそういう人は能力を存分に発揮しているわけです。
で、同時進行で実力をつけていけばそのまま突き抜けられるし、ただのコバンザメだとどんどんメッキが剥がれてジ・エンド、という感じですね。
といったように、何によってその年収を稼いでいるのかによって、それが副業にどう生きるのかは変わってくるので、一概には年収の高さだけで「年収が低いのは二流だから副業は上手くいかない」とは言えません。
ただ、同じ会社で年収を上げるにせよ、転職で年収を上げるにせよ、自分の価値を可視させられるというのは、副業、起業においては有利であることは言うまでもなく。
フォロワーこそ無意味
結局これも自分がどの世界で戦うかの話なんですが、僕はTwitterをやらなくてもビジネスは成り立っていましたし、僕が知っている社長やコンサルタントでほぼTwitterの影響力皆無でバリバリ稼いでいる人もいます。
オフラインの口コミだけで継続的に収益が得られるような、それだけでビジネスが成り立つような人にとってTwitterもフォロワーもどうでも良いということですね。
将来を見据えた上でも、そのまま(オフライン注力)で良いのかどうかは想定して変化はしていかなければならないとは思いますが。
なので、過去に田端信太郎が「フォロワー1000人以下はザコ」的なことを言っていたことがあると思うんですが、これに関しては全く共感できません。
ただ、副業で新しい分野に飛び込んでお客さんを惹きつけることができるかどうか、自分の発信力や商品、サービスに求心力があるかどうかを確認する上で、Twitterに露出すればすぐにわかるので、指標としてはフォロワー数やインプレッション数などは有効です。
また、(SNSを含む)WEBマーケティングを生業としていく場合や、影響力を駆使してインフルエンサービジネスをしていく場合はフォロワーを集められなければ話にならないので、真っ当な方法でフォロワーを1000人くらい集めてからスタートした方が良いかなと。
まぁ、言ってしまえばケースバイケースということですが、僕はフォロワーに関してはわりとどうでも良くて、それなら年収を上げられるかどうかの方が重要だと思います。
だって、年収の項目でお伝えした、②、③のスキルがあればフォロワーなんていくらでも集められるわけですから。
さて、あなたの見解はどうでしょうか?
脊髄反射で思考停止するのではなく、いろんな切り口で思考し、その上で自分が最も有効だと思える答えを自分自身で見つけ、選択できるようにしましょう。
年収よりも、フォロワーよりも、その思考力こそが「自分で稼いで生きていく」ために必要なことだと思います。