先日、Twitterプロフィールの添削企画をやったからか知らないですけど、プロフィールの書き方について相談を受けることが増えたきたような増えてきてないような。
まぁ、大事ですよねプロフィール。
ただ「プロフィールってどんな感じにすれば良いですかね?」「なかなか良い感じに作れなくて」とか言われても、そもそもプロフィールというのはその人の
ビジネスコンセプト
価値観や信念
ライフスタイル
を凝縮して表現しているものなので「良いプロフィールが作れないのであれば良い人生を送れてないんじゃないですかね」「プロフィールが作れないのはビジネスコンセプトが曖昧だからじゃないですかね」っていう話なんですよね。
ツメツメで160文字ギッシリ書いている人がいますけど、大事なのは引き算でして「あれもこれも伝えなきゃ」ってなってしまうからとっ散らかったプロフィールになるわけです。
Twitterのみでビジネスをしている場合(推奨しませんが)は、ギッシリ書く必要があるかもしれませんが、ちゃんと自分のメディアを持っているのであれば、そんなつめつめに書く必要なんてありません。
企画をしたときに一応プロフィールの作り方的な記事は書いたんですけど、プロフィールはシンプルで良いんですシンプルで。
LP(ランディングページ)の究極は「コピーと申し込みボタンだけ」と言われたりしますが、事前に信頼関係が築けていればゴチャゴチャ書く必要はないわけですよ。
あくまで個人的な感想ですが、プロフィールをツメツメ書いてゴチャゴチャしてる人はビジネスが上手くいってない人です。
あるいは、ブログを運営したりYouTubeを運営したり、何か商品をプロダクトしたり、何かしらお客さんに向けてコンテンツを作ろうともせず、Twitterだけで楽してマネタイズしてやろうと思っている連中です。
だって、他のところで集客とかマネタイズとかが上手くいっていたら、Twitterなんてそんなガチらなくて良いわけですし、頭の良い人はSNSだけでビジネスしないですからね。
僕の今のプロフィールなんてこんなもんですよ。
参考にした(っていうかパクった)のはオバマ元大統領のアカウントなんですが、大事なものとか価値観とか何者なのかがめちゃくちゃ端的で「いや、もうこれで良いやん」ってなったんですよね。
僕の場合はビジネスとしてTwitterを使っているので、リンクを貼ったり固定ツイートを置いたりはしていますが、これは究極のスクリーニングじゃないのかなと思ってずっとこのままにしていますが、明らかに変な人からはフォローされにくくなりましたもんね。
ということで、プロフィールどうすれば良いかなと悩んでいる人は、まずこの順番を知っておいてください。
①自分の仕事や人生経験を
②ブログに書き綴り
③その断片をツイートし
④反応を見てニーズを知り
⑤プロフを仕上げるっていう順番にやれば全てがスムーズに進むはずなのに、なぜか逆からやる人が多いんですよね。
「どんなプロフィールが良いですかね?」
とか言う前にやること、知ることがある。
— ハットリシンヤ|マーケとカメラとイロイロ (@FACTDEAL) October 25, 2021
① 自分の仕事や人生経験を振り返る
冒頭でも書きましたが、そもそも仕事や人生が充実していないと良い発信なんかできませんし、プロフィールを作るなんざもっと遥か先の話です。
で、充実というのは別に「ハッピーでなければならない」というわけではなく、葛藤していても良いですし、苦悩しながら何かにチャレンジしていても良いんですね。
現状維持や停滞ではなく、どんな形であれとにかく人生が動いている状態であれば。
そういう状態でなければ良い情報発信ができないというか、そういったものがないと、誰かインフルエンサーが言っていることのコピーとか本を読んだ感想とかしか語れないですからね。
なので、まずはブレインダンプをして自分の人生、自分自身の価値(感)を見つめ直し、その上でビジョンを掲げましょうということです。
② 振り返った内容をブログに書き綴る
振り返りが終わったら、ブログに書き綴っていくわけですが、その際は過去の経験を生かす方法を考えつつ前を向くことが大事なので、必ずビジョンを含ませましょう。
過去を語ることは有効ですし、人はそこに共感したりはしますが、やはり人を強く求心するのは、これから「何をするのか」「何をしたいのか」「そのために今何をしているのか」というビジョンと実際の行動です。
なので、ブログに過去の経験を書き綴るのは良いんですが、ダラダラと過去の栄光などを語るのではなく「こういう経験があったから今こういうことができている(こういう人の助けになれている)」といったような現在の活躍やビジョンをセットで伝えるようにしましょう。
何もブログが書けないというのであれば、ブレインダンプが足りないか人生経験が乏しいということなので、Twitterは閉じてまずはチャレンジや行動に特化した方がが良いですね。
③ 書いたブログの断片をツイートする
何をツイートすれば良いのかわからない的な話をよく聞くんですが、結局のところ、ここまでの流れができていないからなんですね。
要は、ブログが書けない原因は、自分の人生をしっかりブレインダンプできていない、行動やチャレンジができていないということに尽きるわけです。
で、ブログが書けないということは、テキストの中にも脳の中にも抜粋できるものがないということなので、当然ツイートなんてできるわけがないんですよ。
あるいは、ツイートできたとしてもそれは誰かに向けたものではなく、自己満足の独り言の粋を出ないということになります。
ちなみに、情報発信に慣れている人は、140文字という情報量がどんなものかを感覚的に把握できているので、抜粋しなくても単独でツイートを生み出すことができるんですが、慣れていない人はそう簡単にはいかないんですよね。
まずはザーッと書き出して、削って削って140文字にするということをやっていかなければならなくて、そのためにブログ(YouTubeでも良い)を書くことが必要だということです。
④ フォロワーの反応を見てニーズを知る
ブログが書けるようになるとツイートなんて無限にできるようになります。
そしてツイートをしていると、当然、フォロワーさんからの反応が見えてくるので、反応があったツイートやリプを見ているとニーズが見えてきます。
自分はどんな発信をすれば、どんな人の役に立つことができるのかということが、妄想ではなく現実として知ることができるということですね。
Twitterではアンケートも取ることができるので、そういった機能も使って自分の存在意義を知るというのも有効でしょう。
とはいえ、自分の気持ちを抑えてTwitterが楽しくなくなってしまっては本末転倒なので「10ツイート中7はニーズに応えて3は好きなことを」というふうにバランスは考えた方が良いです。
実際、専門分野のことばかりツイートしているアカウントは堅苦しくて面白くないですしね。
⑤ ニーズに合致したプロフィールを書く
フォロワーさんのニーズがわかったところで、やっとプロフィールが書けるわけです。
要するに「私はこういう人たちのためにこういう内容をツイートをするので、興味がある人はフォローしてください」ということですね。
という話をすると「ハットリのプロフィールテキトーすぎじゃね?」と思われるかもしれませんが、これも僕なりの価値観の提示なんですよ。
それらしくキレイにまとまったプロフィール(誰が言っているか)で判断するんじゃなくて、ツイートやブログ(何を言っているか)で判断してくださいね、そういう本質を見ようとする人だけフォローしてくださいねと。
肩書きとか実績とかを書いて「スゲー」でフォローする人なんていらないですよ、というスクリーニングの一つですね。
なので、今の僕のプロフィールは参考になりません。すみません。
まぁ、でもこれがプロフィールの本質だと思うので、ただ文字を並べるだけではなく、何を書くか、何を書かないか、書いたときのバランスやデザイン性、その目的も全て含めてプロフィールだということ意識しましょう。
あなたの信念や価値観が伝わるのであれば、文字すらも必要ないということです。