どうも、服部(@FACTDEAL)です。
マーケティング系の情報発信をするにも、そもそも「マーケティングとは」がわかってないと発信もできないと思うので、最初にマーケティングについての基本の“き”を話そうと思います。
そこを押さえてさえもらえれば「コツ」もスッと入ってくると思うので、前半はマーケティングについて、そして後半はマーケティング系やビジネス系の情報発信をしていきたい人にコツをお伝えします。
もちろん、このマーケティング論は僕独自のものなので、模倣してもらう必要もありません。
が、仮決めでも良いので、自分なりの「マーケティングとは〇〇だ!」という軸を定めて発信はしていった方が良いです。
何度も言っていますが、ビジネス的な基本概念を言っておくと「マーケティングとは優良顧客だけを継続的に獲得する仕組み」です。
優良顧客というのは新規客だけではなくリピート客も含みます。
なので、多数の厄介な人間を引き寄せる炎上商法などはマーケティングと呼ぶにはあまりにダサい手法なんです。
まぁ、マーケティングの概念には諸説あって、いろんな人がいろんな概念や定説を唱えているので、その中で自分がしっくりくるものを信じてもらえれば良いんですが。
あくまで「僕的にはこうです」というだけなので。
また、プライベートも含めた概念を言うと「マーケティングとは相互理解」なんですね。
自分のこと(特性)を知り、相手が求めていること(願望)に対してできることをやるというのが良い人間関係を築く最良の方法であり、これはビジネスに置き換えると自分(のリソース)と相手(のニーズ)の結婚です。
自分を知り、相手を知り、自分ことを知ってもらい、相手のことをさらに深く知り、自分のことをさらに深く知ってもらう…というスパイラル。
お互いにこの努力をし続けることによって、ビジネス的な概念である「優良顧客だけを継続的に獲得する」が可能になるわけです。
ブランディングやポジショニングは副産物として付随してくるものなので、まずは相手の気持ちを知りましょうと。
優良顧客の定義とは
じゃぁ、そもそも「優良顧客とは?」という話なんですが、この定義を自分でちゃんと決めて商売をしている人って意外と少なくて。
それどころか「フォロワーが多い人がエラい」みたいな時代になって、無差別に不特定多数の見込客(やフォロワー)を集めることがマーケティングだと勘違いする人が後を断ちません。
その証拠に、Twitterでは「批判されてからがスタート」「アンチが現れたら一人前」という謎の理論が提唱され、いつもどこかで販売者と消費者がもめていますし、そこに第三者も入り込んできてカオスになっていますよね。
と、ここまで読んでもらえればわかるように、優良顧客というのは言ってしまえば「賢いお客さん」のことです。
もちろん、ここで言う「賢い」というのは勉強ができるという賢さ、つまり「学力」のことではなく「地頭が良い」ということです(常識レベルの学力は必要ですが)。
もっと具体的に言うと、感覚的でも良いので「マーケティングを理解しているお客さん」です。
賢いマーケターが消費者の行動心理を理解している人だとすれば、賢いお客さんというのはマーケターの手口を把握している人だということですね。
マーケティングを布教する表向けの理由
僕は普段から
賢いお客さんを相手にしましょう
民度の低いお客さんは相手にしないように
そのためのスクリーニングをしっかりしましょうと言っているわけですが、なぜこのようにマーケティングをする必要があるのか、そしてなぜそれを伝える必要があるのかについて。
マーケティングを布教する表向きの理由ですね。
布教をすることによって情弱が減りますし、詐欺の被害に合う人も減るので、そのためにマーケティングやそれらのテクニック、手口(マインドコントロールや洗脳に至るまで)包み隠さず発信しているんですね。
ただ「詐欺を撲滅したい」だとか「情弱を救いたい」だとか、そういった信念や大義があるのかというと、ぶっちゃけありません。
いや、そういった信念や大義があった時代もありましたし、目に入れば今でも何かしら力にはなっているんですが、いくらがんばったところで健全化は不可能じゃないですか。
インフルエンサーやカリスマを目指しているわけでもないですし。
マーケティングの知識を得て賢くなれるようなブログやツイートがそういう人に届けば良いなとは思いますが、楽して稼ごうとして騙されるような人の人生にイチイチ寄り添っていられないんですよ。
というか、この騒乱の時代において不勉強な人は貧しくなっていくしかありませんし、それを個人の力では止められません。
そんなことよりも、近くのお客さんのためだったり、ビジネス仲間のためだったり、将来ビジネスに取り組む子どものためだったり、やることが他にたくさんあるんですね。
マーケティングを布教する裏テーマ
じゃぁ、なぜマーケティングに関する発信を止めないのかというと、結果的にビジネスが楽チンになるからです。
世の中には真逆の考えの人もいますよ。
情報の価値がなくなるだとか、無料で何でもかんでも出してしまったらマネタイズができなくなるだとか言う人もいます。
ただ、そんなことはないんですよね。
マーケティングの手口を知ってくれた賢いお客さんと商売をするのってめちゃくちゃ楽なので。
こちらのマーケティングの手の内を知ってくれているわけですから、煽る必要もありませんし、心理誘導をする必要もないどころか、仮にそういったテクニックをあえて盛り込めば「これはこういうテクニックですね(ニヤリ)?」と楽しんでもらえます。
お客さんにとって、プロモーションやセールスを受け取ることすらも学びやエンタメとなるわけなので、こんなに良い関係性はありません。
で、結果的に衝動的ではなく商品やサービスの価値だけを論理的に見て購入してくれるわけですから、クレームも起きようもなく、かなりノンスストレスなビジネスができます。
まさに「優良顧客だけを継続的に獲得する仕組み」ですね。
そのためにマーケティングの情報や自分が実践しているマーケティングの裏側も全てさらけ出すわけです。
マーケティング系報発信のコツ
ということで、これからビジネスをする人、特にマーケティングやコンサルティングを生業にしようと思っている人は、戦略や手の内を包み隠さずガンガン発信しちゃってください。
情報発信する際に「私が発信することなんてすでに誰かが発信してるし…」とネガティブになる人も多いです。
が、ネガティブになる必要はないですし、他の人が発信している誰もが知っているようなことを発信しても全然かまわないということが、今回話した内容からわかっていただけたかなと。
SEOでアクセスをガンガン集めてアフィリエイトを…というのであればキツイですが、深く狭くお客さんと接するビジネスをしようと考えているのであれば、少ないアクセスで良いですしSNSでカバーすれば良いんです。
そこから実際にお客さんと接することで、自分だけのマーケティングやコンサルティングを語れるようになりますから。
そして、それがアクセスを集められるオリジナルの記事となり、それを体系立てたものがコンテンツになるんですね。
一番ダメなのは、他の人が発信している誰もが知ってることを有料で販売してしまうことです。
僕も最初は本で学んだようなことばかりをブログで発信していましたが、それでもその内容を知らない人がそれを読んでくれて、無料のサービスに申し込んでくれたりしました。
で、お客さんとリアルでやり取りする中で、僕自身も「机上の空論ではないマーケティング」を学んでいったんですね。
マーケティング系の情報発信をする際はこの流れを意識してください。