どうも、服部(@FACTDEAL)です。
PDCAってあるじゃないですか。
これをしっかりルーティン化することで成果に辿り着くことができるので、仕事に限らず、ダイエットやスポートなど、あらゆる場面で大事だと言われています。
いわゆる「目標達成のサイクル」ですね。
で、PDCAに関しては、たまに記事のテーマにしていて、より具体的にブレイクダウンしたものはこちらで解説しました。
PDCA(PLAN、DO、CHECK 、ACTION)だけだと、一つ一つのフェーズというかテーマが大きすぎて、結局何をすれば良いのかわからないという人も多いので。
コンサル会社や営業会社では似たようなサイクルを教え込まれたりするので、多少の違いはあれど、何となく見たことがある人も多いかもしれません。
これはこれで、システムとして組み込んでもらうとして、今日はもう少し抽象度の高い話を落としこんでもらおうかなと。
要は「向き合い方」みたいなもので、この基礎を押さえているかいないかで、行動量やスピードが格段に変わってくるので、ぜひメモだけでも取っておいてください。
❶ 目標には強いモチベーションを
これを絶対に達成してやるという目標があった場合、とにもかくにもモチベーションが最重要になります。
モチベーション(=動機)、つまり、それを達成しなければならない絶対的な理由がなければ、人は3日間すらがんばれません。
やってもやらなくても良いことに対して、人は本気になれないんです。
なので、モチベーションがないものを目標に掲げても、途中で投げ出してしまう可能性が大きいので、目標に掲げてはいけません。
あるいは、他人のライフスタイルを自分の目標だと錯覚してしまうのも危険です。
良い生活をしたいとか、良い車に乗りたいとか、セレブに見られたいとか、キラキラしているように見られたいとか、テンプレ的なやつですね。
そういった、自分の魂が本気で求めていないものは続きません。
で、ここで注意しなければならないのは、モチベーションは強さと同じくらい数量が必要だということです。
どれだけ強いモチベーションを持っていたとしても、それ一つだけだと、それがなくなってしまったら全てが終わってしまうからです。
なので、1つや2つモチベーションがなくなっても支障がないよう、最初から幾つも用意しておき、何なら「オレはこのためにやっているんだ」という理由、動機は日々の取り組みの中で増やしていきましょう。
テンション(やる気)とモチベーション(やるべき理由)を混同している人が多いんですが、当然、テンションは起伏が激しく、出現したり消えたりするものであり、固定的にあるモチベーションとは全く違うものです。
くれぐれも「モチベーションがある」ことと「テンションが上がっている」を勘違いしないように、ということですね。
また、純粋にプロセスが楽しいとかであれば、モチベーションは気にしなくてもOKです。
目標達成云々関係なく、それをやっていること自体が楽しいのであれば、それに勝るものはありませんし、モチベーションがないとがんばれない人とはレベルが違ってくると思います。
動機や努力といったものに左右されず、淡々と続けられるわけですから、意識して努力している人が勝てるわけがありません。
そういうものが見つかると最高ですし、やっているうちにそういうものに変わっていけば超ラッキーです。
❷ アイデアや発想は自由に
目標はバカげたもので良いと言われたりします。
人に笑われるくらいにデカい方が良いと言われますし、巷の自己啓発本には大体そう書かれていますし、胡散臭いXのアカウントもみんな同じことを言っています。
最終的な目標としては全然良いと思います。
例えば、「世界中の人を笑顔にしたい」みたいなものでも良いと思うんですが、それを目標として掲げてしまうと何をすれば良いかわからなくなりますし、周りの人も応援しにくくなります。
なので、目標は「少し無理してがんばれば1年で達成できるもの」くらいのものが良いですね。
そして、その目標達成のために何をするのかというアイデアや発想に関しても同じで。
意味不明すぎてはダメですが、かといって小さく縮こまりすぎるのもダメで、「少し無理してがんばれば実現できるもの」くらいが良いです。
まずは、現実的、非現実的といったライン引きはせずに、出たものは全てリストアップし、それが可能かどうかは予算や人脈などのコストを考慮し、仮説を立てた上で決めれば良いんです。
ここのアイデア次第で、この後のアクションプランが決まってくるので、できるだけ否定的にならないよう、アイデアは出し切りましょう。
どうしても縮こまってしまうという人は、誰かと一緒にアイデア出しするのもあるです。
❸ 仮説は大胆に
今回は抽象度の高い話なので、ここでも「大胆に」なんてフワッとした言葉を使っていますが、少しだけ具体的に言及すると「赤字にならなければ」、あるいは「想定内のコストに収まれば」、仮説は攻めても良いということです。
言ってしまえば、前項で出したアイデアを遂行した場合にどうなるかを考えるのが、この仮説のフェーズです。
なので、ここも消極的に考えてしまうと中途半端な攻めになってしまい、後々後悔します。
例えば、慎重すぎる仮説を立てたばかりに、本当は100万円の広告費を使えるところを30万円しか使わなかった、結果もイマイチだったとなったら、何してるんだって話になりますよね。
安い情報商材を買い漁って何も問題解決しなかったけど、使った合計額くらいのコンサルを受けたら一発で問題解決した、みたいなパターンも同じです。
仮説を定説にするのも自分次第だったりするので、「これだけお金を使ってこのアイデアを遂行すればこれだけの成果が得られるはずだ」という仮説は、大胆に立てて攻めましょう。
フリーランスなど、いわゆる組織に影響を及ぼさないスタンスでビジネスをしている場合、立てた仮説を正解にするのか不正解にするのかは、自分次第なところが大きいです。
というか、何としてでも正解にする気概が必要だったりしますよね。
❹ アクションプランはシンプルに
目標をてて、アイデアを絞り出し、仮説を立て、次は実際に行動に移していくわけですが、いろんなアイデア、仮説が出たからといって片っ端から実行していってはダメです。
やることが多すぎると、全てが中途半端に終わってしまい検証ができなくなってしまうので。
検証というのは、全力やりきったからこそできることであり、中途半端に実践したことは検証できないわけです。
なので、アクションプランはあれもこれもやって中途半端にならないように、全力でできて、かつ進捗を把握でき、即座に修正できるくらいの数に抑えておきましょう。
基本は1つ、多くても3つまでが良いですね。
で、他のアクションプランは切り捨てるのではなく、タイミングを見て次回以降に回すという考えでOKです。
❺ 行動は大量に
前項につながるわけですが、成果を出すため、また正しく検証するには全力、つまり大量行動が必要です。
雨漏りの穴を見つけるためには、小雨ではわかりません。
大量の雨を降らすことで、やっと穴を見つけられるわけですし、雨を降らし続けることで、全ての穴を見つけることができ、全てに対応することが可能になります。
逆の人がめちゃくちゃ多いんですよね。
ビジネスは「目標とプロセスをシンプルに、そして行動は大量に」が基本なんだけど、真逆の人がめちゃくちゃ多い。
達成できない目標を一度にいくつも立て、プロセスも複雑化し、優先順位や重要事項を見失い、行動はごくわずか。
いつまで経っても目標を達成できない人ってこれだから気をつけて。
— 服部慎也 (@FACTDEAL) February 2, 2023
目標やプロセス、アクションプランの数が多く、複雑であればあるほど行動できなくなりますし、結果として成果から遠のいていくので気をつけましょう。
❻ 検証(振り返り)は定量的に
めちゃくちゃ大量行動してがんばったのに、何をどのくらいがんばってそうなったのか、次は何をどうすれば良いかを、一切数値化できない人は少なくありません。
これ、めちゃくちゃもったいないんですよね。
・ブログを3記事書きました
・YouTubeを3本アップしました
・メルマガを2回配信しました
くらいまでは把握はできているんですが、「で?」っていう。
そもそも目標があやふやなので、何のためにブログを書いているかが分かっていない場合は多いです。
例えば「ブログを〇記事書いたら、〇PV発生し、メルマガに〇人登録があるので、商品が〇個売れるはず」という仮説があれば、数字を見ながら検証できるんですが、目標が「今週はブログを〇記事書きます」だけだと、書けたか書けなかったかしか検証のしようがないですよね。
そうならないように、事前に数字を詰めておくことが大事です。
何のために何をするのかは、「もうこれ以上掘り下げられない」というところまで、最初に掘り下げておきましょう。
ここを複雑化しないためにも、アクションプランはシンプルにした方が良いということですね。
❼ PDCAは仲間や師匠とシェア
個人的にはモチベーション同じくらい最重要なのが、この「誰かと検証する場」です。
これを言ってしまうと元も子もないかも知れませんが、自分の立てた目標、出したアイデア、仮説、アクションプラン、検証なんて、たかが知れているんですよ。
要は、自分一人でやることなんて、客観性も乏しく、独りよがりなものだということです。
経験を積むことで人並み以上に客観性を持ち、広い視野、複数の視点で事象を捉えられるようになりますが、基本的には自分の頭にある範囲内、狭い価値観でしか処理できません。
これは、自分のコミュニティ(オンラインサロン)でも検証済みで、毎週PDCAを回し、目標も結果も他者と共有している人はガンガン収入を上げていっていますし、PDCAサイクルがない人は横ばいのままです。
もちろん、自力でPDCAを回して収入を上げていっている人もいますが、ごく稀です。
1週間ごとに第三者とPDCAを検証する場を持つというのは、強制性やケツ叩きという側面も大きいですが、自分一人では出しえないアイデアや問題解決策が毎週積み重なっていくという価値は相当大きいです。
もし、そういう場がないのであれば、(場所は吟味する必要はありますが)早急に確保した方が良いです。
成長速度が全く違ってくるので。
ということで、これまでのPDCAはレベルが低かったな…そりゃ成果出るわけないよなということに気づけた人は、今日からガラッと変えていきましょう。
ネット上には、各分野ごとにいろんなノウハウが転がっていますが、それを使って成果を出せるか出せないかは、こういうった基本を押さえているかどうかにかかっているので。