どうも、服部(@FACTDEAL)です。
よく質問される内容で、「SNSのフォロワーがいればリストいらなくないですか?」というものがあるんですが、これは正解でもあり間違いでもあるんですね。
確かに、リストがなくても一定数のフォロワーがいれば同じようなことができてしまいます。
正しくターゲッティングされていて、反応が見込めるフォロワーが集まっていれば、例えば「セミナーをします」と言えば参加者が集まりますし、コンテンツを販売すれば売れますし、コンサルを募集すれば申し込みがあります。
しかも、マネタイズまでの流れはリストマーケティングよりもスピーディーです。
さらに言うと、質問や相談などもリプライ等で密にコミュニケーションを取ることができ、それがレビューになるので、速やかに見込み客の不安を解消できるというメリットがあります。
そういった意味では「リストなんかなくてもOK」と言えるでしょう。
ただ、SNSはあくまでオープンの場におけるコミュニケーションツールなので、リストマーケティングの枠を飛び越えてブランディングの効果の方が強く表れます。
で、このブランディングというのは「良くも悪くも」という面があって。
良い評判が一気に拡まればそれが信用になるので、ビジネスにおいてかなり有利になりますが、同時にアンチの取り込みを防ぐことは難しいので、発展途上の段階でタチの悪い(影響力のある)アンチに絡まれると、一気に転がり落ちるというリスクを孕みます。
要するに、SNSマーケティングはリストマーケティングに比べてスクリーニングの難易度が遥かに高いということですね。
だからといって、「今すぐSNSマーケティングはやめましょう」と言いたいわけではなく。
ただ、垢BANのリスクやLINEの規制などを見てもわかるように、原理的に言ってもメルマガ以上の安定性を持つ媒体はあり得ないので、SNSはあくまで余力でやりましょうということですね。
SNSマーケティングは誰でも取り組める手軽さがある反面、それに伴って上記のような多くのリスクがあることも把握しておきましょうと。
ということで、今回は「じゃぁリストマーケティングにはどんなメリットがあるの?」についてですが、基本的にはメリットだらけなので、やらない理由はないです。
❶ 余裕を持ってビジネスができる
もうね、リストマーケティングの最大のメリットはこれで、要するに「マネタイズの再現性」なんですよね。
SNSの場合、ぶっちゃけフォロワーに対するアプローチにおけるマネタイズの再現性や安定性は限りなくゼロに近いです。
よほどの有名人であれば
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とかで売れてしまいますし、理想ではありますが、じゃぁ一般人が同じ方法で毎回一定以上のマネタイズを再現できるかというと、まず不可能です。
常に最新投稿をチェックしてくれる信者がいる
よく吟味せずに購入してくれる信者がいる
思考停止で何でも拡散してくれる信者がいる
といったように、信者(熱烈なファン)が相当数いて、しかも増え続けていなければ到底再現できません。
しかも、冒頭でも触れたように、下手をこいたら悪評も一気に拡まって、瞬く間に信者は離散してしまいますし、それ以降、信者に変わるようなフォロワーが増えることは絶望的です。
SNSは、フォロワーが少数の間は労力に対するリターンが小さい上に見込み客の流動性が激しく、広告と違ってリターン効率を計測しにくいため、ムダやリスクが発生しやすいんですよね。
一方、メルマガでは、クローズドの場にあなたの情報や商品、サービス、あるいはあなた自身に興味を持ってくれた人だけを囲い込むことができます。
しかも、全て計測可能なので
メルマガ登録数
予約数
成約率
リピート率
といった「数字」を修正すれば良いだけなので、限りなく少ないムダやリスクで再現性の高いマネタイズすることが可能になります。
もちろん、メルマガはプッシュ式のメディアなので、「たまたま目に入ったから…」という不確実性の高いSNSと違い、一連のプロモーションを見落とされる確率も低くなります。
要するに、自分のテリトリーの中で全てコントロールができるので、「こうすればこうなる」という仕組み化が容易なんですね。
ビジネスにおいて、「こうすればこうなる」という要素を持っていれば持っているほど収益は安定しますし、ビジネスに余裕ができ、イコール違う部分に投資ができるようになったり、発信にエッジを効かすことができるようになったりします。
例えば、リストがあるからこそ、結果としてSNSでは何も恐れずエッジの効いた発信ができたりして、それがブランディングにつながるわけですね。
Youtuberの収益源がYoutubeのみだった場合、規約違反や垢BANを恐れてエッジの効いた動画配信ができないですが、ブログなど他の収益源があったら自由奔放にでき、結果としてYoutube収益も増えるみたいな感じです。
余裕を持ってビジネスがしたい
好きなことに注力したい
突き抜けたポジショニングがしたい
という人は、メルマガを使ったリストマーケティングをしないという選択肢はないのです。
SNSでは、フォロワーを増やすのを必死で、金太郎飴のような発信をし、金太郎飴のような企画をし、金太郎飴のようなポジショニングをし、金太郎飴のような商品の売り方をしている人をよく見かけると思います。
リストを持っていない人たちは、フォロワー数による権威性の獲得と、それに飛びつく流動性の高い情弱リスト収集が命なので余裕がないんですよ。
精度の高いリサーチができる
良い商品やサービスを提供するためには、良いリサーチが必要です。
各種SNSではアンケートを取ることができますし、それ自体は有意義なシステムではありますが、基本的には選択式なので、それ以上に(潜在的な)ニーズを掘り下げるのは難しいんですね。
そうなるとリサーチの精度は落ちますし、その情報を元に商品企画や商品開発をしても満足度の高い商品を提供することも難しくなります。
それもメルマガのリストに対してだと簡単にできてしまいます。
例えば、プレゼントを条件にアンケートに答えてもらったり、プロモーションに参加してもらい、その中でアンケートを取ることでニーズに沿って商品のクオリティを上げていくことができます。
予約を取ってみて、数値結果が想定値以下であれば別の路線で商品企画をやり直すこともできます。
ちなみに、リサーチの精度と商品の満足度を高めるために特殊なリサーチ方法もあります。
それは何かというと、商品の概要だけ提示してから、商品に興味がある人や「自分に適した商品が欲しい」という人だけを“この指とまれ方式”で無料コミュニティに招待し一緒に企画会議をするんですね。
一緒に、商品の価格や提供形式(オンラインサロン、コンテンツ、コンサル、グループコンサル、セミナー)などを決めていくと。
といったように、リサーチの精度を高めようと思えばいくらでも高めることができるというのがリストマーケティングの第二の大きなメリットです。
❸ 属性の切り分けができる
SNSでは、別垢をつくらない限りフォロワーの属性を切り分けるのは難しいですよね。
アカウントAではマーケティング系
アカウントBでは起業系
アカウントCでは健康系
といったように、1人でやるとなると運営の手間がかなり増えます。
しかも、メルマガのように読者に情報を直接届けて確実に読んでもらうということができないので、時間とともに消えていく刹那的な発信をし続けなければなりません。
しかし、リストマーケティングにおいては、バラバラの属性の読者を集めたとしても、途中で切り分けることができるんですね。
それこそ、この指とまれ方式で「〇〇の情報に興味がある人はこちらに登録してください」と。
で、切り分けた後のメルマガ配信はステップメール化してしまうこともできるわけですから、複数の属性の読者にリアルタイムで常に配信しなければならないということもありません。
もちろん、その後合流してもらうこともできますし、スポット的にこれはメルマガAだけ、これはメルマガBとCに、これは全体に…というふうに発信したい情報を発信したい属性にだけ届けることができます。
まぁ、これに関しては後々の施策になりますが、細かく切り分けたニーズや属性が合致していればしているほど、「これは私のための商品だ」と思ってもらえるわけなので高単価のバックエンド商品も売れやすくなります。
リストマーケティングは奥が深いので、なかなか全てを伝えることは難しんですが、今回はとりあえずよく聞かれるSNSのフォロワーと比較した場合について書きました。
ステップメールの運用を含めたリストマーケティングについては、下記でも書いているので、ぜひ参考にしていただければ。